「リフレッシュクラブのゆかいな仲間たち」のブログ

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新春狂言 @グリーンホール相模大野

2013-01-13 09:50:58 | 観劇
こんにちはスーです

先日、すぐ近くに住んでいるにもかかわらず未だ行ったことのなかった
「グリーンホール相模大野」に初めて行きました。
見たのは「野村万作・萬斎 新春 狂言への誘い」

人間国宝の野村万作さんと
テレビや映画でも大活躍で私もファンの一人である野村萬斎さん親子が
それぞれ主役(シテ)で出演する狂言二話が見られる会でした。


・・・の予定でしたが
当日、万作さんは体調不良とのことで出演されることが出来ず…でした


萬斎さんによると
82歳の高齢ということもあり
大事をとられたとのこと。
残念でしたが
代役の石田幸雄さんという方も
素敵な演技で、楽しめました



演目は「鈍太郎」と「止動方角」の二つ。
物語のあらすじは・・・。

「鈍太郎」
三年ぶりに西国から帰京した鈍太郎。早速妻と女(!)を訪ねるが
久しく音信すらなかったため、二人とも本物の鈍太郎と信じない。
(家の戸の外で追い返されてしまいます)
落胆した鈍太郎は、出家してひとり修行の旅に出る事を決心する。
ところが、後から真実と知った妻と女が、あわてて鈍太郎に出家を思いとどまるように頼むと
(妻と女が仲良く?探して頼みに行くのがすごい)
鈍太郎は都合の良い提案をしはじめて・・・。
二人の女の手車に乗って得意げに浮かれる鈍太郎は「男の理想」?
中世の生活の様子が垣間見られる。古作の狂言。


「止動方角」
太郎冠者は、茶くらべで見栄を張りたい主人に命じられ、伯父に茶と太刀と馬を借りに行く。
(お茶が無いなら茶くらべに出なければ良いのにわざわざ太郎冠者に借りに行かせて
本当に見栄っ張りで横暴な御主人です・・)
ところが借りる馬には癖があり、後ろで咳をすると暴れだすという。
無いよりはましと連れて帰るが、
太郎冠者を待ちかねた主人は、労をねぎらうどころかいきなり遅いと叱りつける。
腹を立てた太郎冠者は、早速馬を乗せた主人の後ろで咳をして・・・。
(もちろん馬は暴れて主人を放り出す。代わりに馬に乗った太郎冠者が主人のふりをしてみたい・・・
と先ほど主人に投げられた暴言をそのまま言い返す・・・(笑))
太郎冠者と主人が繰り広げる大活劇。
中世の逞しい人間模様がつぶさに伝わってくる。


どちらも
縁者の仕草や、掛け合いが絶妙で
たくさん笑いました

人間同士の心理戦と言いますか、駆け引きは
「昔も今も、人の心は変わらないのだな。」と思わされます。

そしてセリフのあの独特の声の抑揚は、
聞いているだけでなんだか癒されるものがありますね
囃し立てるようなシーンの
だんだん早口になってクレッシェンドしていく感じも
高揚しますね。
おかげさまで元気を頂きました

家の者と出かけましたので、
帰ってからも、家で口真似をしては
笑っていました。
我が家では、しばらく「狂言ブーム」が続きそうです

万作さんが出演される機会も
今後チェックして
ぜひ拝見したいと思っています

この会場には、スッタフKさんも同じチケットを取っていたので
来ていました。
Kさん御感想は?
『狂言の面白さもさることながら、
以前からファンの野村萬斎さんをたくさん見られて
嬉しかった~
「止動方角」の馬!!(役者が一人で演じる)がインパクト大でした

馬!確かに面白いので
皆さんも狂言を鑑賞する機会がありましたら、
馬に注目して見て下さいね


    リフレッシュクラブ町田


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