エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

回転率が早いからこその挑戦

2024-11-04 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は、子供たちの会社活動から考えた話を。
 なお、「会社活動って何だろう?」と思った方は過去記事を御覧ください。令和5年6月29日~7月1日の記事を読むと、ある程度の流れが分かると思います。
 令和6年10月、「おりがみでばねをつくってうさぎをつくるがいしゃ」と言う会社が成立しました。正式名称は全部平仮名表記ですが、分かりにくいので漢字などを混ぜると「折り紙でバネを作ってウサギを作る会社」となります。
 こうやって分かりやすく表記しても、内容的には今一つ分からない感じの会社ですが、おそらく学級を装飾する系だとは分かりました。「ま、そんなに大変な事にはならないだろう」と思われたので、私は許可しましたし、朝の会でも企画が通って成立しました。
 成立した翌日でしょうか。後方掲示板に、何やら怪しげな物体が見えます。近くに行ってジックリ見ると、折り紙を折って2枚重ねた紙バネに、モールで耳を付け、鉛筆で顔を描いた「ウサギ」でした。
 そこで気付きました。「これが、バネで作ったウサギか?!」と。
 教師歴30年以上ですが、こんな掲示物は初めて見ました。何か元ネタがあるのかもしれませんが、寡聞にして私は知りません。実に、独創的な掲示物だと思います。
 帰宅後、妻と話しましたが、妻も「そんな掲示物は見た事がない」と言いました。そして、妻が担任するの学級の掲示物係からは、そんなアイディアが出てこない…と嘆いていました。
 そこで思ったのが、ここに会社活動の良さがあるのでは…と言う事です。
 妻の学級の掲示物係は、3ヶ月から半年の長い期間で取り組みます。それに対し、私の学級の会社活動は長くても1週間で解散せねばなりません。当然、ある子が会社を作って解散して、また作って…と言う回転率は早くなります。
 回転率が早いと言う事は、次々と新しい事に挑戦する事が出来る…イコール、挑戦する事へのハードルが低くなる…と言う事です。だから、新しい企画が次々と生まれてくるのではないでしょうか。
 実際、令和6年度の私の学級は教室装飾系の会社が中心です…が、種類が非常に多い。「紙に絵を描いて飾る」や「折り紙を折って飾る」と言った定番から、「塗り絵を塗らせて飾る」、「特定の折り紙(例えばダイヤモンド)を折って飾る」、「四つ葉のクローバーを見つけて飾る」、「モールでハートを作って飾る」、「モールなどで指輪やネックレスを作って飾る」、「折り紙で可愛いギフトボックスを作って飾る」…本当に様々な種類があります。
 この様々な活動が生まれてくるダイナミックさ…会社活動の醍醐味だなぁ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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