めぐる季節 花華の雪月花

その日々の魅せられた風景、花、鳥など・・・etc
拙い画像の数々ですが、見ていただければうれしいです。

遥か1500年の時を経て・・・・

2020-04-05 22:19:12 | 

朝から風が強く、昨日より7℃も低い予報でした。

日差しがあっても風が冷たかった分、体感で感じる気温はもっと低かったでしょう。

市内の満開を迎えた桜並木は、風に揺られて花びらが舞い散り川面を白く彩って流れていました。

「 桜まつり 」は中止となり、屋台もない静かな春のひとコマでした。

 

 

日本三大桜の一本が根尾谷の「 淡墨桜 」です。

樹齢1500余年と推定され、継体天皇お手植えという伝承があります。

1922年10月に国の天然記念物に指定されています。

淡墨桜は蕾のときは薄いピンク、満開には白く、散りぎわには特異の淡い墨色になり、淡墨桜の名はこの散りぎわの花びらの色にちなみます。

 

このたくさんの添え木がなくては倒れてしまいます。

過去に数回、枯死の危機を乗り越えてきました。

 

作家の宇野千代さんがその保護を訴えて、活動したこともよく知られています。

1500余年のたくましさと痛々しさが同居する幹。

 

3月に満開を向かえるのは30年ぶりということです。

 

右が「 淡墨桜 」左は「 淡墨桜二世 」になります。

 

お花見に来ていたわんちゃん。