ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

220925

2022年09月25日 | 生物
大雨があがり、水たまりの残るいつもの遊歩道を歩きました

キバナコスモス 黄花秋桜 Cosmos sulphureus Cav. コスモス スルフレウス キク科 コスモス属  sulphureusは「硫黄色の」
青木水門そば、どなたかが世話をしている小さな花壇でキバナコスモスがきれい
気が付けば蝉の声は秋の虫に、エンマコオロギ、カネタタキ、ツヅレサセコオロギ、ミツカドコオロギ
 

またあらわれました。今日は誰かが折ってしまったようです
傘の上中央にかさぶたみたいに破片が残っている

おかげで内被膜(つば)とひだが見えました
オオシロカラカサタケ 大白唐傘茸 消化器系の毒キノコ
Chlorophyllum molybdites ハラタケ科 カラカサタケ属
とにらんでいるのですが・・・
ひだは柄から離れている隔生で、幼菌で白く、成菌では暗緑色
 
柄に茶色のささくれ模様があるとカラカサタケ(食用キノコ)
マントカラカサタケ、子カラカサタケというのもある。
コカラカサタケと、オオシロカラカサタケは傷つけると「赤変」するという
こんど見かけたら、やってみないと・・・今朝のはもう誰かがもっていっちゃってたしかめられないので・・・
キノコ、難しいです
 

コサギ 小鷺 Egretta garzetta サギ科 コサギ属
今朝はアオサギがいなくてコサギがいた。双眼鏡を向けたら飛んでしまいました。ごめんなさい
 

コメヒシバ 小雌日芝
Digitaria radicosa (J.Presl) Miq. イネ科
radicosaは「根が多い」
平滑な花軸が2~4本程度一か所から出ている
注意してみてみると、あるなと気が付くようになってきた。区別がつかなくてこれが大きくなるとメヒシバになるのだと思っていた。
 

ヒユ科 イノコズチ属 Achyranthes
イノコズチ(ヒカゲイノコズチ)なのかヒナタイノコズチなのかよくわからない
ヒナタ日向は毛が多い・小苞の基部の付属体が小さいそうだ
 

ナガコガネグモ Argiope bruennichi コガネグモ科 
ことさらに目立つ白い網(かくれ帯)の後ろに隠れるようにしている
帯だったり花のようだったりするようだ
 
 
スグリゾウムシ ゾウムシ科 クチブトゾウムシ亜科
としておきます
アレチヌスビトハギを撮りに近寄ったらいたカメムシか、ゾウムシか
写真を撮って帰宅して、ネットの図鑑をいくつか検索して調べる。これが近頃の楽しい時間となってきました。
 


キキリッと声が聞こえて、いるなっと探したらなんと2羽・ツーショット
双眼鏡のレンズをスマホにくっつけて、ぼんやりだけど撮れてよかったよかった
カワセミ 翡翠 Alcedo atthis カワセミ科 カワセミ属
 

ママコノシリヌグイが開花してないかなと覗き込んだら、黒っぽいイトトンボがいました
もしかして、クロイトトンボの雌かなおもいますが、まったく自信ありません
 


土手をあがると、ペアになったトンボが次々風上へと頭上を越えていきます
秋になったんだなとの実感しきりです
アキアカネかナツアカネ、あるいは別の種かもしれません
 


土手の北側はキンエノコロの金色が輝いています
コツブキンエノコロというのがあるそうで、これは上級編なので手が出せない
キンエノコロ 金狗尾
Setaria pumila (Poir.) Roem. et Schult.
セタリア プミラ pumilaは「矮性の」
イネ科 エノコログサ属
 
 
アイノコセンダングサ(合いの小栴檀草)かなと撮りました
コシロノセンダングサははっきりとした白い舌状花あり
白い舌状花がみられるのをアイノコセンダングサという
これがそうかなと撮ったのだけれど、、、YListにはない、いきもの調査にもない
 


一輪一輪咲いているのもいい。こうして覆い尽くすように咲いてるのもさわやかな色がいい
マルバアメリカアサガオ 丸葉亜米利加朝顔 ヒルガオ科 サツマイモ属
Ipomoea hederacea Jacq. var. integriuscula A.Gray
hederaceaは「キヅタのような」
 


