うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

玉響

2011-04-26 22:48:51 | 釣り
夕焼けです。
水面にも映りこんできれいに見えます。しかし、私は別に、夕焼けを撮りに来たわけではありません。
もっと太陽が高いうちからこの川にルアーを投げ続け、あたりを待っています。しかし生物反応はありません。外道の山女でもウグイでもスレでもいいから何か魚を釣りたいと思います。
たまに竿が大きく曲がったかと思うと根掛かりだったりします。獲物としては大物かも知れませんが地球を釣るには、この22ポンドのラインでは非力すぎます。
”1匹釣ればその釣りの大半は終わっている”と、かの開高健先生は言いました。だとすると釣れなくてもその過程であると言えるはずですが、心は晴れません。
私の釣りは、ほとんどこのまま終わります。釣りでなくとも楽しいこと、嬉しいときは玉響でしかないのですが・・・・
そういえば、この夕焼けの美しさも玉響でしょう。
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再訪、向野江戸彼岸

2011-04-25 19:41:34 | 
昨年、初めて見たときその孤高な姿に感銘を受け毎年訪れたいと思っていました。また、その桜に会うことが出来ました。
実は、先週も見に来ていました。しかしながら満開には少し早かったので今年二度目の訪問になりました。やはり、気高くそして力強い姿です。
以前にも書いたように、東京にいるときは青梅の梅岩寺のしだれ桜を毎年見に行っていました。
何故、毎年同じ桜を見に行きたいのか最近、考えます。
美しいのも、春を迎えた喜びもあるでしょう、ですが別の理由がある気がします。
桜を基準に、自分の歳の重ね方を確認しているのかも知れません。
桜におよばないにしても、いい年の重ね方をしたいものです。
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春の訪れ

2011-04-18 20:25:04 | 日常
仕事場の窓から中庭が望めます。そこに紫の木蓮があります。どれ位前からでしょうか、蕾が膨らみ始め日に日に大きくなっていき、先週大きな花を咲かせました。冬の間、枯れたように動きのなかった木蓮ですが、最近の変化は目を見張るものがあります。
同じような変化は様々なものに及んでいます。仕事場への道すがら、ついこの前まで日陰に雪が残っていたのに、あちこちに様々な萌芽が現れ、どんどん地面が緑で覆われていきます。蕗の薹、蓬、水仙、名も知らない小さい花など、姿を現し成長する、そして花をつける、そんな春の発見が、毎日とても楽しみです。
そんな、春の発見の楽しさ、喜びを最も具現化したのが、桜でしょう。
桜が咲きました。春になりました。
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銀化山女

2011-04-11 20:24:21 | 釣り
今年も、サクラマスに会うため川に通っていますが、なかなか会うことが出来ません。
この美人に会うため、寒さに震えながら竿を振っていると他の客に会うことがあります。ウグイ、山女、にじます、釣ったといえるかどうかわかりませんがコウモリがかかったことがあります。
飛んでいてたまたまルアーにぶつかったのでしょうか?今まで長く釣りをしていますが、コウモリを釣るほどの名人に会ったことはありません。
最近、山女がよく釣れます。手のひら位の(18cm)大きさしかないのに14gのスプーンに果敢に飛びついてきます。この時期の特徴として山女特有のパーマーク(斑紋)が消えかかっています。
調べてみるとこれが”銀化”と呼び海に下る準備だそうです。前にも書いたようにサクラマスは山女の降海型なのでこの固体も、大きくなってサクラマスになりまた生まれた川に戻ってくるのかも知れません。
ですから、この山女を釣った時は、いつも美人との再会を願いながら大切にリリースしています。
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名残の庭

2011-04-03 03:19:50 | 旅行
チェックアウトした後、荷物を宿に預け近くの寺などを散策してきました。長い石段を登ると林の中にひっそりと御堂や石塔などが立っていました。
疲れたのでロビーで休んで其処から中庭を眺めていました。渡り廊下が見えます。春とはいえまだ寒く庭は少し寂しい気がします。しかし程なくして花も咲き始めると思います。そんな季節が移った頃また来たいと思いました。
いい旅でした。帰るときそう思うのはいい旅館だった証拠でしょう。見方を変えると気持ちはもう仕事に戻っているのかもしれません?
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