Nonsection Radical

撮影と本の空間

愛の逃避行2012 本編

2012年08月05日 | Weblog
去年の夏は日本海周りで神奈川に行ったのだけど、早朝なのに京都から金沢まで(それよりもっと先までかも)普通列車で行く人が多くてビックリしたんだけれど、今年も早朝の大阪駅から普通列車で西へ向かう人が多くてビックリした。岡山以西広島方面へ行く人も多かった。
見たところ観光旅行なんだけど、ちょっとなぁといつもながら思ってしまった。
特にアベック(カップルのことね)で5時間以上乗っている組は、”都合のイイ”ジョシでエエなぁと思ってしまった。
satoboがそのジョシなら絶対に行かないね。
カノジョを各停で旅に連れ出すその甲斐性なしが許せない。
こういうダンシは一生出世しない甲斐性なしか、”カンジンな時”にもカネを惜しむケチでしかない。
そんなダンシと一緒にいるのだから、ダンシにとってはカネのかからない都合のイイ女と思われているのだろう。
それともどんなに貧乏でもあなたと一緒にいられたら、という奇特なジョシなのだろうか?

satoboの場合、あくまでも記録調査なので、こういうムダな事をする人間特有の病気「貧乏」で、調査費用不足のための「赤貧18きっぷ」なのだ。
乗り継ぎを”みんな”と繰り返し、降り立ったのは尾道駅。
同行ジョシ助手はもちろん小野美知チャン。
今回の記録調査は、尾道の坂道を”すべて”撮影する事。
この”大志”が、1本目の坂道でもろくも挫折してしまったのは、心は泣いているのに膝が笑っているからだった。
それぐらい尾道の坂道はスゴかった。
もちろんその後も坂道や平地を撮影したのだけれど、膝がガクガクしてカラダまで不安定になり、動画を確認したところ、かなり全体にブレている。
今日は一日膝が痛い。
出会った佐川やヤマトのガタイのデカいアンちゃんもゼーゼー言いながら荷物を運んでいたぐらいだ。

尾道は観光地であるので、ネットやガイドブックで色々紹介されているが、紹介されていないところが見所であった。
雲の巣のように路地が入り組んでいるので、グルグルまわると、住人には迷惑をおかけするけれど、生活臭のする家と出会える。
老齢化の影響で住む人のいなくなった家や更地もあるが、新たに家を改造して若い人がお店を始めたりと”動的平衡”を保とうとする動きも見られる。
それを観光地という地の利を生かして街ぐるみで推進しているのは、他の場所の参考にもなるのではと感じた。
そういう動きを探るのも調査の一環なのだ。
街の空気を吸って肌で感じるのは、都会で机上の空論を論じる者にとっては欠かせないフィールドワークだ。

35度程度はあった気温なのに、どうも体調不良を感じないのがむしろ不気味だ。
水分も2リットルしか取っていないし、汗はダクダクなのに、カラダが不調を訴えない。
食欲もないので”名物”の尾道ラーメンも並ぶ人の多さを幸いに食さず、老夫婦の営むうどん屋できつねうどん400円也を食べただけ。

ただただ膝を中心にブルブル震えるカラダでビデオを回し続けて3時間ほど録画できた。
これを編集しているのだけれど、全体にブレがひどくて、再撮影したいなぁと思うほど。
でも、再びあの坂道を歩けばきっと同じ結果になるだろうな。

乗客の多さも理由だが、「赤貧18きっぷ」の移動は、効率の点からも考え直すべきかもと思っている。
もっと時間の余裕があれば、もっとキチンとした事が出来るのではないだろうかねぇ。
求むパトロン。
30歳以下の富豪未亡人で容姿端麗希望。





神戸市灘区篠原南町7丁目1から
コメント
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