読書形態は進まず

某月某日
アマゾンなんかがモニターを介しての読書計画を進めているが、はたしていかがなものか（このいかがなものかという言い方は常日頃いかがなものかと思っているのだけれどね）。
すくなくともsatoboの場合、よほどすぐれた画面でないとモニターで読書する気にはならない。
輝度が明るかったらなおさらだ。
目が疲れるんだよね。
パソコンのモニターでさえ、少し見ていると目がチカチカしてくる。
そういうお年頃の人が増える時代になったので、需要は目がまだ死んでいない世代に限られるような気がする。
パソコンで疲れた目を休めるのに「活字」を追うという事をしても、キチンとした照明のもとで読む分には目は疲れない。
さすがに自然光といえども、夕方の室内で読書というのは難しくなってきたが、照明であればまだまだ大丈夫だ。
きっと「活字」は反射光で読むからだろう。
モニターのような画面が光る機器は目に負担がかかる気がする。
それにマニターの文字って結構ぼんやりしている。
活字は紙と文字の境界がハッキリしているけど、モニターの解像度では文字の境界がにじんだようになってしまう。
かといってコントラストを高めると目が疲れるし。
この点をうまく改良してくれないと紙ベースに取り代わる事は難しいのではないかと年寄りは思うのである。

あとパソコンで読書というので面倒なのはページをめくる操作だ。
めくるためにいちいちマウスやキーボードを操作しないといけない。
これが意外に面倒なのだ。
読書というのは思う以上にグータラな行為で、余計な動作をする事が気が散る原因になる。
アップルリモートのような小さなコマンダーで、改ページ、戻る、などの操作が出来れば、画面に正しく向き合わなくても、座ったままボンヤリと画面をながめることで文字を追えるのだが。
ちょうど、パソコンで映画ソフトを見るような感じ。
そんな感じで画面操作が出来れば多少パソコンで読書という気にもなるのだけれど。
でもそんな事をするよりも、コタツに寝転んで、みかんを食べたり、お茶を飲んだりしながら読書をする方がずっとラクチンだがね。
デジタル読書の利点はかさ張らないという点だけだね、今のところ。

オーディオブックの方がずっと興味がわく、値段が安ければ。
でもオーディオブックでエロい本を読み上げてもらうのも興味津々、複雑気分ではある。
読み手がジョシなどであればいいが、朗読が上手だといっても加賀美幸子だとチョット！と思うし、江守徹というはもっとイヤ！