光恵の自分の書いたノートを見つけた喜びに一同が感激していた時、表に一組の夫婦がやって来た。
紀藤孝夫と美智子であった。
二人はインターネットで「ともしび」の事を知り、東京からわざわざ車を飛ばして、ラーメンを食べに来たのだ。
孝夫の美智子への気の使い方が尋常ではない。
店に提灯の出ていないのを訝しがった美智子は孝夫に店の様子を見てくるように頼む。
孝夫は入り口で小百合と鉢合わせになる。
何事かと出てきた芙美枝に美智子が営業しているかどうかを尋ねる。
芙美枝が店主の亡くなったことを説明し、スープを仕込み中で今日は営業していない事を告げる。
美智子のラーメン対する執着は異常であった。
ラーメンを食べる為に一日泊まる様に孝夫に迫る。
孝夫が翌日の仕事で泊まれない事情を説明しても、それを聞くどころか激高して孝夫を責める美智子。
何事かと見詰める一同。
美智子の興奮を鎮めようと芙美枝は美智子を店に招き入れる。
異様な出来事に、気になった直弼・忠吾・光恵の三人は孝夫から事情を聞こうとする。
孝夫は自責の念に駆られながら事情を語り出すのであった。
撮影 鏡田伸幸
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