今日のブログは・・・わたくし むら@車掌のコラム・・・ということにしておきます・・・
毎月20日前後になると鉄道関連趣味の月刊誌が発売されます・・・・
このブログの左下の方に 宣伝?という事ではありませんが 私が愛読中の鉄道趣味誌を紹介しています。
鉄道雑誌なんぞ 普通の方々は殆ど眺める事など無いと思いますが 昨今の鉄道ブーム?に乗じて 売上部数を伸ばしている・・・等という事も聞きます・・・
今月号はどの誌も2009年1発目ということで どのような記事特集となるのか・・・?という興味もありましたが、当然?のことながら 「さよなら 寝台特急はやぶさ&富士」の特集記事に占拠されてしまいました。
2009年新春・・・・「さよなら」で始まる鉄道趣味界ですが 最後の力走の日は3月13日金曜日・・・・残すところ1か月半程度となりましたが 東京駅発着の最後のブルートレインの雄姿を見守ってあげたいと思っています。
雑誌の誌面を飾るようになると当然ながら にわかファンも動き出す訳で・・・もはや週末など、寝台券の入手も困難な状況にあるようですし 私自身、最後の乗車の夢も叶う事は無いでしょう・・・
そんな事で 恐らく最後の乗車となるであろう 2007年1月某日、東京⇒鳥栖間を乗車した「はやぶさ」号のスナップを貼り付けておく事にします・・・・
東京から1117.6km・・・・一夜をかけて走り続けて 人気の無い下関駅に到着した「はやぶさ・富士」号。 牽引機のEF66はここで任務を終え 客車から切り離されようとしているところです・・・・・おつかれさま。
機関車が切り離されると 一瞬ではありますが客車のお顔を拝む事が出来ます・・・・
この日の「はやぶさ」は・・・若番スハネフ14 3でした!検査直後だったのか 塗装も綺麗でした。スハネフ14には発電用のエンジンセットを床下に装備しているので 営業運転中には 絶えずエンジンが回っています。私自身、スハネフに乗車した事はありませんが(あえて避けていた・・・とも言えるのです)、寝台乗車の際には 結構 エンジン音が気になるようです・・・。 ちなみに この時、私は3両目のB寝台ソロに乗車していました・・・・やっぱり個室は最高ですね!・・・・ちょっとタコ部屋みたいな感じもするけれど 一夜を過ごすのには丁度良いもんです・・・。
それにしても・・・私の世代だと「はやぶさ」といえば24系客車のほうがしっくりくるんだけどな・・・・。ちなみに「富士」号はこの「はやぶさ」号の後ろ側に連結されています・・・・次の門司駅までは計12両編成!での運転です。
下関~門司駅間にあるのは関門トンネル・・・・この区間を専用に牽引するカマはEF81400・・・・この区間を走行中、架線の電源が直流⇒交流に変わるので 交直両用の電気機関車が必要となるのです。 さしずめ「関門の船頭さん」といったところでしょうか・・・。牽引区間が短いためヘッドマークの取り付けもありません・・・・・昔はちゃんと付いていたのですが・・・・
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門司駅に到着すると 「はやぶさ」、「富士」と列車は分割・・・・それぞれの目的地に分かれていきます。 私の乗っている「はやぶさ」号は鹿児島本線を南下して熊本へ・・・、「富士」号は日豊本線を南下して大分駅へ向かいます。 ちなみに・・・門司駅では撮影しませんでした・・・・残念ながら 貼り付ける写真がありません・・・(泣)。
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私の乗車する「はやぶさ」号は九州内専用機ともいえるED76に牽引されて鹿児島本線を快走・・・大都市 博多を経て 今回の目的地である鳥栖駅に到着しました・・・・早速未だ拝んでいなかったED76のお顔をパチリっ!赤一色の車体にヘッドマークが絶妙にマッチしていて 本当に格好良いんだな・・・・もう最高っ!
そして鳥栖駅ホームで「はやぶさ」号を見送りました・・・・・
それにしても 6両編成のブルートレインとは・・・・・何か寂しさが残ります・・・・ 。
鳥栖に到着してからは気分は180度転換して「仕事モード」に切り替えました・・・・この後、鳥栖で1泊、こちらでの仕事を片付けてた後、普通列車で熊本へ・・・さらには豊肥本線経由で大分へ向かいました。 当然?ながら 大分駅から東京まで 上りの「富士」号に乗車するためです・・・・
※帰りの「富士」号は・・・・時間の都合上、撮影は全くしておらず ここに貼るべき画像もありませんでした。
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こうして・・・・九州行きの仕事のために往復とも夜行寝台列車を利用した出張となりました。
乗車している客車は変わらねど・・・・
走行区間毎に変化する機関車の表情・・・・
これぞ客車列車の醍醐味!といったところでしょうか・・・・。
夜行列車の良さというものは・・・・
それは 実際に乗ってみる事が一番だと思います・・・・。
こういった夜汽車の旅を満喫出来るのも ・・・・残され時間はそう長くないかもしれません・・・
夜汽車の旅は何度も経験しているけれど・・・・
どれもが みんな良い思い出しか残っていないんだよな・・・・
今の時代・・・・一番必要なモノが 夜汽車の旅にはあるような気がしてなりません・・・・