手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

冷えは大敵!?

2013年06月06日 | アトピーと健康

ギックリ腰になりました

今回は軽いのですが、3回目です(´・ω・`)

今年は全体的に体調が良くなってきたので油断したかも知れないな~

改めて色々クスリを使わないで出来る健康法を再確認しよう

 

まずは「冷えとり健康法」進藤義晴著

下半身を中心に夏でも温める事を中心に健康法を推奨されています

健康体ではない方がこれを実践すると瞑眩(めんげん)と呼ばれる症状が出てきます

例えば痛み・出血・湿疹・鼻水・汗など(汗吐下という漢方の考え方)

それらは全て「毒」を出している状態なのだそうです

血流を良くすること(特に足首の運動やマッサージが効果的)も大切な毒出しの方法

 

私はアトピーなのですが

この本では「癌にならないように少しづつ毒を出している症状の一つが湿疹」とあります

冷えると血管が縮んで血流が滞ります(汚血・古血)

循環が悪くなると毒がたまりやすく、内臓の具合が悪くなります

またアレルギーは体に入った化学物質が溜まることによっても発症すると言われています

 

私、若い頃は「自律神経失調症」とも診断されました

これは「肺の毒」と呼ばれる物が溜まっているからだそうです

内蔵と自律神経は深いつながりがあるので

何か症状が出ている時には自分に毒が溜まっていると思い

毒を出して冷えを取ることで薬漬けにならなくても治るそうです

実際、私も(進藤さんの冷えとりではなかったですが)

「とにかく温めて、血流を良くして」とやったところ、(5年前)バセドーは3ヶ月ですっかり良くなりました

アトピーは小学生の時からのお付き合いなので快全するまでにもう少し掛かりそうですが

目処はつきました(何と言っても肌を見られて嫌にならなくなったのは大きな進歩!)

 

進藤さんは特に

下半身を温め、上半身を涼しくすることを進めています

また化学繊維は毒の排出を妨げるので、シルクがイチバンだそうです

半身浴・足浴もGood

 

食べ物も身体を温める食べ物を中心にする

よく噛んで、食べ過ぎ禁止、常にお腹が空いている状態が良いそうです

(これはマウスの研究で加齢しにくいと他のTVでやっていました)

味付けは全体的に取り過ぎないようにする

塩分過多は腎臓・辛味は肺や大腸・苦味は心臓に良くないそうです

甘みは消化器が悪い証拠で、精神にも良くないとのこと

 

また腹式呼吸でも毒を出せるようです

腹式呼吸で気持ちが落ち着いてくるとより一層毒を出しやすくなり

溜めにくくなるそうなので、一石二鳥です(タダだし)

 

さて、今回のギックリ腰の原因は・・・

・腰部の血流が滞っているための筋肉の貧血

・食べ過ぎ

だそうです(かなり思い当たります・・・) 反省~

 

「冷え」が消化器に出てきた場合は、やたらと食べたくなる

→食べ過ぎるから悪くなる

→悪くなると鈍感になるからまた食べる

という悪いループが出来ていることもあるようです

ううう・・・(実は食べたい)

 

但し、究極まで「冷え」が出来ると、最後には食べられなくなくなるそうです

嗜好品もキライになってくる

身体が究極までイッている危険信号なのだそうです

「このままでは死んじゃう!コレじゃいけない!!」と踏みとどまると感覚が元に戻ります

「終末の正常感覚」と呼ばれるものだそうです

コレ、本当です!

私は6年前に経験しました

異常に汗が出てきて、皮膚感覚がなくなり、食べ物が食べられなくなり

免疫が働かなくなったせいか皮膚が湿疹で乾いた所がなくなり、赤黒くなりました

体中が浮腫んじゃって、動くと痛むし・・・まるで一人地獄草紙?

茫然自失のその中で身体に入れたくないもの・身体に悪いものは判断が出来る状態でした

その時はそんな風に考えてはいなかったけれど

この本を読むことで「そうだったのか!」と分かることばかりでした

 

いやー、私って死んじゃうところだったんですね~

 

喉元すぎればその頃の辛さを忘れちゃうようでダメですね

身体を温めて、運動をして血流を良くして、食べ過ぎないように節制(できるかな?)

早くギックリ腰を治します!!


駒場東大散策⑥

2013年06月02日 | 日記

ココからは和館の紹介です

(和館は目黒区の管轄・洋館は東京都の管轄・土地は財務省)

入口の冠木門(かぶきもん)

冠木門とは、門柱に貫(水平の木材)をかけたものを言うみたいです

(歌舞伎者とは違うんですね (;・∀・) )

外国からのお客様をもてなすために和館を建てたそうです

現在は畳の配置が違うみたいですよ~

「縦横」に配されるのではなく、「縦縦」と隣の畳の縁同士が並ぶ形で配されていたそうです

武家の畳の敷き方ですね

この部屋の壁もGHQの奥様のご趣味に合わなかったらしく替えられてしまったそうです(´・ω・`)

襖の取っ手にまで細かい細工がなされています(細かい!)

