まだ引きずっているのかと言われるだろうが、先日の【鳩事件】、
実は天からの【ギフト】だったと気がついた。
私は、犬を赦したことにより、過去の自分を赦したのだった…。
☆ 私がある時思い出した過去生に、こんなものがある。
≪私はその過去生で、中国の、美しく才気溢れる、若き将軍だった。
自分の才覚で、のし上がったというよりは、多分どこぞの名門の、お坊ちゃまだったのだろう。
ある時私は皇帝の御前にひざまずき、直々に、大軍の指揮を任せられる光栄にあやかった。
歓喜にほほを染めた若者は、興奮のうちに自分では完璧と思える作戦をたて、戦いに臨んだ。
しかし、何かの理由で、兵だけを先に行かせ、自分は送れて現地に到着することとなった。
息せき切って馬を走らせ、戦地に到着した私が見たものは、見渡す限りの死体の山だった。
私の何千何万という兵は、昨夜の内に敵の奇襲攻撃に遭い、全滅したのだった。
あまりのことに、言葉がなかった。
私の作戦はすべて、敵に読まれていたのだった。
そして見事に裏をかかれ、いとも容易く全滅させられた…。
屍となり、万里の長城を埋め尽くすかのごとく、累々と横たわる兵たちを前に、私は地面に崩れ落ち、息が止まるほど泣いた。
自分の未熟さが悔やまれ、何故、軍に遅れてしまのかと激しい罪悪感に打ちのめされた。
(私の失敗だったのに、私だけが、助かってしまった…。)
私の命令に従ったばかりに、無駄死にしてしまった兵達に、私は何と詫びたら良いのだろう。
死んで詫びると言ったところで、私は1度しか死ねない。死んだ者の数だけ死ぬのでなければ、償いになろうか。
何千何万の者には、それぞれの家族があり、人生があった。
そして、私は固く自分に誓った。
【私は決して幸せになってはならない】
その時の人生は、その後長くは続かなかったらしい。
私は何をするにも無気力な呆けた人となり、失意のまま誰に顧みられることもなく、生涯を終えた。≫
その人生を思い出した時も、シフトの時期だったようだ。
それを思い出すことにより、私は、長い間私を縛ってきた【幸せになってはならない】という思い込みが、
どこから来ていたかを知った。
そして、それに関して【誓いの破棄】をすることで、心に希望の明かりが差したのである。
【私は幸せになってもいい】
で、このことについては、それでもう終わったと思っていた。
でも今回の鳩ことを思い巡らせていた時、ふと、これは【私への赦し】だったのだと気づいたのだ。
私は誓いは破棄したものの、【赦して】は、いなかったのだ。
罪悪感は、深いレベルで残ったままだった。
それが、この衝撃的な事件を経ることで、愛による赦しがどんなものか、身を持って体験し、
同時にその過去の傷も開放されたのだった。
【自分の外側にあるものは、内側の投影。
外の世界で起こることは、実際は内側で起こっている。】
だから、犬を赦すと言った時、
あんなにも、周りの風景までもが、明るく感じられたのだ。
悲しみが溢れ出ているのに、何故、ハートは燦然と輝きを放っているのか?!
その時疑問に感じていた謎が、これで解けた。
現世で、浄化、解放の際、悲惨さや痛みが伴うことはよくある。
しかしながら、それを越えたこの天からのギフトに、
私は深く感謝すると共に、
これに協力し、身を捧げてくれた鳩の魂の尊さに、頭を垂れた。
実は天からの【ギフト】だったと気がついた。
私は、犬を赦したことにより、過去の自分を赦したのだった…。
☆ 私がある時思い出した過去生に、こんなものがある。
≪私はその過去生で、中国の、美しく才気溢れる、若き将軍だった。
自分の才覚で、のし上がったというよりは、多分どこぞの名門の、お坊ちゃまだったのだろう。
ある時私は皇帝の御前にひざまずき、直々に、大軍の指揮を任せられる光栄にあやかった。
歓喜にほほを染めた若者は、興奮のうちに自分では完璧と思える作戦をたて、戦いに臨んだ。
しかし、何かの理由で、兵だけを先に行かせ、自分は送れて現地に到着することとなった。
息せき切って馬を走らせ、戦地に到着した私が見たものは、見渡す限りの死体の山だった。
私の何千何万という兵は、昨夜の内に敵の奇襲攻撃に遭い、全滅したのだった。
あまりのことに、言葉がなかった。
私の作戦はすべて、敵に読まれていたのだった。
そして見事に裏をかかれ、いとも容易く全滅させられた…。
屍となり、万里の長城を埋め尽くすかのごとく、累々と横たわる兵たちを前に、私は地面に崩れ落ち、息が止まるほど泣いた。
自分の未熟さが悔やまれ、何故、軍に遅れてしまのかと激しい罪悪感に打ちのめされた。
(私の失敗だったのに、私だけが、助かってしまった…。)
私の命令に従ったばかりに、無駄死にしてしまった兵達に、私は何と詫びたら良いのだろう。
死んで詫びると言ったところで、私は1度しか死ねない。死んだ者の数だけ死ぬのでなければ、償いになろうか。
何千何万の者には、それぞれの家族があり、人生があった。
そして、私は固く自分に誓った。
【私は決して幸せになってはならない】
その時の人生は、その後長くは続かなかったらしい。
私は何をするにも無気力な呆けた人となり、失意のまま誰に顧みられることもなく、生涯を終えた。≫
その人生を思い出した時も、シフトの時期だったようだ。
それを思い出すことにより、私は、長い間私を縛ってきた【幸せになってはならない】という思い込みが、
どこから来ていたかを知った。
そして、それに関して【誓いの破棄】をすることで、心に希望の明かりが差したのである。
【私は幸せになってもいい】
で、このことについては、それでもう終わったと思っていた。
でも今回の鳩ことを思い巡らせていた時、ふと、これは【私への赦し】だったのだと気づいたのだ。
私は誓いは破棄したものの、【赦して】は、いなかったのだ。
罪悪感は、深いレベルで残ったままだった。
それが、この衝撃的な事件を経ることで、愛による赦しがどんなものか、身を持って体験し、
同時にその過去の傷も開放されたのだった。
【自分の外側にあるものは、内側の投影。
外の世界で起こることは、実際は内側で起こっている。】
だから、犬を赦すと言った時、
あんなにも、周りの風景までもが、明るく感じられたのだ。
悲しみが溢れ出ているのに、何故、ハートは燦然と輝きを放っているのか?!
その時疑問に感じていた謎が、これで解けた。
現世で、浄化、解放の際、悲惨さや痛みが伴うことはよくある。
しかしながら、それを越えたこの天からのギフトに、
私は深く感謝すると共に、
これに協力し、身を捧げてくれた鳩の魂の尊さに、頭を垂れた。