セレネの前で棒高跳びをする人を発見!
ん?
違いました。
棒高跳びではありません。
玄関ひさしにつもった雪を長い棒を使って取り除いています。
インタビュアー(以下イ) 「お仕事大変ですね」
セレネ職員(以下せ) 「ひさしの雪が、もしお客さんや車にあたったら大変ですからね」
イ 「すごく長い棒ですが、重くないんですか?」
せ 「木ですから、軽いですよ。そして、この木のしなりが大切なんです。これにたどりつくまでに3年かかりました」
イ 「ほう・・! 作業手順を教えてくださいますか」
せ 「まず、ひさしの下から棒をいれ、のこぎりで雪を切るように横に動かしていきます」
イ 「おお! ちゃんと切れてますね!」
せ 「はい。そして、手ごろなところで縦にきりこみを入れます。で、ここが大切なんですが、
このまま雪をたたくと、落下した雪が私に直撃します」
イ 「わ、危険ですね」
せ 「そうなんです。これまで何度顔にあたったことか・・・。しかし3年目の私は違います」
イ 「と、おっしゃいますと・・・?」
せ 「ここで私が横に移動しまして、縦の切り込みに棒を差し込み、木のしなりを利用して雪をはじくようにするのです!」
すると!
イ 「おおっ! 見事です!」
せ 「いえいえこれもお客様のためですから」
そういって作業を終えた職員は静かに立ち去ったのでした。
雪でも安心のセレネからお伝えしました。