二ヶ月前の稽古始めの頃は35℃。
見た所当たり前の季節の推移ですが、ご存じの通り四分の三の日々が酷暑続きでした。
その中での稽古はこたえましたね。
役者達も苦しかったと思います。
なにしろ、現在の自分の力量では歯が立たない役を各自に与えたのですから。
企画演出としての私としても冒険でした。
とにかく劇団員の技量向上なくしてこの公演は成り立たないのですから、私も必死で鞭をふるいましたよ。
でも、その成果はすんなりとは現れませんでした。
「ああ、ストレスによる胃潰瘍ってこうしてできるんだな」と実感したものです。
まあ、胃潰瘍になる様な繊細な神経を持ち合わせていなかったので無事でしたがね。
鬱々としたものを抱え込みながら稽古を見ている時間が経過して、10月の声を聴いたころから、何となく光明みたいなものがみえてきたのです。
役者達の中の一人がある日、変わったのです。
階段を上ったんですな。
それを合図のように、次々役者達が変わって行きました。
そうして昨日、稽古場稽古の最終日をむかえました。
良いモノになっています。
その確信はあります。
明日はいよいよ小屋入りです。
稽古場稽古で培ってきたものを信じて、現場に適応して、もう一段階段を上ってくれることを期待しています。
お時間がありましたらお越しください。
決してご損はさせません。
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