ポモー・ド・ノルマンディーのババ

ババは何度か食べています。このブログでも書いたことがありますが、ブリオッシュなどの生地にお酒をしみ込ませた大人のお菓子の印象です。そのときはオレンジのババでそれにあわせてコアントローが使われていました。
ここではポモー・ド・ノルマンディーが使われています。しかもデザートワインとして出されたポモー・ド・ノルマンディーをそのまま生地にかけてデセールを完成させてください、とのことです。なかなか粋な演出です。リンゴ風味のお酒がリッチな生地にしみ込みデセールらしい濃厚な味わい。添えてあるのはフロマージュブランのエスプーマとラムレーズンのアイスクリーム。
やっとここまでたどり着きました・・・酔

大山鶏のコンフィの炭焼き、たまねぎとトマトのエチュベ

普通、私はレストランで鶏は食べません。しかしワイン会という予算の都合上これは仕方のないことなのかも知れません。でも今回は楽しめました。
一つは大山鶏という銘柄鶏ということ。そして、コンフィを施した上に炭焼きされていること。その為、香ばしいパリッとした食感と臭みのない味わいでした。鶏を食べない内のが完食したことが証明していると思います。
しかし、更に感心したのは付け合せ、鶏の奥にある万願寺とうがらしではありません。これも大きく歯ごたえよく美味しかったのですが、その下です。たまねぎとトマトがエチュベしてあったのですが、野菜の甘みを十分引き出してあり流石と思わせる仕事ぶりに感心しました！
合わせたワインはサンセールの赤、実は（私としてはとても恥ずかしい）サンセールに赤があるのをこの時まで知りませんでした。後に調べたら赤もロゼもＡＯＣでは認められています。しかもピノノワールで作られとても美味しい！知らなければシャロネーズ辺りのワインというかもしれません。

スズキのエスカロップとゴーヤの入ったクロッカン

皿にスズキの薄切りを並べてそのままサラマンダーで火を通したとのこと。丸い筒は春巻きのような皮で出来ており中にはゴーヤ、ミモレットのチーズなどが入っています。
スズキはポワレにすることが多いのですが、このような料理は初めてです。浅い火入れの切り身がオイル、ハーブとフォンの旨みをプラスしてバランスよくなんともすがすがしい味わい。
シェフが初めて使ったというゴーヤは苦味は残してありましたがソースに使われたハーブの延長にコントロールされており、いいアクセントになっていました。
合わせたワインはサンセール、普通は青臭いのですが、とてもきれいで上品な酸を持っていました。

赤ピーマンのムース、ココナッツミルクの泡

赤ピーマンののムースがトマトのコンソメのジュレに挟まれており、白いのはココナッツミルクの泡です。このムースは前菜ではよく出てきますが、滑らかで上品な味わい。付け合せは色々なトマトの青柚子風味のかわいいサラダ。
これに合わせたのはスパークリングワインにマンゴーや杏などの季節のフルーツのジュースを合わせたアペリチィフ。夏に相応しいさっぱりとした飲み口。

ワインの集い

久しぶりに金沢のワイン会に出かけました。今回もワインと料理のマリアージュをよく考えられた会で楽しめました。
ワインは今迄飲んだことのない美味しいワインとの出会いがあったり、料理も新しい切り口で提案されました。
その為か、予想通り飲みすぎてしまいました！