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時空恋花~JIKUU-RENWA~を最初からお読みになる方は、こちらからお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/851f09b9f8160b0f295175131ee18cd8
第三章 日記
「で・・私の日記を盗み見したのは許したとして・・・」
「え!?紗枝もう許しちゃうんだ(笑)優しいというか、純粋っていうかww」
「ありがとう・・で・・ごめん。渡辺さん、いくつか質問してもいい?」
「何?」
「これだけ携帯端末が普及している昨今・・なんで、直筆で日記を日記帳に書いているの?」
紗枝は一瞬、その美しい形をした眉をひそめたが、やがてこう答えた。
「う~ん・・私ブログとかSNSの公開日記って苦手なんだよね・・・」
「私はブログ、公開日記派だけどね」
と横から理奈が答えた。
(いや~君には訊いていないんだけど(汗))
「理奈はそうだよね・・・彼氏ともブログで知り合ったんでしょう・・」
「ってかたまたま彼が私のブログの愛読者だったのよ」
と理奈は得意げに胸を張った。
「そ・・そんなことってあるんだ・・・」
未来からきた宏幸だが、こと恋愛に関しては奥手だったので、理奈の言葉にちょっとビックリした。
「そうよ・・・ブログを集めたSNSがあってね・・そこのコミュニティのオフ会で彼と知り合ったの・・って私のことはどうでもいいでしょ(笑)」
「そうでした・・(^^;)」
「なんか理奈には悪いけど・・公開して書く日記って本当の自分の深層心理とか本音とかあまり書けないような気がするし・・それにね・・なんか自分の日常を切り売りしているみたいで・・・私は苦手」
「それってわかる、わかる・・なんかちょっと公開日記だとかっこつけたくなる・・
っていうか・・顔も知らない人たちが読んでいるんだってわかってもなんか本音が100%だせないんだよね」
宏幸は、うんうんとうなずきながら紗枝に同調した。
「そう??私なんか本音ズバズバ・・彼氏とのことも結構そのまま書いているけどね!赤裸々理奈の実態日記!!www」
「理奈は性格上そうなんだよ」
「ってかSNSの仲間も顔を知らないだけで毎日日記のコメとかやっているともうリア友のような気がしてくるし。悲しいとき、辛いとき感情を理解してくる友達がいるみたいでうれしいんだよね」
と理奈がマジメな顔に戻り言った。
「うん・・それはわからないこともないけど・・私は未来の自分のために日記をつけているんだ」
「未来って?」
宏幸は一瞬自分が未来から来たのを紗枝が知っているのではないかと思い、ドキリとした。
~つづき 第四章へ~
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第三章 日記
「で・・私の日記を盗み見したのは許したとして・・・」
「え!?紗枝もう許しちゃうんだ(笑)優しいというか、純粋っていうかww」
「ありがとう・・で・・ごめん。渡辺さん、いくつか質問してもいい?」
「何?」
「これだけ携帯端末が普及している昨今・・なんで、直筆で日記を日記帳に書いているの?」
紗枝は一瞬、その美しい形をした眉をひそめたが、やがてこう答えた。
「う~ん・・私ブログとかSNSの公開日記って苦手なんだよね・・・」
「私はブログ、公開日記派だけどね」
と横から理奈が答えた。
(いや~君には訊いていないんだけど(汗))
「理奈はそうだよね・・・彼氏ともブログで知り合ったんでしょう・・」
「ってかたまたま彼が私のブログの愛読者だったのよ」
と理奈は得意げに胸を張った。
「そ・・そんなことってあるんだ・・・」
未来からきた宏幸だが、こと恋愛に関しては奥手だったので、理奈の言葉にちょっとビックリした。
「そうよ・・・ブログを集めたSNSがあってね・・そこのコミュニティのオフ会で彼と知り合ったの・・って私のことはどうでもいいでしょ(笑)」
「そうでした・・(^^;)」
「なんか理奈には悪いけど・・公開して書く日記って本当の自分の深層心理とか本音とかあまり書けないような気がするし・・それにね・・なんか自分の日常を切り売りしているみたいで・・・私は苦手」
「それってわかる、わかる・・なんかちょっと公開日記だとかっこつけたくなる・・
っていうか・・顔も知らない人たちが読んでいるんだってわかってもなんか本音が100%だせないんだよね」
宏幸は、うんうんとうなずきながら紗枝に同調した。
「そう??私なんか本音ズバズバ・・彼氏とのことも結構そのまま書いているけどね!赤裸々理奈の実態日記!!www」
「理奈は性格上そうなんだよ」
「ってかSNSの仲間も顔を知らないだけで毎日日記のコメとかやっているともうリア友のような気がしてくるし。悲しいとき、辛いとき感情を理解してくる友達がいるみたいでうれしいんだよね」
と理奈がマジメな顔に戻り言った。
「うん・・それはわからないこともないけど・・私は未来の自分のために日記をつけているんだ」
「未来って?」
宏幸は一瞬自分が未来から来たのを紗枝が知っているのではないかと思い、ドキリとした。
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