杉や松などの針葉樹は年輪の硬軟が大きいため、砂磨きすることにより年輪を際立たせることが出来ます。そしてその技法は、過去に有名な作家が手掛けています。
無論、私にはそんな作品を超えることなど出来る訳もありません!
しかし、私なりの解釈でこの技法を用いることはできるかもしれません。
栂(つが)という木の波打つような木目が気に入ったので小卓を作ってみました。
砂磨きをした後、普通は、生漆で拭き漆をするところ、私は顔料の入った漆で色を付けてみました。
結果、砂磨きの凹凸の表現は十分でなく課題は残りましたが、それなりの味は出たと思っています。
また、違うアプローチを考えたいと思います。