『宿命』 『運命』

良く患者さんと話す時時々出てくる言葉

『宿命』　『運命』について・・・。

『宿命』とは、前世から定まっており、人間の力では避けることも変えることもできない運命。

『運命』とは、前もって定められてる、自分で切り開いていくなど・・。


人生を苦労し、色々と経験してきた人から、

「宿命は避けれないけど、運命は変えられる」

と私は教えてもらいました。

その言葉に言葉の重みと、その人の人生の重みを感じました。

その人は私の事も良く知っていて励ましてくれたり、

自分自身の気持ちを保つための言葉として

この言葉を選んでくれたのでしょう。

私もいつも自分の存在意義をいつも考え生きてきた事が多く

この言葉には感動させられました。

人は生まれて来ていつかはまたこの世から去るときが来ます。

人生の旅なかで自分自身を見つける旅人のような心境でいます。

何かを考える時、いつも答えが出ないことが多いのですが、

何かを考える時間がとても大切で、自分の糧になっているような気がします。

考えないより考えたほうがいい。

でも考えすぎる事はない。

いつも答えは出ないから、ただ明日に向って生きていくだけ。


いつも励ます立場の私ですが、教えていただく事の多さに感謝しています。

その人を思えば『愛』は伝わるものですね。

今日から高校総体。

今日朝から息子は高校総体に出かけました。

２年間続けてきた弓道あまり練習は出来なかったのですが、

一応最近になって初段までこぎつけ、

高校最後の晴れ舞台になることでしょう。

この２年間ことあるごとに主人は

「俺が指導に行ってあげるから、
いまよりず～と当たるようにしてあげるから」

といい続けていたのですが、

小うるさい主人が来るのはとても嫌がり、

指導も、一緒に弓道をする事もできませんでした。

今朝は、だったのでいつもより１０分ほど

早く家を出て高校まで息子を送っての出勤でした。

車の中での息子との会話です。

私　　「もうこれで終わりなのに、矢は要らなかったんじゃない？」
　　　
一月前に新しく矢（￥２万程した）を購入したばかり

息子　「誰がもう弓道はしないっていった
　　　まだ、昇段試験も受けたいし、
　　　高校卒業しても続けるつもりだから」

私　　「そうなんだ・・・。」

そんな会話の中高校に到着し、

「頑張ってね」

とだけ言って送り出しました。

『いつの日か一緒に弓道出来ればいいね。お父さん』