Nonsection Radical

撮影と本の空間

遠距離連哀

2014年06月05日 | Weblog
ほぼ友だちはいないオッサンなんだけど、こういう変わり者にも連絡をくれる奇特な人もいるもので、美人元社員スズキさん(仮名)もその人で、たまにメールをくれるんだけど、今日来たメールには何やら煮詰まった感じがしたので、マック&iPhoneお得意のFaceTimeを使ってライブチャット。
しばらく連絡しない間にあった出来事を聞きながら、取り留めもなく時間をすごす事でお互いの気分転換を。
トシを重ねるごとに周りのゴタゴタに時間を取られることが多くなり、一方で交友関係が狭くなって、気軽なやり取りをする人も少なくなっていくのを愚痴る相手も少なくなっていく。
そういう時にバカなことを言い続けるsatoboのような者がいると、少しは気が晴れるのかも。
基本的にsatoboは誰とも”利害関係”を持たないようにしているので、何でも受け付けるし、何も判断しないし、裏で何かを考えたりもしないので、無責任ながら軽口を叩いても許してもらえることもあるようだ。
世の中はどうでもイイ事ばかりで、テキトーなことをしてればイイのだと思っているので、時には(いつもだけど)波風が立つけど、それもどうでもイイ事だと思うんだよね。
それが許せないと言う人には「はい、すみません」と頭を下げて逃げて行き、困ったもんだねぇと今日のようにおしゃべりしていればイイんじゃないかと思うんだよ。





一条通の街並み 1
京都府京都市北区等持院南町,大将軍坂田町
撮影 2014年3月8日 土曜日 16時35分
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今のヤツらはだらしない

2014年06月04日 | Weblog
内閣府が発表した「子ども・若者白書」(昔は青少年白書と言った)てのがあって、簡単に概略を眺めていると、まあ結論として新聞報道などで言われているように「日本の若者は自信も希望もない」ということになるんだけど、そんなことはずっと昔の1960年代に東京ボン太が「夢もチボーもないね」と言っていたんだから驚くことではない。
諸外国と比較した若者の意識が特集されているんだけど、だいたいものごとに消極的で、学校にも仕事場にも家庭にも満足していない
こういう報告を読むと、ああなんてだらしない連中なんだ、だから若い者はダメなんだ、と若者じゃない連中が思うんだよね。
そしてこれは若者のことを語った調査結果なんだと思って、きっと誰かに「近頃の若ケ~やつは・・・」って年寄り染みた口調で言うんだよきっと。
でもそれは違うんじゃないの?と思ったんだよね。
こういう調査は、結果を若者に見せて「お前ぇらはよ~」というためにしているんじゃない。
若者がこういう感じを持っているのが現在の日本社会なんだよ、というための調査だろう。
つまり夢も希望も未来も感じないって言ってんだよ。
これは若者の責任か?
若者じゃないものの責任だろ?
だって今の日本社会は若者が作ったものじゃないんだから。
実質、敗戦後の焼け野原から当時の若者が作り上げてきた結果が現在の日本の姿だろ。
そして”幸いなことに”その立役者であった若者が、医療技術の進歩によって現在もカクシャクたるジイさん、バアさんとして多数派として老人層を作っているわけだ。
そんな連中が「まったく近頃の若者は・・・」なんて言っているんだね。
そこに問題があるとは思わないのか?
今はジジババになった連中が作り出した社会の成り立ちが、相変わらずそのままあり続けて、人共々大手を振って存在している世の中に、若者が夢や希望をモテるわけがないじゃないのさ。
どう考えても問題ばかりあって、時代遅れじゃないの?というシステムがそのまま続いていて、若者にはなんとも暮らしにくい考え方や制度や習慣がうじゃうじゃあるのに、自分らには都合がイイからって押しつけているのが調査結果に現われているとは思わないのか?思わないよね。
だから若者のやる気がなくなるわけさ。
それだけのこと。




善法寺橋
兵庫県尼崎市小中島上ノ瀬
撮影 2014年5月1日 木曜日 12時35分
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極端

