水曜日・・・・
明日23日は天皇誕生日で祝日なんですね・・・・・
年号が令和になって 早5年が経過しましたが 私的に この祝日には 未だに馴染んでいないようです。
休日前夜という事で 久しぶりに模型の話でも書いてみる事にします。
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先日 amazon経由で購入したTOMIXのキハ30・35系気動車・・・・
今更ながら 初めて開梱して中身を眺めてみました。
キハ30・35系列は 既にMODEMOとKATO製品を保有しているので 本来だったら「もう要らない」となるはずでしたが 結局のところ 買ってしまったんですね(笑)。そのTOMIX製品ですが さすがにHG仕様と高価なだけあって 良い出来といってしまえば それまでなのですが 他社製品と比べると 色々と見えてくるものもあるようです。
このTOMIX製品・・・・ 個人的に嬉しかったのは 運転台保護板が別パーツとして付属しているところ。取扱説明書には「両面テープで固定」と書かれていますが 無論 接着剤使用で固着したほうが良さそうです。さらに車体標記類は TOMIXらしくインレタ付属でのユーザー対応・・・・。キハ30用とキハ35・36用と2種類に分けたのは良心的と思う一方、キハ30の正面に入る 検査標記がインレタに内包されていないのが痛いところ・・・・キハ車を問わず 両運転台車の必需品とも思われる標記だけに 是非とも内包して頂きたかった・・・・ もっとも 私の場合は 老眼で標記文字も読めないものですから くろま屋さんの旧型国電用表記を並べ替えて貼っておくことにします。
総じて TNカプラーのおかげで下廻りが締まった印象がある一方で それ以外のところは実車がそうだったように 正直 これといった特徴は無さそうです(笑)。
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以前も書きましたが 私にとっては馴染みのある八高線を走っていた車両だけに 今でも愛着を感じている訳でして・・・・
ちなみに 私がキハ30・35系で最初に入手したのは旧エンドウ製のキハ35首都圏色でした。真鍮ボディーにグリーンマックスがOEM供給した動力を搭載したM車仕様・・・・ 確か 池袋の西武百貨店内にあった「しぐなるはうす」で特価品(確か2,000円だったはず)を買ったんですね。当時はまだ中学生の頃だったので お小遣いも少なくて 上野駅or東京駅に撮影に行った帰りに 「しぐなるはうす」に寄ったのです・・・・そうそう、あの頃は 西武が関水金属に特注したE851電機機関車とレオコンテナのセットが沢山並んでいた記憶が蘇ってきました。時代にすると1982年頃だったでしょうか・・・・。 その「しぐなるはうす」も とっくの昔に閉店してしまいましたね。
その時のキハ35は 何故か今でも車体だけが残っている状況・・・・購入後 暫くして 動力不調によりモーターを廃棄、T車としてKATOのキハ20と繋げて遊んでいましたっけ。後年になって TOMIXから 真鍮ボディーのキハ35が発売されましたが さすがにあれには手を出さなかった。価格とディテールが釣り合わないと 当時の目線で感じたのでしょう(笑)。
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MODEMO製品は 今は無き マッハ模型店のHPに出ていたキハ30 首都圏色 4両セットの特価品(50% OFF)を2セット通販で購入したものですが いざ手にしてみると 色々と粗がある製品だったみたい(笑)。MODEMOのNゲージでは初のJR車両(・・・だったはず?)という事もあるのでしょう・・・・床下部分などMODEMOなりに作り込んだ印象がある半面、朱色5号の車体色が明る過ぎた感じがして 入線後 早々にIPAプールで塗装を剥離、自前で再塗装する流れに至りました。ひとまず再塗装で車体色が落ち着いた・・・・なんて事を思っていたら KATOから製品化が発表されてしまい 仕掛中ではあるものの そのまま模型棚で長期の眠り?につく事になりました。
MODEMOのキハ30は その後 久留里線色や 相模線色等々、様々なバリエーション展開がありましたが 一方で キハ35・キハ36の片運転台車は製品化しなかったんですね。後年、KATOから製品化の発表があると色替え製品を中心に 結構売れ残っていた印象がありますが せめてキハ35が製品化されていたら状況は違ったのではないでしょうか? あくまでも個人の感想ですが・・・・。
⇒後日 改めて確認してみたら 一応キハ35は製品化されていたようです・・・・発売時、高価だったので 飛び付かなかったから 頭の中から抜けていたんですね(笑)。申し訳ありません。
ちなみに 私が手にした首都圏色 4両セットですが ベンチレーターはグローブ型 or 箱型の選択式となっていました。 箱型ベンチを載せれば 容易に寒冷地向け500番台車に仕立て上げる事も出来たのですが ここで落とし穴がありました・・・・。MODEMOのキハ30は 前面補強板が一体成型となっているのが仇になったというか・・・・ 八高線に転出してきた両運キハ30の画像を調べてみると 500番台車には 前面補強板が無いものが殆ど・・・・キハ35の500番台車には補強板取付が確認出来る車体もあるのですけど。そんな事で MODEMOのキハ30は 簡単に500番台車にするのは難しい、と諦めたのでした・・・・模型棚で長期放置したのは そんな理由があったからでしょう(我ながら 当時の事は忘れてしまいました)。
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最後にKATO製品にも触れておきます・・・・
KATOのキハ30・35系は ステンレス車体を持つ900番台も網羅されているのが嬉しいところ。現状、ツートン塗装製品のほうは 前面補強板が無いタイプで製品化、一方 首都圏色のほうは補強板が一体成型された車体で製品化と 一応 車体の作り訳がされているのが興味深いところ。今後は この逆の組み合わせが出てくるのか期待したいところです。
KATOのキハ30を初めて手にした時は M車でも随分と軽く出来ていて驚きましたが さすが走行安定性はバッチリ・・・・。車体も この系列の特徴でもある 両開き式外吊ドアーの戸当たりゴムにグレーが入っていて 模型的な印象把握が上手です。 さらにシールドビーム仕様の前照灯と印刷済方向幕パーツをセットにしたオプションパーツを設定、ユーザー側で自由にアレンジを楽しむ事も出来ました。一方 下廻りのほうは エンジンモールドを中心に謎の?バリエーションが存在するようですが 私的には 然程気になりません。
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総じて各社が製品化したキハ30・35系についての印象を書いてみましたが、私的には 現時点でKATO製品が一番しっくりくるような気がします。唯一の難点は 最近すっかり市場在庫が無いこと・・・・TOMIX製品が出たばかりなので 敢えてぶつけてくるとも思えませんが KATO製品ベースで 八高線転属組の500番台車を製作したいので 前面補強板の無い首都圏色が出ないかな? と気長に待つ事にします。なんせKATO製品の塗装は IPAとの相性があまり宜しくないようですから ツートン仕様からの塗り替えはやりたくない、というのが本音です・・・・。