ぷらすわんの子供たち ~ホワイトスイスシェパードと暮らす~

ホワイトスイスシェパードのヴァルターを中心に日常や競技会などを綴った雑記帳。

励ますこと

2016年02月10日 | ひとりごと
昨年末は実家のばあちゃん介護で、
ごはんを作ったり用事をこなしたり
我が家の生活にプラスアルファで
ややお疲れなワタクシでござりました。

ぼくちゃんもちょっと良くなったかなと
思えばすぐ下痢をしたり
真菌でお腹周りが赤くなったりと
心配の種が付きませぬ。
ボクちんもストレスで抵抗力が
弱くなってたんだな~~


ぼくちんお母ちゃんがいないとダメなんですよ~。
苦手なことが我慢できるようになったと
いきなりステップアップさせた母ちゃんの失敗。
二人三脚でまた頑張ろうね。


さてそんな中、12月初めになって親しい友人から
連絡をもらい久しぶりに会いました。
彼女は2年前から病気と向き合い頑張っております。
体調にも良い時、しんどい時と波があるので
彼女のペースに合わせて連絡を取り、会ってきました。
彼女はとても努力家で強い心をもった方で
わたしと同じ目標に向けて人一倍頑張っている
お姉さんのような存在で相談相手でもあり、
時に良きライバルでもあります。

その彼女から入院と部屋番号のお知らせをもらい
わたしはすぐに会いに出かけることにしたのです。

わたし自身かつて2度の入院の時、
身体がしんどい時は余計な気を使わない
「友人などの見舞いはお断りする派」でござりました。
なので彼女が入院する度、辛い時に行くのは
よろしくないと思い見舞いはせずに
退院してから会っておりました。

11月に話した頃は彼女も体調がすぐれなかったので
わたしはちょっと心配していました。
しかし連絡のやり取りの文面では明るい感じで
少し安定したのかな思って正直ほっとしておりました。
でも今まで無かったことに何かを感じたのも本音です。
そこですぐに会いに行く約束をすると
「へい、合点だ」という彼女らしい返事でござりました。


お母ちゃん、お見舞いにいくのですね。
ボクからもよろしくと言っといてくださいよ。


久しぶりに会った友人と共通の話は尽きることなく
あれこれ悩んだり上手く出来なかったりするわたしに
彼女は多くの助言をしてくれました。
頑張っている彼女を励ますために会いに行ったのが
病気と闘いながらも目標に向けてゆっくりゆっくり
進んでいく彼女にわたしは元気を貰っておりました。

そして楽しく話していた途中、ふと言葉が途切れたとき

「わたしね、時々心が折れそうになるの・・・」

その時初めて彼女の瞳から涙がこぼれおちました。
わたしは一瞬言葉に詰まり、
自分まで泣きそうになりました。
そしてこんな大事な時に人を励ますのは
なんて難しいんだと心底感じておりました。

「やだ、ごめん。わたしまで泣きそうになった」
取り繕うのが下手なわたしは
素直に気持ちを言葉にするしかありませんでした。
「いいのよ。泣いていいの・・」
彼女は静かにそう言うと涙を拭いながら
にっこり笑ったのでした。

その日わたしは彼女の時間がゆるす限り
お互いの目標のことや将来の希望や夢を
年が明けたらどうしようとか
暖かくなったら一緒にどこへ行こうとか
こどもたちの成長や思い出話もたくさんしました。

彼女は何よりもこどもの将来のことを
気にかけているようでした。
可愛くて可愛くて仕方が無い
彼女の自慢のお嬢のことでした。
でもここのところ彼女は
病気のことで頭がいっぱいいっぱいだったのです。

「しづきさん、ありがとう。大事なこと忘れてた。
わたしあの子のことちゃんと考えなきゃ。」

”お嬢の良いところを
精一杯伸ばしてあげたい。”

それが彼女の元気の源なのでした。

そしてわたしは他の友人と共に彼女を励ますために
何が出来るか考えることにしたのです。

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