桃の節句が近づいてきた。あちこちに雛人形展のお知らせがある中で、ニシン漁で財を成した旧青山邸に足を運んだ。手入れの行き届いた邸宅の本邸に雛人形は飾られていた。
青山家に代々受け継がれた「古今雛」の段飾り雛が3点だった。知識のない私にとってその貴重さは分からないが、何となく時代の移り変わりや、作った職人魂が心に伝わって、現代の大量生産で安くとは真逆の価値に触れることが出来た。各地にたくさん残っている「古今雛」はそれぞれオンリーワンである。
3月3日は桃の節句で桃、5月5日は端午の節句に菖蒲、7月7日の七夕は笹、9月9日の節句は菊を飾り季節を分ける節目としていた。もっともこれは旧暦でのことであり、現代の季節とはそぐわないが、季節の早取りは許されるのかも知れない。
節句は季節を分ける節目と言われている。季節を恐れ、来る季節に期待を込める思いを繋いだ先人の心が今に伝わ伝わっている。
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