今までもセキュリティでセンサーやカメラが付いているお寺はいくつもありましたが
改めてこれからのお寺はハイテクも必要なのだと思ったのは、ココ↓を見たからです
方丈から法堂(はっとう)へ向かう際に、拝観順路が境内の通路を横切る形になっています
ですが、通路は拝観料を支払っていない方も通ります
拝観料を支払っている人のための拝観順路には、キーレスのロックのかかる門扉を通るようになっています
それでも「何が何でも部外者立入り禁止!」というよりは「拝観者との区分けをしていますよ~」という
柔らかな区分けのように感じられ、そういう厳しさを前面に出さない建仁寺さんが私はスキ♪です
法堂須弥壇には釈迦如来坐像と脇侍(きょうじ・わきじ)迦葉(かしょう)尊者・阿難(あなん)尊者が祀られています
迦葉尊者はブッダ(釈迦)の葬儀の導師を務めたことにより教団の二世となりました
阿難尊者はブッダの実の従兄弟で25年間侍者を努め、説法を全て記憶していたといいます
ここの法堂は仏殿(御本尊様を安置する場所)と法堂(講堂のような場所)を兼ねています
中は少しほの暗く、がらんとした所ですが人がザワザワしていないため落ち着いてお参り出来ます
天井に描かれた「双龍図」は開創800年を記念し、平成14年に奉納されたものだそうで
小泉淳作さんの傑作で108畳もあるそうです!
確かに迫力満点なのです Σ(´∀`)
寺院の天井に龍が描かれるのは、龍が仏教の教えを助ける龍神とされていることから
「法の雨(仏教の教え)を降らせる」と言われたり
龍は水に繋がることから火災除けになるからだとも言われています
建仁寺の龍の指は5本ですが
中国では五本指の龍が最高位で中国皇帝のみ使用が許されたと伝えられています
それが韓国に渡ると4本になり、日本においては3本に伝わったようですが
実は中国側が優位を保つために、韓国や日本に指の少ない龍を使わせたという説もあるとか・・・
本家や元祖はいつの時代も国境を越えても変わらない考え方をするのかなぁ?(とか思ったりしちゃいます)
潮音庭と渡り廊下を隔てた反対側のお庭です (潮音庭は舞妓体験の方がいらして撮りにくかったので・・・)
寺院の中で自由に写真撮影が出来るということもあり 、
一日舞妓体験の方々が撮影しにいらっしゃっていました
この日見たのは母娘で体験されていらっしゃるのかな?キレイに撮れているといいですね(^_^)v
方丈から大雄苑(だいおうえん)を望んでいる長女Y。禅の教えを体感しているのであろうか?
と思いきや、Yは雨で濡れた足元が寒いために冷えた身体を温めているのです
オマエは猫かいっ! \(*´Д`)
大雄苑は白砂に苔と巨石を配した枯山水の大らかなお庭です
それにしても晴天→雨天→雪天→雨天→晴天、と目まぐるしいこの日
晴れるとかなりポカポカな温かい陽気なのです
わかりますか?
方丈の柿葺きの屋根が温められて湯気が出ているのです!!(*_*;
そのくらい、晴れ間が出るまで気温が低く寒かったのです・・・
それにしても屋根の大きさと、軒先に向かって反っているカーブの滑らかさ。イイデスネー♪
身体も少し温まったのでこれから放生池を右に眺めつつ、摩利支天堂に向かいます 18・に続きます