とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

ナマズ観音「きったんたん」

2025年01月18日 | 日記

 むかしむかし100年以上も前の話である。明治14年に漆曽根村は116戸に734人が住み、228町6反の水田を耕していた。戸長村役場時代の大きな村だった。やがて戸長村役場が廃止となり北平田村に統合された。漆曽根は村役場がある中心的な地区で,その漆曽根の南端に舟止(ふなど)の大きな用水門があった。
 舟止は、山居倉庫に繋がり新井田川使って、米を運ぶ基地でもあった。大きな水門があり、子供たちの絶好の水遊び場でもあった。大正8年の耕地整理の際、「義家」の梵字のある石が見つかり、「義家稲荷神社」として建立した。その次の年に一尺8寸の大きなナマズを捕まえると、なまずの腹の中から金仏の観音像が出てきて、大騒ぎとなった。とりあえず村の実力者宅に安置し、翌年、義家稲荷神社の傍に「ナマズ観音」を建立して、同じ様に祀ることになった。それが、現在でも8月26日に漆曽根地区では「のぼり」を立て「舟止の祭り」として受け継がれている。
 そこで北平田コニュニティーでは歴史を踏まえて、地区のキャラクターをナマズにして「きったん」と名付けた。今、売り込みに励んでいる。そこに、北平田小学校の恩師が詩を書き、曲をつけて「しあわせはこぶきったんたん」としてYOUTYUBEに投函した。軽快なメロディーは引き込まれる感じがする。思わず「きたんたん、きったんたん」と口ずさんでしまいそうになる。
 「きったんたん」と検索すると曲が流れ映像で見る事が出来る。

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