本日3月31日をもって 消えていく鉄道線があります・・・・。
長野電鉄 屋代線・・・、それに十和田観光電鉄線・・・・。
どちらも 今まで永い間 お疲れさまでした・・・・・。
長野電鉄 屋代線・・・・、国鉄時代には 上野からの急行列車が乗り入れていたものでしたが 長野オリンピック開催を前にした 高速道路整備や 長野新幹線の開通に伴う 鉄道線の転換によって 今回 虚しくも廃線となってしまった訳です。 長野電鉄といえば 地方私鉄の雄でありますが そんなところでも こうして廃線となってしまうのが もの悲しいことであります・・・。 自分が社会人になった頃、秋になると新潟方面への出張があって 当時良く利用していた信越線の特急「あさま」や「白山」の車窓から 眺めた事もありました・・・。屋代駅で客待ちをしていた単行の1500形電車が 何とも良い雰囲気を醸し出していたものです・・・・・。
そして 十和田観光電鉄線・・・・・。
東北本線(今では第三セクターの青い森鉄道線となってしまいましたが・・・・)の三沢駅から伸びていたミニ私鉄。 社名とは全く異なり 十和田湖観光には程遠く、地元の足として活躍していた私鉄線でした。 自分はこの鉄道に乗車した事は無かったけれど 三沢を通る東北線の特急列車の車窓から 車両を眺めた事を思い出します・・・。 近年は 東急電鉄からステンレス車体の中古車を購入して使用しておりましたが この鉄道最大の魅力は 除雪用に保有していた2両の電気機関車たち。 今回の廃線の後、彼らの去就も気になるところです・・・・。
最後にもうひとつ・・・・・
これは鉄道線ではありませんが 長年馴染み親しんだ 大手鉄道車両メーカーである東急車両・・・・、明日4月1日からJR東日本の完全子会社となり この「東急車両製造」という名称も過去のものとなろうとしています。 元々、社名が示す通り、東急グループの一員であったこの会社ですが 我が国初のステンレス製車両を送り出す等、我が国の鉄道車両メーカーの雄として 様々な鉄道会社向けに車両を送り出してきました・・・。 我々ファンとして興味深いのは 明日以降、JR東日本傘下となった場合、今後はどのような車両を生み出していくのか・・・?という点に注目したい・・・。 新幹線車両を中心に 今や国際競争時代に入った鉄道車両分野ではありますが 未だ我が国内においては 各鉄道会社ごとに それぞれ異なった規格・仕様があるのです・・・。 今回の子会社化が 他の鉄道会社に与える影響は かなり大きなものといえましょう・・・・。 将来的には 生産性も含めて 各鉄道会社ごとに異なる車両仕様の共通化が加速度的に進行する事が予想される・・・・、つまりは 各鉄道会社ごとにある 車両デザインというものの没個性化も進んでいくのか・・・?という点にあります。 新しい会社の商号は「総合車両製作所 J-TREC」となるようですが この先の動向に注目です・・・・。
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3月の年度末とはいえ 鉄道ファンにとっては 悲しいニュースとなりました・・・・。
永い間 本当にありがとう・・・・。