うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

リ・カッチキ

2012-01-16 19:59:26 | 旅行
今日は、能登半島まで遠出をしました。帰りに疲れたのでカフェによりケーキと紅茶を楽しみました。七尾湾に面したこの店は気に入って何度か来ています。海に面してガラスが広く取られ天井も高いので眺めが綺麗です。店内はモノトーンでまとめられています。こういうインテリアをシンプルモダンと言うのでしょうか。間接照明も気が利いています。 
頂いたケーキはリ・カッチキと言います。フランス語とは思えないので調べてみました。活地気(カッチキ)米と呼ばれる能登産の米を使ったムースだそうです。アプリコットの酸味が利いて甘さは抑え目で上品なケーキでした。
今回の遠出の目的は能登牡蠣を食べることでした。七尾西湾で養殖された牡蠣を殻つきのまま焼いて食べてきました。材料がよければシンプルな料理が一番です。割りに大粒でしたが、気がついたら二人で20個以上食べていました。
その後、近くにワイナリーがあるとのことで足を伸ばしました。周辺で栽培されているワイン用葡萄からここですべて醸造されているそうです。基本的に品種ごとに作られていて10種ほど試飲することが出来ました。
以前、ワインを趣味にしていましたので、担当の方と醸造方法や品種など話しこんでしまいました。2005年に出来たワイナリーなので葡萄の木も若くこれからが楽しみです。
こうしてみると形はいろいろですが、この地区の人々が、気候風土を生かして作物を栽培し商品化しようという試みが色々なされているようです。今日は改めてそんな試みに気づきながらその味覚を十分楽しむことが出来ました。願わくばその試みが、補助金漬けにならないことを祈ります。
リ・カッチキのケーキを食べながらそんなことを考えました。
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