3月13日(木)第27回公演「料亭老松物語」の本格稽古の初日を迎えました。
この日は劇団芝居屋の唯一の本読みの日です。
まず、舞台美術に対して演出から要求したアクターズエリアの説明をし、本読みという事になります。
公演台本を渡し内容説明をして丸一週間。
役者各人がどんな読み方をして、自分に与えられた役をどう料理するかの原型を見せる日です。
ここでは禁止されている事柄が一つだけあります。
それは他人の目を気にしない事です。
これが結構難しいんですね。
何かをはっきり把握し、欲求が生まれて無いにもかかわらず何となくのお芝居みたいな事をしてしまうんですな。
それは見られている意識が成せる業なんですよ。
まだはっきりしたものをつかんでいないんだったら、その様にカッコ悪くやればいいです、これから稽古で形作って行くんですから。
同じ芝居を創って行く同志の前で格好つける事はないんですよ。
これからどんどん変わっていきます。
これが楽しいんですよね、演出は。
大いに私を困らして下さいよ。
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