うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

oeuvre

2025-01-04 23:37:33 | 日常
オードブルは元はフランス語で前菜の意味ですが、すでに広辞苑にも載る日本語となっています。さらに、リッチな食卓となればオードブルの皿数は増える傾向にありその重要性は増すばかりです。
しかしながら言葉の成り立ちまで考えた事はありませんでした。
新聞のコラムにオードブルの語源について書いてありました。
その中で、オードブル(hors d’oeuvre)は「作品の外」が原義とされていて、さらに後半のoeuvreは「仕事」や「作品」の意味で、ラテン語のoperaから生まれた語だそうです。
正月を迎え、今年も自分なりにoeuvreを作っていきたいと思います。

寒い中、川の堤防を散策して来ました。木の葉は落ちて土の感触も柔らかく、川の流れも穏やかでした。
一言で言えば静謐でしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石段に積もった落ち葉

2024-12-04 23:53:35 | 日常
高校生の時、校庭にイチョウがありました。
春は瑞々しい青葉、秋は鮮やかな黄色に染まります。大きな木なので校舎の窓からもよく見え、勉強もせず、ずっと眺めていたのを思い出します。
紅葉を意識した最初でした。

近くに、紅葉のきれいなお寺があると聞き出かけました。
車を停めて、境内の方向を眺めると、赤いモミジが大きく広がっています。その中で、ひときわ高く黄色いイチョウも見えました。
白い猫が、出迎えに来てくれました。
石段がありのぼり旗も見えます。上がった所にお堂があるようです。
落ち葉を踏みながら上がります。鐘撞堂までくるとモミジやイチョウだけでなく大きなクスノキが、力強く太い幹を何本も広げていました。参拝をして、しばらく境内を歩き、その風景をスマホに収めました。
そのなかで、私が最も撮りたかったのは、石段とその場所に積もった朽ちた葉の姿でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

閑乗寺公園

2024-07-26 23:25:42 | 日常
ふと、この地を離れる前日に、この場所に来てみたくなりました。
散居村の風景が眺められる展望広場です。
同じ風景を見ても、ひとそれぞれの目でしか観る事が出来ないので、観たいものしか見えてないと言えます。
自身もその通りで私は、ほぼ、ここから観える風景の中で、20年を過ごして来ました。
漆を学び、その仕事をするようになり高岡、砺波を中心に動いてきました。
そして、仕事以外でも、この扇状地を流れる庄川あるいはその先の海で竿を振ってきました。
もし、何年か先、この場所に来るとしたら、どの様な風景を観る事になるのでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャズ

2024-01-21 00:50:13 | 日常
元旦から大きな地震、その翌日は旅客機が炎上し、先行き不安な年明けとなりました。
地震の被害は無かったものの外に出る気にもならず暫くは家に籠っていました。
自然に、せめて心地好い音楽でもと思います。
洋楽好きは相変わらずですが、70年代と80年代が中心で古い曲ばかり聴いています。ジャンルはロックをはじめ広くはポップとR&Bなどでしょうか。
しかし、最近はジャズにまで興味が及んできました。
今、聴いているのはダイアナ・クラールとアン・バートンです。
情感を漂わせるピアノとヴォーカルは心を解きほぐしてくれそうで、眠れない夜には相応しいと思います。

PS 本文に干支を入れておきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見ると観る

2023-11-02 00:47:58 | 日常
久しぶりに金沢を訪れました。
美術館を出ると不意に、イルミネーションが目に入りました。もう、そんな季節になったんだと思いました。
背景には煉瓦の建物があり、空は暗くなりイルミネーションとあかりが入れ替わる時間帯、不穏な空気が感じられました。
その日は丁度ハロウィンの前日でした。先祖の霊が戻ってくると言われるハロウィンのイメージが計らずも反映されているのではないかと思いました。
つまりイルミネーションを見ることで、ハロウィンの自分自身の心象を観ていたのだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FLEUR

PAYSAGE