2014年06月03日 | Weblog
テレビで話題にするからかもしれないけれど、○○が健康にイイというと一気にそこに群がり、しばらくすると健康にイイという成分を濃縮した”健康食品”なるものが出てくる。
○○何00個分の成分なんて。
不足”しがち”な成分を補うというと、補おうとその成分だけを抽出したものだけを”補う”。
そして過不足のない食生活をしようとはしないわけよ。
即効性を信じてかなんだかしらないけれど、偏りをなくすためにかなり偏った”栄養”の取り方をするのね。
で、つぶやきサイトで子供用”栄養”ドリンクの販売コピーに「疲れてもがんばれ」とあるのがひどいとの反応があったのね。
コドモにそういうことを言うのはひどいという意味だろうけど、現に日本のオトナは疲れてもがんばろうと大人用の栄養ドリンクを飲んでいるわけね。
そんなものを飲んでがんばろうとするオトナの姿はおかしいと思わないのだろうかね。
そういうオトナになるためにがんばっているコドモなんだから、コドモのときからそういうドリンクを飲み始めてもおかしくはないでしょ。
効率的にするとか、考えるとか、そういうことの前に、ただ「頑張る」ということを優先して評価するオトナの世界に極端な”栄養”濃縮”食品”が蔓延しているくせに、そこにはコドモは巻き込ませたくないなんていうキレイ事は通じないんじゃないの?
オトナはそんなもの飲みはしないのに、というなら別だけど。
コドモを現在の価値観にはめ込んでいるのはオトナなんだから、オトナこそが濃縮何00個分とか、タウリン何mgとか、ファイト一発とかそういう態度を改めて、新たな価値観で未来あるコドモを導くべきなんじゃないの?
ハッキリ言って、現在のオトナなんか、コドモの見本になんかなれそうもないろくでもないヤツばかりなんだし、ちょっとはそこんとこ自覚して我が身から正していくべきだと思うんだけどさ。
おいらは正さないよ、悪い見本だから。




祈念坂
長崎県長崎市南山手町,相生町
撮影 2014年3月23日 日曜日 15時50分
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昔のこと

2014年06月02日 | Weblog
今読んでいる小学館文庫は1998年発行のもの。
前世紀のものだ。
文庫の最後の方のページには、当時発行されていた他の本の案内リスト、文庫にはさみ込んである”チラシ”は「6月の新刊」(1998年のね)。
これらを見ると、当時が思い出されて面白い。
「タイソンはなぜ耳を噛み切ったのか」井上一馬著。
タイソンですよマイク・タイソン。
「メタルカラーの時代4」山根一真著
日本の技術を誇った時代の書。その技術をいかすアイデアがなくその後日本は坂道を・・・ですね。
「介護の鉄則」米山公啓著
介護に疲れてふらついたら、これを読んで立ち直れ!・・・お年寄りに愛情をもって接する方法。だそうですが。
文庫本ではないけど、「絶対音感」最相葉月著
あれほど話題にした絶対音感を今読む人は?
他にも
「井深大語録」とか「気の力」とか「イッセー尾形のナマ本」とか、ああ当時はこういう事が関心を持たれていた時代だったなぁと興味深いね。
現在につながる話題もなくはないけど、やはり多くが今は話題にされない。
もっとも話題にされなくなったのは、ノストラダムスの大予言だけどね。
どうして当時信じ込んでいた人は、現在も1999年7の月に地球は滅びると言い続けないのか。

こうやって話題になったものが、血となり肉となったのか、単に忘れ去られたのかは定かでないが、なかった事には出来ないので、読み返してみるもの必要な事かもしれない。




西一条商店街
京都府京都市北区北野下白梅町,大将軍西町,北野西白梅町,大将軍一条町,等持院南町
撮影 2014年3月8日 土曜日 16時20分
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基準

2014年06月01日 | Weblog
京都にあるライカギャラリーに行ってみた。
マグナムの写真家10人が撮影した「京都」の写真展だ。
マグナムの写真家とのくくりなので、すべてがライカを使っているわけではない。
マーチン・パーのように2013年に撮影したカラーもあるが、1950,60年代のモノクロが多い。

プリントをジックリ観るが、どれもピントが甘く、粒状性が悪く、解像感がなく、どうしようもないものばかりだ。



とは、ならない。

当時としては最高の性能の機材を使ってはいるだろうが、そんなことは問題ではない。
彼らは写真を撮っているのだ。
その写真は楽しく、美しい。
これが写真なのだというものばかりだ。
そこんとこがわかっていないのか、写真なんか観ないのか、テストチャートしか撮影した事がないのか、写真の評価を「写り」で語る昨今だ。
それをあらわすように2階の会場には人はおらず、1階のカメラショールームにしかたむろしない。
おかげでゆっくりと作品を眺める事が出来た。
この写真は好き、この写真はどうもとか考えながら、京都の”瞬間”を楽しんだ。
”参考”にするために観ているのではないので、楽しめばいいのだ。
「あ~面白かったぁ」とギャラリーを出たが、もちろんショールームには立ち寄らなかった。





尼崎駅前
兵庫県尼崎市潮江1丁目
撮影 2014年5月1日 木曜日 11時10分
コメント (2)
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