今週の日曜日、東海道線に乗って藤沢に行ってきました。
父の遺作展が藤沢市にある遊行寺宝物館で開催されたからです。
私の父は、増田誠といって油絵の在仏作家として、フランスの市民権を得てル・サロンやドートンヌの会員として活躍した絵描きで、日本よりも海外で知られた人でした。今回は父が六十台から手がけた水墨画が展示されていました。
この遊行寺はかなり歴史のある寺らしく、広大な敷地に持っていました。
遺作展が開催された宝物館の隣に巨大な銀杏の古木があり、乳と呼ばれる気根を垂れ下げていました。
父が逝ってから二十二年が過ぎました。
まったく時の経つのは早いものです。
この遺作展はこの日が最終日でした。
義母と私達夫婦、娘姉妹と娘の連れ合い、それに孫の四世代の珍道中でした。
父の画業を目の当たりにすると、自分の芝居に向かう姿勢の甘さを痛感します。
良い父を持ったと思います。
感慨深い一日でした。
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