こんにちは
スーです
先日、友人に誘われて久しぶりに映画を観に出かけました。
↑
吉祥寺バウスシアター
「スケッチ・オブ・ミャーク」という映画です。
(公式ウェブサイトは
こちら)
友人からは「宮古島のおばぁ達の映画」と聞いていて、
面白そう!とは思ったものの
特に宣伝やレヴューを見ていたわけではないので、
どんなものか分からず観たのですが(特にものすごく期待したわけではなかったのですが)
かなり感動して、最後はかなり泣いてしまいました
オススメです
舞台は沖縄県、宮古島。
音楽家の久保田真琴さんが
現在では徐々に後継者もいなくなってきている宮古民謡を聞き心を打たれて、
今のうちにぜひ記録したい
と
唄を唄える方々を訪ね歩き、録音やインタビューを重ね
最後はおばぁ達出演のコンサート
も開催したりする様子を
描いているドキュメンタリーです。
宮古島は、薩摩藩による琉球王府の支配の時代に
「人頭税」という重い過酷な税をしいられ、
人権も無い奴隷のような生活をしていた歴史を持ちます
そんなつらい日々の中
労働や生活の辛さ悲しみを和らげるために沢山の唄が作られ
唄い継がれて来たのだそうです。(古謡)
そして、今では廃れて来てしまっているものの
現代にまで「祭祀」がとても大切なものとされて伝えられ行われており、
神事を任される女性たちによる「神歌」も多く伝えられています。
神を自然を畏れ敬い祈る唄、
例えこの世に生きることは悲しくつらい事ばかりだとしても
楽しく強く生きていくんだという唄・・・
物悲しさと共に力強さや逞しさを感じる宮古の民謡は
本当に心を打ちます。
久保田さんは、宮古民謡を世界で虐げられた人々が生み出した
ブルースやレゲイのようなものではないかと言っていました。
映画の中では
神事をする女性たちが(普段は家族と農作業もする普通の主婦)
「亡くなったお父さんが来てね」とか「どこの馬かと思ったらそれが神様なんだよ」
とか「夢でお告げがあったから、分かっていたんだ」とか
当たり前のように言っていて
日常に「あの世」も「この世」もあまり境無く存在しているようでした
都会では人が失くしてしまっているセンサーのようなものがちゃんとまだあるんでしょうね。
「ミャーク」とは「宮古」という意味と共に「現生」もあらわすとか・・・
今では、大変貴重な文化だと思うので
ぜひ消えないで残っていって欲しいなぁとおもいました
映画が終わったら
監督の大西さんが挨拶に出てこられるサプライズが!!
大西功一監督↑ 笑顔で撮影に応えてくれました
吉祥寺ではもうすぐ終わってしまいますが
また都内でも上映したいと思っているので、よろしくとのことです!!
(近いうちは神奈川(逗子)、沖縄、宮城、大阪などで上映予定があるようです(公式ウェブサイトより))
帰りには、ドイツパンとコーヒーでほっと一息
(
リンデ 吉祥寺)
お土産も購入したのですが
ここのパン、どれも酸味が程良くてライ麦パンが苦手な人でも食べられるかも
おいしかったぁ
(最後はやっぱり食い気
なのでした
)
リフレッシュクラブ町田