キンエノコロとムラサキエノコロ、アキのエノコログサの先初めが区別つかなかった。こうなってくるとムラサキエノコロとしてよさそう
ムラサキエノコロ 紫狗尾草 イネ科 エノコログサ属
Setaria viridis (L.) P.Beauv. f. misera Honda セタリア ビリディス ミセラ
Setaは「剛毛」、viridis は「緑色の」、miseraは「貧弱な」
エノコログサの中で刺毛・剛毛が紫色のもの。エノコログサより穂が短くて茎も細い感じがする。
 
 

先日のミヤギノハギとは別の場所・クズの葉にいました
北上してきて秋によく見られるようになり、冬は越せないのだそうだ
黒潮に乗ってくるチョウチョウウオの仲間やスズメダイの仲間・死滅回遊魚を連想する
 


黄色いつぶがポロリと落ちて飛びました。探して撮ったらテントウムシの様です
白いのが胸部で黒い紋がある。黒い眼と合わせて黒い点が4個。うどんこ病菌を食べるそうで、これはありがたいテントウムシではないですか、ちっとも知らなかったよ。
キイロテントウ  Kiiro koebelei テントウムシ科
 


イヌビエ でいいのかな

 イヌビエ イネ科 ヒエ属
Echinochloa crus-galli (L.) P.Beauv. var. crus-galli
エキノコア クルスガリ クルスガリ
crus-galliは「鶏の蹴爪」
穂だけ見てイヌビユなんかと区別つかないと思っていたけど、葉を見てまず落ち着いてみなくちゃ。イヌビエはイネ科。そして葉舌がなくて無毛
 

なんと、昨日、大雨で橋の上まで水が来てたそうです
この橋は外れてしまっている。水の力はほんとに恐ろしい。それを目の当たりにした。

落ち着いた水面に、メダカ
野生のミナミメダカだろうか
 


ときどきこうしてぺたりとうずくまっているカワラバトを見かける

今日は短時間でしたが、面白い散歩になりました



 
 

220918

2022年09月18日 | 生物
バッタを良く見かけるようになりました
ツチイナゴ
長目の眼の下に黒い線・流れがあって、涙目。鳥で言うと過眼線か。成虫で冬をこすバッタはこの種だけだそうだ。
 
 

ウンモンクチバ でいいのかな? ヤガ科
 


クサギ あちこちにこうした若木をみかける 7~9月、成木なら今が花期。
 

他の花をバックに見るヒガンバナも美しい
 


土手のツルボが咲きそろって来ました
 


道沿いのヒガンバナ、歩くのが楽しくなる
 


ホシハラビロヘリカメムシ
一対の黒い点・星が特徴
 

ミヤギノハギとおもわれますが、旗弁が細長いからちがうかな?
萩は、萩も?良くわからん
科博の講座で、「萩の分類」を受講したことがある。
マメ科の花の構造は、後ろに立つ旗弁2枚、左右を固める翼弁2枚・竜骨弁2枚。
この翼弁と竜骨弁の長さを測り、記録して比べる実習。
地道な研究の一面を垣間見た。萩って難しいと思った。
で、結局、身近な萩の見分け方は・・・よくわかんなかった。
葉でも種・品種の違いが判ると思うけど。
この萩、竜骨弁がだいぶ長く飛び出ている。そして旗弁が細い。何萩だい?
 
・・・で、萩もわからん の「も」は、アザミ。
同じく科博の講習でアザミの研究者の先生のお話を聞いたけど、これもアザミにはいろいろあるんだな、分類が難しいんだなとわかったけれど、だから身近なアザミがわかるようになったかっていうと、よくわからないまま今に至る。
 
 

イタドリ
遊歩道の対岸に生い茂るイタドリがオオイタドリだとおそわった。同じだと思ってた。あらためて違いを調べてみた。
このイタドリは、葉の柄の方・基部が切型・平らで、オオイタドリはハート型。
オオイタドリの方が全体に大きい。
そしてイタドリは雌雄異株だそうで、次はこれを確かめてみよう。この写真は雄しべが見えるようなので雄株かな。

220915 アオモンイトトンボ

2022年09月15日 | 生物

写真を整理していて

初めて昆虫が可愛いと思いました
 


トンボ目 イトトンボ科 アオモンイトトンボ Ischnura senegalensis
本州~沖縄
写真はアオモンイトトンボ、オスです
メスは同じ色のものと明るい茶色のがいる 30~35mm
しゃがんで花を撮っていたら近くにとまっているのを発見、いままでになく近くで撮れました
なんとなく、こちらを見ている・微笑んでいるようにも見えます
 
