エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

視覚的にも面白い『じょっぱれアオモリの星』

2023-10-19 04:30:00 | ライトノベル

 令和5年10月9日(月)のブログに書いた通り、木曜はライトノベル愛を語ってます。今回は、割と最近に出版された『じょっぱれアオモリの星』を紹介します。

 ざっくり言うと、東と北の果てにあるアオモリから出てきたオーリン・ジョナゴールドが、レジーナ・マイルズという女の子と冒険する物語です。普通と異なるのは、オーリンは津軽弁がキツくて、一般の人たちには言葉が通じないため、レジーナに「通訳」してもらわなくてはならない点でしょう。つまり、この物語の成否はオーリンのキャラが立っているかが重要な訳です。

 その肝心のオーリンのキャラ…見事に立っています。話す言葉は津軽弁だし、一見、好青年風だけどメッチャ頑固者だし、それでいて超絶魔法を使いまくりです。超絶魔法を使った後には、「あれはアオモリだばそごらの爺様(ジサマ)でも使えるだね」などと、サラッと流す辺りも実に見事。私は、あっという間に引き込まれました。

 更に、前の段落で少し紹介しましたが、津軽弁が随所に入ってくるのが面白い! 標準語の横にルビとして書かれている時と、津軽弁でずらずらと書いた後に標準語で解説される時と、大きく2種類の書き方があるのですが、どちらも本当に面白い…視覚的にも…です。

 実は、子供が弘前大に御世話になったので、私自身、青森県には何となく親近感があります。それで、題名を見てふらふらと衝動買いしてしまったのですが、この本は買って大当たりでした。今後、シリーズ化の予定もある感じなので、とっても楽しみにしています。

 因みに、作者は東北出身の方らしく、東北地方への愛が溢れています。もしかすると、それも、読み終えた後の楽しく清々しい気持ちに繋がっているのかもしれません。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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