むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

秋の日の想い出・・・・・。

2010-09-29 22:17:00 | 車掌@コラム

ほんの半月前まで 猛暑に見舞われていたのが嘘のように すっかり涼しくなりました。 昨日の外出時も 一応、客先に出向く!ということで ジャケットを羽織って出掛けて来ましたが 暑くもなく寒くもなく・・・すっかり秋モードに入ったようです。 そういえば 昨日・・・車中から栗拾いをしている老夫婦を見掛けたんだった。 栗農家の方かどうかは判りませんが どこかのんびり、というかほのぼのした印象がありました。やっぱり田舎はイイな!って思います。

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栗といえば 自分には嫌な思い出があるのです・・・・

幼少の頃の事・・・、まだ幼稚園児だった頃の出来事だと思います。

当時、自宅の前には雑木林が広がっていて そこが遊び場にもなっていました。 春になれば芝桜の花弁を摘んで蜜を吸ってみたり、タンポポの綿毛で遊んでみたり・・・と、懐かしい想い出もあるのですが、一番の想い出というのは やっぱり悪い事が記憶に残るみたい・・・・。

恐らく晩秋、というより初冬の頃の事かもしれません・・・。いつものように雑木林で遊んでいると 栗の「いが」がたくさん転がっているのを見つけました・・・野生の栗の木が数本生えていたのでしょう。 子供ながらに「これは面白そう!」と この「いが」を拾い集めようと 駆けだしたその時、ちょうど足元にあった木の根につまづいて そのまま栗の「いが」の上に転んでしまいました・・・・。 野山で遊んでいれば転ぶことなど しょっちゅうあったし、だいたい、毎日赤チンのお世話になっているぐらいでしたからビックリもしなかった。 けれど、起き上がろうとしたその時、両手にいっぱいの「とげ」が刺さっていて それはもう大変・・・・。チクチク痛いし、擦っても取れないし・・・で、大泣きして家に帰ったのを憶えています・・・。でも、悲惨だったのはその後の事・・・、家に帰って 一目で全てを把握した母は 何故か笑っていたように思えます。(その辺は定かではありませんが・・・) 

とりあえず手を洗いながら ぬるま湯を張った洗面器の中に手を入れていました。 恐らく手をふやかすためだったのでしょう。 そして「とげぬき」を持った母が 私の手をとって とげを抜こうとするのですが それが痛くてたまらない。あまりの痛さにさらに大泣き、さらにはじっとしていないものだから とげもろくに抜けないし・・・・。

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夕方、仕事から帰って来た父も加わって とげの摘出作業となりました。 父は僕を羽交い締めにしながら 手を押さえ、母が「とげぬき」で抜いていく・・・。僕は全く持って体の自由を奪われたまま 絶叫し続けた・・・・! というのが本当のところなのかな・・・? (よその家から覗かれていたら それこそ今で言う「児童虐待」・・・もっとも当時はそんな言葉は無かったのでしょうけれど・・・) その時間がどのぐらいの長さだったのかは 今となっては判らないけれど とげを抜き終わった後は、汗だくで非常にぐったりしていたのだけは憶えています。

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今でもこの季節、我が家で栗を見掛けると そんな話が出てくる始末。 父も母も 大笑いしながら想い出話に花を咲かせていますが 格言う私も その「事件」の主人公?として 只々笑うしかありませんが、今となればそれも良い思い出なんでしょう・・・。

と・・・、今日は趣味的なネタが見つからなかったのでこんな話題にしておきました。