ぷらすわんの子供たち ~ホワイトスイスシェパードと暮らす~

ホワイトスイスシェパードのヴァルターを中心に日常や競技会などを綴った雑記帳。

寝苦しい夜に

2008年07月31日 | 今夜の一冊
眠れなくなるほど怖くて面白い。
私にとって今年一番の本になるんじゃないかな。

フランク・シェッツィングの「深海のYrr」。
最近のドイツは映画も小説もなかなか興味深いです。
本屋で目に留まったのもそれだけの理由だったんだけど、
読み始めてこれは大当たりでした。

物語はペルー沖で葦舟で漁に出た漁師の一人が
行方不明になるところからはじまります。
数ヵ月後ノルウエー海底で無数の異様な生物が
メタンハイドレート層を掘っているのが発見され、
カナダ西岸で到来が遅れていた鯨の群れがボートを
襲い始め、世界各地で猛毒のクラゲが出現、
フランスではロブスターによって運ばれた病原体が
猛威を振るい始めます。
海の中で一体何が起きているのか?
それぞれの専門の学者達が調査し始めるのですが・・・。


海には昔から興味や関心があるのだけれど
いざスキューバーの資格を取るのに二の足を踏む。
マリンスポーツもやってみたいけど
それよりトレッキングやロッククライミングの方がいい。
海辺に住むのと山の中に住むのなら山の方がいい。
カナダを訪れる度にホエールウオッチングをしたいと
思いつつ実行にうつせない・・・などなど
私がいままであえて考えようとしなかった怖さを感じる理由。
のっけからことごとく起こしてくれてます、この本は。(苦笑)

舞台が深海にへと深く潜っていけばいくほど
未知の世界に背筋が凍るような怖さを感じますねえ。
正体不明が引き起こす恐怖。

深海には何かいる。
それが何かわからないけれど、
海は人の身近に隣り合わせであらゆる方法で
やってくるわけです。
サメが人を襲うのは当然怖いんだけど
それ以上に深海で埋めつくされるほどのゴカイとか
破裂したロブスター、目の無い白いカニの大群の襲来・・・。
うう、想像しただけでめちゃめちゃ怖い。

深海の世界は宇宙よりずっと身近なのに
実のところ私達はほとんど知っていないんですね。
現実に起こっても不思議じゃないくらいリアルで
怖い小説です。
そして人類の危機に愚かな行動を起こすのは
やはり人間なのですね。
どよ~ん。

人類が地球に何をしてきたか
あれこれ考えさせられる小説でした。
生物学や科学に疎い人でも充分楽しめる一冊って、
日本では上中下巻の3冊なんですが。(笑)
実に読み応えあるお勧め作品です。

今日の画像はカヤにとまっているバッタ。
実はこのバッタもカヤで編んで作ったもの。
珍しくて頂いたんですが、よく出来てるでしょう。

暑い日にモリモリと

2008年07月20日 | きょうの一品
食べにゃいかんのです。
バテないよーに。

しっかし暑いと食欲が無くなっちゃう。
ほんと。
作ってるだけで暑さに負けちまうのでしょうか。

だから作ってるは香りでそそるものを。

今夜はれんこんとニラの中華風炒めと
なすとシメジの冷し煮浸し。
ビールがすすむかな。

手早くできるんですが煮浸しは
昼間か前日のうちに作って冷やしておくと
味もしみて美味しいですよ。

さて、なすのほうの作り方は
へたを取ったなすを縦割りに切って
皮の方に斜めに切りこみを切れ込みをいれておきます。
しめじは大きいものがよいです。
石づきをとっていくつかにわけておきます。

どちらも新しい油で素揚げして
バットで油きりした後熱いうちに
しょうゆたれにつけます。
これはつゆの素など使うとより簡単。
あとは冷蔵庫で冷やします。
食べる前に山椒の粉を振っていただきます。

中華風炒めは水煮れんこんと市販の
チンジャオロースの素を使うと簡単。
油をひいたフライパンでれんこんを炒めます。
薄切りの場合、しんなりしすぎないよう
歯ごたえを残す程度に。
そこにお肉もいいんですが、しつこくなるので
食感の違うちくわを入れて炒めます。
最後ににらを入れてさっと炒めたら
チンジャオロースのソースを入れて
絡めるように炒めたら出来上がり。
               

やっぱり夏だ

2008年07月14日 | 製作
月初めはなんだか夏っぽくないようなこと書いてるけど
そのあとすぐ暑くなっちゃいました。


プリザの制作もレカンの花材作りも
なかなか難儀な時期です。

いいなって思ってつい買い過ぎちゃったりすると
加工前に生花の方がだめになっちゃたりして。
あちゃ~。

加工も油断してると泣きをみるんだよね。
先日もウオーターボンドで止めてるセロファンを
外しわすれてガーベラにカビがはえちまいました。
あぎゃー。

プリザの乾燥も今ひとつぱりっとしない時期。
日本の夏は湿気が多いんだろうけど。
7月は梅雨の影響大ですな。

花の鮮度もあっという間に落ちちゃうらしくて
花屋で入荷したばかりを買って加工しても
きれいに仕上がるのは案外少なかったりする。

プリザの夏の制作はロスが多くて高価な花は
避けたいところです。

幸いレカンの花材作りは早く加工すれば
仕上がりは時期にあまり影響されないけど
作った花材はすぐ使ってしまうことかなあ。

画像はハンドメイドのプリザで作ったミニブーケ。
夏っぽく涼しげな感じにしてみました。





月が変わって

2008年07月02日 | こどもたち
7月ってゆーと
もう夏なんですね。

しっかし、昨年の猛暑を思えば
今年はまだ夏っぽくない。

いや、昔はこれぐらいで
夏だったはず。
近年が異常なんだよね。

ともかく今年はまだ2号の散歩が
太陽が沈まないうちでも行けるのね。

まあ蒸し暑くなりつつあるから
時間の問題かもしれないけど。

画像は散歩ルートに
今が旬と咲き広がってるねじ花&2号。

遠目で見ると目立たないけど
近くで見ると可愛い。
好きなんだよね、ねじ花。

花を撮っていると何食わぬ顔で
画像に入ってくるので
結局一緒の画像になっちまいました。

さて月が変わったので
テンプレートも変えてみました。

今、仕事場の水槽でモアイが
いい具合に水草に埋もれているっす。
エビラがそれを這ってたりして
ひじょーにいい感じ。
グッピーのチビチビも昨日産まれたし。

で、モアイ。
前も使ったけど好きだから
いいのだ。