旧芝川にはよく似たアジアイトトンボもいるとのこと
区別は腹部の腰と先端の青 会えたらいいなと思う 
 
ハエトリグモが可愛いと盛り上がっていた知人2人の傍で無言になってしまった私
クモ・昆虫が怖かった、好きになれなかった。一歩前進? 2歩から先はないかも…だけど

220831 カノコガ、オンブバッタ 他 旧芝川の昆虫

2022年08月31日 | 生物
 

チョウ目 ヒトリガ科 カノコガ亜科 Amata fortunei
昼行性で蜜を吸う。
小さな黒い虫がひらひら目より低い位置を飛ぶのを追って行ったら、もう一頭いて、こうなりました。どうしてここにいるのがわかったんだろう、目で見て?匂いで?
飛んでいたのは雄の様です。写真の左の細い方が雄。
名前の由来は羽の鹿の子模様。白く見えるけど、ここは透けている。
 
 
やっと、おんぶしてるとこ見つけました。大きい方がメス。

オンブバッタ科 オンブバッタ Atractomorpha lata
植物食。眼の先に口があると思ってたもんで、先日、葉をもぐもぐしているところを見てびっくり、からだが折れちゃったのかと思った。口が前脚の付け根位の位置にある。
この衝撃は、デンキウナギは長いからだなのに肛門がエラのすぐ後方(つまり体の真ん中よりよほど前)にあるのを発見した時に近いものがある。
 
 

カマキリ科 チョウセンカマキリ(オオカマキリかもしれないけど)
Tenodera angustipennis
カマキリの眼が前についているのは、狩をするからと書いてあった。哺乳類や鳥類の肉食の動物の眼が前についていて距離感をつかむというのと同じ。
 
 

オナジマイマイ Bradybaena similaris と思われます
先日花と緑の振興センターで見たミスジマイマイよりも小さい
本来は東南アジアのカタツムリ。農作物にくっついて帰化し、北海道南部以南の各地で見られるそうです。
 


まったくわかりづらい写真ですが、中央やや左の同じ枯草の、上の方にコフキトンボ、下の方にシオカラトンボ。よく似た2種がいっぺんに見られました
 


コメツキムシ科 サビキコリ Agrypnus binodulus
と思われます。1.5cm 位。雑食性。各地で普通。
 

カメムシ目 ヘリカメムシ科 ホソハリカメムシ Cletus punctiger
ホソハリカメムシはイネ科の穂にいることが多いそうで、イネのコメを吸汁して害を及ぼす(斑点米)。そういえばそろそろ刈り入れ・新米の時期。
 


アオサギ
このところ、良く見かける。灰色なのでまだ子供かとおもう。
 
 

カメムシ科 ブチヒゲカメムシ Dolycoris baccarum
白い紋が目立ち、体の縁が縞模様。西洋の盾か紋章みたい。
マメ科・キク科の植物にいて、ダイズ・ワタ・ゴマ・イネの穂も食害する害虫とのこと。それは困るよ。どれも大事な農作物。
 

イトトンボ科 アオモンイトトンボ Ischnura senegalensis
このあたりの縞って低めの草の合間でよくよく見かけるお馴染みになってきた。
 
 
コガネムシ科 スジコガネ亜科 アオドウガネ Anomala albopilosa
としておきますが、アオドウガネとドウバネブイブイとの違いが良くわかってないので自信が無い
 


ピンク色ががかっている。オンブバッタ?
 


タヌキを見たと聞いた。いるんだな。すっかり除草されて歩きやすくなった遊歩道

2羽ずつ連れ立っていたムクドリが、このごろは集団で飛んでいる。
 
 
 

220816 旧芝川で

2022年08月16日 | 生物

ツバメシジミ含め、ウスバキトンボ・クルマバッタモドキ・オオシカラトンボ・クロバネツリアブ、今日初めて見ました
 
 
5年振り、
その時は冬、野鳥観察して出会い、いろいろ教えてくださった方と、また行き会うようになりました。その節は、たくさん写真もいただいてありがとうございましたとご挨拶したら覚えていてくださっていて、この夏は、昆虫観察を何回かご一緒させていただいています。
昆虫も詳しくて、いろいろ教えていただき、ほんと感謝です。
自分一人では気が付かない、見つけられない、そんな昆虫やクモを、あそこにいますよ、名前は○○と、こちらから撮るといいですよ、朝涼しいうちにくれば昆虫も動かないので撮りやすいですよと
 
