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序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

解放の時。我、豹変す。

2012-05-04 20:57:34 | うんちく・小ネタ

Tooruyoru
劇団芝居屋第23回公演の初日まで残すところ二週間。

実質稽古日数12日。

二か月45回の稽古もここまで来ました。

早いもんです。

これまでの33回の稽古は演出家の私にとって忍耐の時、歯ぎしりの日々でした。

それというのもわが劇団の大方針として、役者の役創りは役者自身が自分で考えるのを基本としているからです。

稽古に入る前に役者諸君には、45回の内の本番二週間前まで稽古は君達に上げるから、自分で工夫をして稽古場で見せてくれ、と言い渡してあるので、その間の私は考える方向性と役創りのちょっとしたアドバイスに止めています。

だから、その間私はストレスの塊みたいになっている訳ですよ。

なぜ、そうなる? 

どうしてこれを考えない。

これらの私の疑問は、言葉を柔らかにして、こう考えてみたらどうだろうと言い換え役者諸君に渡してました。

とうとう二週間前になりました。

稽古に入る前に私はこういう事も役者諸君に言い渡してありました。

曰く、本番二週間前になったら君達から考える自由はく奪すると。

さあ、次回からは本番用の稽古が始まります。

ここからは今までの役者に優しい親切な私ではありません。

私は豹変し、暴君であり、冷酷無比な独裁者になるのです。

私がこうやれと言ったら、やらなければならないんです。

言い訳は許しません。

でもね、きちんと自分創りをやってきた役者にとっては、新鮮さを保つ為の良い稽古になる筈なんです。

とにかく私はこれまで胃に穴が開きそうな思いを散々しているのですから、この位は当然です。

覚悟しとけ!!


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