序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

第26回公演舞台写真4

2013-11-02 13:07:30 | 演劇

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と、いう訳で物語の始まりです。

ここはとある支線のガード下。

どこのですって?

野暮な事はおっしゃいますな。

これは作り物、架空の世界です。

とはいえ、こだわりを少しばかり。

此処は臨海工業地帯に近い急行の通過待ち駅。

なので鉄道は四軌道あり、線路幅も大きく線路左右に街道に向けての店が数店ある場所です。

このガード下には上手に田崎良子が経営する大衆食堂むつみ食堂。下手前に村井亀吉が営むげんこつラーメン店。下手奥に大野京子のスナック「なぎさ」。

何時もの様に始発が走り、ガード下の一日が始まります。

とにかくここの一角の朝は早いんですな。

何せ朝からの営業があるんです。

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珍しくむつみ食堂の鈴木美沙が一番乗り。

なにせ今日は特別な一日。

どう特別なのか?

これはこれは気の早い。

それは追々。

三々五々ガード下の下の住民が集まってきます。

そこへ来たのが・・・

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二年前に結婚してむつみ食堂を卒業して、今は北海道に住む安西竜子。

族上がりの彼女は傷害の前科持ちだったが、保護司の紹介で協力雇用主の女将良子によって雇われ更生し、結婚に至った経歴の持ち主だったんですね、これが。

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二年ぶりの再会にガード下の住人は大喜び・・・・の筈だったったんですが、そう単純じゃないんですな、人間と言うものは。

その訳はまた次回。

撮影 鏡田伸幸


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