とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

フル規格の新幹線実現の論理

2014年03月21日 | インポート

Dsc00304 山形県主催の「奥羽・羽越新幹線の実現に向けたシンポジュウム」が開かれた。基調講演は内閣官房参与の藤井聡氏である。講演はいきなり 「昭和48年に日本国を網羅した整備新幹線の基本計画が作られた。そのころの日本は惻隠の情があり国として大人だった。ところが40年たった今、青森から鹿児島までと新潟・長野だけであり、費用対効果とやらで止まっている。
 日本国は惻隠の情のないガキの国に成り下がった。新幹線先進国日本の20万都市で新幹線の通らない都市が20都市もある。後発のフランス・ドイツでは2つか3つの都市が
新幹線から抜けている程度である。都市間格差は新幹線の有無で決まってしまった。この費用対効果は国全体で唱える問題で、個々で計算するものではない。今では顧みることの無くなったこの計画に命を吹き込むことによって、日本が強くなり新しいステージに入る事が出来る。
 それは、日本をつなげよう、皆で強く豊かになろうというナショナリズムである。私たちはこれを無くし、今や日本は21世紀の「眠れる獅子」まで落ちぶれてしまった。私たちの技術力と財力を持ってすれば、日本各地の主要都市を新幹線でつなぐ事など、いともたやすい」
 分かりやすく、説得力がありまったく同感である。しかし現実は、公共事業性悪説にたつマスコミ論調なのだろうか、とかく費用対効果が幅を利かせている。この事は国全体でシェアするものだと以前から私も思っていた。もう一言いえば、それは山形県にも言えることである。県民をつなげよう。県民会館もサッカー場も天童イオンモールも県庁もミニ新幹線で庄内とつなげよう。山形県も大人になろう。そこから新しいステージが始まる。

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