ということで、今日は、植物より動物の写真が多いです。
 
 
イチモンジセセリ
圧倒的に多く出会うのがシオカラトンボの雄とこのイチモンジセセリ。視野に5~6匹(頭)見つかることもある。こうしてみると、背中・胴体が毛深いね、もふもふ
 
 

ウスバキトンボ
桜並木の下で、ムギワラトンボともアキアカネとも違う黄色いとんぼがいるなとおもったんだけど、速いしとまらないしでペンディングしてたのは、これのようです。教わって撮ったのはウスバキトンボ。羽が大きいという。写真は不満だけどこうやって見られたのはラッキーでした
 
 

下流で底をさらうためにせき止めているからだと思います。水が流れてなくて、少し匂うし、おそらく酸素も欠乏しているのでしょう。小さい魚がアップアップしているし、横たわってしまっているコイもいました。



ツバメシジミ
ベニシジミ・ヤマトシジミに加えてシジミチョウ3種目。やっと会えた。白みが強くて後翅のオレンジ色の斑紋が特徴。後翅の尾状突起も大きな特徴。こうして葉に触れているので足のようにも見える。
 


ナガコガネグモ
先日も他のより大きい、そして隠れ帯が帯でなくて花のようにひろがっている。今見えているのは腹側。背側を見るとジョロウグモとの違いがはっきりわかるそうだけど、今日はここまで
 


カマキリ 
まだ翅が短い。昆虫は苦手。カマキリの一生がよくわかってない。不完全変態で、さなぎの時期は無い。この状態は羽が小さいのか無いのか、幼虫とよばれている。
 

ナナホシテントウ
こんなに照りがあるんだ。写っている。拡大鮮明化できそう
 

バッタの仲間 
複雑な模様から、クルマバッタモドキではないかと思います
 


アオモンイトトンボ
5月に初めて気が付いた。イトトンボが2種いるようです。これはアオモンイトトンボ。腰が青い。これは雄。雌が明るいオレンジ色~茶色
 

シオカラトンボの交接
 
 

カマキリ チョウセンカマキリと思われます
見分けは難しいそうです。調べてみると、チョウセンカマキリは羽が薄い色で前脚の付け根がオレンジ色。オオカマキリは羽は黒くて前脚の付け根が黄色。虫が苦手で怖いので捕まえて調べるのは無理
 


ニホンミツバチ
スマホの写真編集で拡大ができるのでやってみました。ぱっと見、セイヨウミツバチより黒い。腹部の黒い縞の幅が広いせいだろうか。脚には黄色い花粉の塊がついている。
 

オオシオカラトンボ
教えてもらって初めて見ました。シオカラトンボより黒っぽい。なにより頭部・眼が黒い。いたのかもしれない・見てたのかもしれないけど全然気が付かなかった。


双翅(ハエ)目 ツリアブ科 クロバネツリアブ Ligyra tantalus (Fabricius, 1794)
羽根が黒く、白帯がある。クロバネツリアブとおもわれます。
2~3のサイトを検索してみたのですが、雌が大きく・寄生性と思われ・生態は不明な点が多いということです。分布は、日本(本州、四国、九州、沖縄県)、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジア
 
 
ギンヤンマを見ましたと言ったら、産卵してますよと教えていただき、足をのばしました。
オオカナダモの上で、ばさばさとおぼれているような音がして、みたらまさに産卵していました。なんてラッキーなんだろう

ギンヤンマ、前が雄で後ろが雌。雌は青い部分が緑で、腹部の茶色が目立つ
 
 


アオモンイトトンボの雄と雌

アオモンイトトンボ 交接してるペアもいました
 


ヒメアカタテハ
ツマグロヒョウモンとにている。後翅の端の黒がはっきり幅広いのがツマグロヒョウモンの雌♀。こちらは黒い点の連続になっている。
 

アオサギ
熱心に覗き込んでいる。色が薄いので幼鳥だろうか
 
 

カルガモ
先日から見かける、今日も1羽。♂♀を見分けられるようになりたい
背の羽縁の白が目立たずお尻が黒っぽいから雄かな?
 
参考: 庭のチョウ