用件

昔から、“電話急げ”と

言って、電話が掛かっ

たら何はさておき、急

いで出なさいと習った

ものです。所が、僕の

知人は一切無頓着で、

何度掛けようが一向に

出ません。仕方なく、

出向いて用件を伝えま

した。深入りしたくな

いタイプです。

 

　　　「色々な考えがある地球上」

　　　「もどかしい何度掛けても出ぬ電話」

　　　「使わない電話結局安上がり」

　　　「携帯を不携帯してボケ始め」

 

サイン

久しぶりにカレーが

出来るようです。こ

れを作るのは、妻が

外出するサインです。

女子会で、ランチ食

べてストレス発散に

行くのでしょう。詳

細は、聞かないこと

にしています。僕は、

カレーを昼にチンし

て食べるだけです。

 

　　　「久々のカレーのサインそうですか」

　　　「妻の留守それもまたよし一人飯」

　　　「豊かになった証しのレンジのチン」

　　　「女子会のストレス晴らす食事会」

 

浅い

若い時は、８時間

熟睡していました

が今頃は５、６時

間で目が覚めます。

それも、浅い眠り

と思います。でも、

日中に全く眠くな

いので、それでい

いのだと思います。

 

　　　「快眠快食快便またあした」

　　　「眠れない朝は川柳考える」

　　　「年取ったもんだ眠りが浅くなる」

　　　「このぶんで行けば百寿で数時間」

 

成長

孫は、上は９歳から

下は３歳まで５人い

ます。男子３名、女

子２名です。そのう

ちの１人が、先日わ

が家で誕生会をする

とやってきました。

初めてのことでした

が、これからも大歓

迎です。それぞれの

孫の、成長が楽しみ

です。

 

　　　「ケーキなどなかった頃の誕生日」

　　　「家族中で祝ってもらう今の孫」

　　　「豊かになりすぎると怖い事もある」

　　　「大物に孫なりそうな面の皮」

 

嫌われ者

近頃、カラスの

鳴き声を聞きま

せん。別に聞き

たいと思うわけ

ではありません

が、どうしたん

だろうと思いま

す。嫌われ者の、

カラスでもいな

くなったら、寂

しいです。

 

　　　「白鳥になろうと化粧するカラス」

　　　「白髪にもハゲにもならぬ老いカラス」

　　　「カラスの声しなく寂しい一軒家」

　　　「カラスの歌うたって帰る里の道」