実は私はボージョレー・ヌーヴォーは嫌いでした。ボージョレー自体はドメーヌを選べば、おいしいものも多く、白も珍しさも手伝って安い割りに好きでした。しかしヌーヴォーは、ぶどうジュースだかワインだかわからないような中途半端な味で、独特のガメ臭さが鼻につき収穫の感謝の意味で飲むのならかまわないと思いますが、味わって飲みたいとは思いませんでした。しかしこのドミニク ローランのボージョレー・ヌーヴォー2009は感動です。よく味わえば確かにガメの味だと思いますが、果実味がとてもあり、濃く味わいも豊かです。明るいルビー色とこの果実味はブラインドで出されたらサンテミリオンのメルロと思うかもしれません。調べていませんが今年は出来が良かったのでしょうか?ヌーヴォーを見直すいい機会になりました。皆さんはもう飲まれたのでしょうか?*ボージョレーは赤だけでなく白もロゼも法律上作れます。
雨上がり、虹が見えました!
富山市婦中町に買い物に行ったとき素晴らしい虹を見ました。円弧も半円で色もくっきり、しばらく眺めていました。虹を眺めたのはどれくらいぶりでしょう。言ってしまえば唯の自然現象なのですが何か得した気分です。普段下ばっかり見ながら生活しているので、たまには上を見てみたいと思います。またいいことがあるかもしれません。ともあれ帰ったらOver the Rainbowでも聞きましょうか!
先日、フジ子・ヘミングのソロコンサートに行ってきました。久しぶりのコンサートでとても楽しみにしていました。しかし富山駅近くの大きなホールに行ってびっくり!席はなんと4階の一番前、立って何かあったら落ちそうです。高所恐怖症の私は座ったきり動けずピアノどころではありません。誰がこのホールを設計したのでしょう?人間工学を無視しています。しかし、休憩が終わりバッハの曲になったところでやっとピアノが私に響いてきました。バッハは以前グレン・グールドで聞いていましたが、好きなのかもしれません。何とか最後のラ・カンパネラまで聞き終え幸せな気分で家路に着くことが出来ました。
この時期、毎年、庄川鮭まつりに行きます。4年前初めて来た時、遡上する鮭のパワーに圧倒されそれ以来毎年来ています。ヤナで遮られ水路で導かれた鮭は選別するため大きな網で掬い上げられこの選別場に入れられます。その時鮭が暴れ水しぶきが飛び近くに寄れません。4kgほどの鮭のどこにこのパワーがあるのでしょう。傷ついている鮭がいます。イクラが散乱しています。こちらも目が釘付けです。しばらくして選別が終わり落ち着くといつもどうり静かに川は流れています。しかしよく見ると、多くの鮭が上流を目指していました。