月・火曜は学校教育について書きます。今回は、2年生の算数で最大の山場「かけ算九九」について書きます。
このブログをアップした10月上旬は、ちょうど2年生の算数で「かけ算九九」を扱う時期です。
「かけ算九九」を覚えていないと、割り算が出来ませんし、約分も通分も出来ません。はっきり言って、小学校で行う算数の大半が出来なくなってしまいます。だから2年生の担任は、それこそ鬼のように「かけ算九九」を覚えさせようとします。2年生の子が、「先生、覚えられないよぅ」と泣いたって、「今、覚えなかったら、後で苦労するんだよ!」と、鬼の形相で指導する訳です。
覚えさせるため、様々な方法が行われます。
暗唱カードを作って覚えさせる…これは基本中の基本です。学校によっては、教材費で市販の九九カードを購入している場合もあります。
ほぼ暗唱カードとセットなのが、暗唱テストを行う事です。上り九九(いんいちが一、いんにが二…と増えていく順番です)は勿論、下り九九(いんくが九、いんはちが八…と減っていく順番です)やランダム九九と、3種類の暗唱に挑戦させる事もあります。
以前、教室の入口に「○の段」の九九表を貼っておき、「教室に入る時、○の段の九九を言ってから入りましょう」と掲示してあるのを見た事があります。ほとんどの場合、九九表が廊下側に貼ってあるのは、トイレに行きたい子が漏らすのを防ぐためでしょう。廊下側なら、すっきりした状態で挑戦できるので、暗唱に集中出来ます。
その他にも、九九ソングを歌う…という方法もあります。実際、YouTubeで「九九ソング」と検索すると、本当に色々な種類の九九ソングが出てきます。私も、割と利用させてもらっています。
こうやって様々な方法で覚えさせようとしますが、どうしても学級全員が達成とはなりません。1人か2人は覚えきれない子が出てしまい、「これがB級教師の限界か?!」と悔しく思う事となります。
でも、諦めずに頑張りますけどね。 (^_^)」
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。