Nonsection Radical

撮影と本の空間

アルミカートで点検中です

2012年08月12日 | Weblog
昨日の名古屋駅にて

本日午後3時45分から名古屋と7駅手前の共和間におきまして、大雨により運行を停止しております。
現在、人員目視により名古屋共和間16.5キロの安全を確認中ですが、所要時間は〇〇時間を見込んでおります。
それまでの間、豊橋方面からの列車は参りませんが、名古屋大垣間におきまして、臨時電車を折り返し運行いたしております。
隣の4番線に現在停車中の大垣行きですが、ただいま入りました連絡により、このホーム5番線に参ります快速大垣行きが先に発車いたしますので、お急ぎの方は5番線でお待ちください。

という放送が聞きたいわけだが、現実には・・・
本日午後3時45分から名古屋・共和間に起きました大雨の影響で現在運行が止まっておりまして、御迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
現在、名古屋共和間をアルミカートで点検中です。
しばらくの間、お待ちください。

このアナウンスが2時間繰り返された。
何度も繰り返される放送に、後ろに並んだ関西のオバちゃんグループが鋭いツッコミを入れる。
名古屋・共和間におきまして → 共和ってどこやねん?
アルミカートで → アルミカートってなんやねん?
点検中で → どれくらい時間がかかるんや?動かへんのなら他の方法考えなあかんやんか。

かなり時間が経過して、「ただいま入りました情報で、大垣行きの臨時列車を運行いたします」とアナウンスされたが、実はすでに運行されており、2本目となる現在出発待ちの列車にはすでに人が乗り込んでおり満員状態。
しかし、その臨時列車が何番線から出発するかアナウンスがないため、隣の本来のホームにあふれる人達には、隣に停車する「大垣行き」と表示された列車がそれとは確認出来ず半信半疑の状態でいるあいだに、くだんの列車は出発してしまう。
1時間あまりたって、折り返してきた臨時列車がホームに戻って来ると、こぞって隣のホームへ移動する。
ラッシュアワー並みに混雑する臨時列車で出発を待っていると、元のホームに快速大垣行きが入線する。
そしてわずかにその場にいた人々を乗せて、先に快速が黙って出発して行った。
もちろんアナウンスはない。
ようやく更に20分あまりのち、臨時列車は出発。

30分あまり後ようやく着いた大垣駅では、先に着いた列車の乗客がホームにたたずんでいる。
大垣から先の列車は運行していないという。
ホームには、こういう場合いつも通りに駅員の姿はない。
しばらくすると、隣のホームに快速米原行きが到着、ホームの人は駆け足で隣のホームへ向かう。
すると、快速米原駅の電車表示が消え、回送となる。
電車内の乗客も不信げに降車し、結局元のホームに更にあふれかえる人々。
快速に乗っていた乗客の話では、大垣駅に着いた時に急に、この駅で運行を打ち切り回送になるので全員降車するようにとアナウンスがあったという。
3本の列車の乗客であふれかえるホーム。
そこへようやく米原行きが運行される事になり、現在運転手が回送列車に向かっているとアナウンス。
しかし、いつまでたっても入線する事がなく、どこまで列車を取りに運転手は行っているんだ?の疑問が・・・
諦めた頃、ホームに入ってきた列車は完全な密着状態。
まもなく発車するとアナウンスがあり、待つ事数十分。
出発する気配はない
すると名古屋からの列車が入線。
都合4本分の満員の乗客を1本に詰め込んで出発する気配。
それでもしばらく出発せず、諦めたかのように渋々ドアが閉まった。
乗車時間30分余りで米原着。
通常1時間余りで到着するのが5時間かかる。
世界に誇る時間厳守のJRというのは平常時の事で、イザ何か起こると、いきなり30年前のインド鉄道に変わり、駅員もインド人並みの態度に豹変する。

米原駅には大阪方面への列車が平常通り運行しているのは、管轄がJR東海とJR西日本と変わるからだろう。
列車を1本待ってようやく座って京都へ向かった。
休みなく歩き続けたあとに5時間以上も立たされたのはかなりキツいものだった。

結局、”アルミカートで点検中”の意味はわからない。





福島聖天通商店街 大阪市福島区
コメント
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