Nonsection Radical

撮影と本の空間

反比例

2016年05月07日 | Weblog
ネットで金儲けをしようという動きはますます増えてきているわけですけど、それにつれてつまらないサイトも増えている気がする。
面白いことや興味を持ったことを伝えたいという気持ちより、金儲けをするために利用するネタという感じで中身の薄いコンテンツを並べただけというサイトが、困ったことに検索上位に来たりして、本当に知りたいことが書いてあるサイトを探すのに苦労したりするだな。
ネタの流用なんか当たり前で、それが流用であれ引用であれ、そのことで何かを伝えたい気持ちがあるのならまだしも、単に利用しているだけというものもいただけない。
だから二次利用、三次利用のネタが蔓延してしまうのだが、上記のようだと元ネタ以上の価値のあるものなどないので、検索結果の数は増えるけれど中身は薄いという悲しいことになる。
さらに不思議なことだが、新聞社などの有料サイトは無料だったときのほうがずっと中身が濃い感じがする。
もっと深い話をと思うところで記事は終わってしまったりして、これじゃあ金は取れないだろうなと思う。
当然お金を払うのだから、それに見合った中身を期待するのだけれど、現状ではお金を出しても有用だと感じるところはほとんどない。
それどころか、会員登録をするといくつか無料で記事が全て読めるなどという、やはり金儲けに結びつけようとするサイトも多いのだけど、会員登録してまで読みたい記事などないという現状をどう感じているのだろうか。
まあこれは個人的感想なので、きっと知らないところではうまく動いているのだろう。
たとえばBSの番組など多くが通販番組化しているけれど、これはこれでうまくいってるんでしょ。
地上波だって、どんなにつまらないと言っても、面白いと思う人だけが見ていればいいんだし。
ネットだって、そうやって面白いと思う人だけが利用することになっていくんだろう。
でも一時期の書きたい人が多いけど、読みたいと思う人は少ないという出版界みたいになって衰退していくんじゃないのだろうかね。
一方で期待するのは、グーグルに成り代わって、有用なサイトだけ検索されるというようなエンジンを積んだサービスが現れること。
昔手動で行っていたヤフーの検索サイト作りを自動化して”厳選”したりできたら面白いことになるかもしれないと夢みたいなことを考えたりもする。
時代はそういう流れだ。



由比の街並み 2
静岡県静岡市清水区由比今宿
撮影 2016年1月1日 金曜日 14時35分
コメント
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