劇団芝居屋第十六回公演「払暁の時・手紙」も早いもので幕が上がって四日目を迎えます。
お蔭様で芝居は好評を博しており、脚本家や演出家としては安堵の胸を撫で下ろしています。
ところが私にはもう一つ役者という役目がありまして、その事を考えると撫で下ろした筈の手が心臓を押さえます。
まあ、でもそれも頼まれてやっているわけではないの訳ですから誰に文句もいえません。ひたすら他の役者の迷惑にならぬ様に実直に演じています。
私達劇団芝居屋は公演の際、開演の二時間前に全編の台詞合わせをします。
この台詞合わせは体ほぐしを兼ねたリラックスした状態で行われます。 思い思いに自分のやりたい事をしながら聞き耳だけは立てている状態です。この台詞合わせは全編を猛烈なスピードで行われるので油断し自分の番を逃したりすると、全員から罵声を浴びせられることになります。罵声といってもそれは愛情のある叱咤ですがね。
本番を迎えたこの頃はもうよどみなくこれは行われます。緊張の本番を前にしたリラックスタイムといったところです。
さて、今日も頑張っていきますか。
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