象嵌細工のように細かな模様が・・・!?

家紋は「剣梅鉢」です

↓細い桟を縦に細かく組んだ筬欄間(おさらんま)と言います(富山県砺波市の細工)

筬とは機織りの付属品の一つです

それを模して欄間のデザインにしています

筬の周りには菊子夫人の名前の「菊」模様も見られます

 

庭を望んだところ

庭が大変きれいに整備されていて気持ちが良いです

波打っている板ガラスは現在では作られないものです

よくよく見ると細かい気泡なども入っていて、ガラスを通して世界を見ると不思議な感覚です

庭には琴柱灯篭があったりします

敷石も本郷から持ってきたものらしいですが、かなり重いのだそうです(トン単位)

どうやって運んだのか?今となってはそういう技術はわからなくなってしまいました

残念なことです

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今回の散策では私個人ではなかなか足を運ばない場所ばかり連れてきて頂きました

ブログには載せていない案内の先生の話など面白く

時代を超えて考えさせられることなども多かったり、クスッと笑ってしまうエピソードもあり

約7時間の散策があっという間に感じました

またこのような時間を楽しみたいと期待しています


駒場東大散策⑤

2013年06月01日 | 日記

午後も、歩くと少し汗ばむような良いお天気です

東大教養学部と東大リサーチキャンパスの間にあります

1936年に思想家の柳宗悦らにより開設した

「民藝」という新しい美の概念の普及と「美の生活化」を目指す民藝運動の本拠となるものです

建物は日光街道沿いの栃木の名主の民家長屋門を移築

この日は柳宗悦が敬っていた「アイヌ工芸 祈りの文様」が特別展として展示されていました

首飾りなどを見た時に「このトンボ玉はどこから来たのか?」と思うと同時に

「重そう・・・肩凝りそう」とも思ってしまいました

(だって、首飾りのビーズが直径7cmもあるんです!大きすぎっ!!)

塀は大谷石なのかな?1999年に国の有形文化財に登録されています↑

 

お向かいの西館↓は72才で亡くなるまでの柳宗悦の住宅

この建物も栃木から移築した石屋根の長屋門と敷設した母屋です

今回は時間がなくて入れませんでしたが、

客間・書斎・食堂など見どころ満載みたいなので、次回は是非入ろう!と決めた私なのでした

日本民藝館は内部の写真撮影禁止なのでココでは落書きでしかご紹介できませんが

以下のようなデザインの民芸品が展示されていました

 

↑鼻が高いので鼻の穴も大きいのです

↑これも土の人形デス。なんで顔が四角なのでしょう?

↑ね?これも顔が四角。赤ちゃんのように手足がWやM字に曲がっています

さて、

日本民藝館と同じ区画にある駒場公園の中には旧前田侯爵邸があります

加賀前田家16代当主前田利為公爵の邸宅の一部が一般開放されています

クラッチタイルの建物が素敵!と思っていたら、なんと!見学料・無料♡ 素敵すぎます~

↓入口は洋館です

「東洋一の邸宅」と謳われたそうです

中を拝観すると、当時130人もの使用人がいたのも頷けます

(使用人は邸宅の敷地のまわりに官舎的に家を建て住んだそうです)

田園の野趣にあわせ、イギリス・チューダー式をとりいれています

玄関ホールを通り、階段広間

昭和4年に建てられたとは思えないほど明るく、贅を凝らした装飾です

1Fは外交や社交の場所・2Fは生活の場としていたそうです

階段の窓には宝相華唐草の透かし模様があったり上品な和洋折衷になっています

応接室です

暖炉がありますが、各室の暖炉がそれぞれ異なる材料で作られています

ですが、暖炉はフェイクで使用することはなかったそうです

暖房はスチームで行われ、全館暖房ダクトでつながっているそうです(今より贅沢~)

 サロンから庭を望みます

この邸宅は戦後GHQに接収されてしまいます

その際日本の手工芸によって作られた金唐紙(ヨーロッパの金唐革を模したもの)なども剥がされたり

シャンデリアを持って行かれたりしたそうです

文化の違いなのか、あまりにも残念です

洋館から和館につづく途中の東屋です

前田侯爵邸は沢山の映画などのロケーションに使われているらしく

また、フォト結婚式で貸切も可能だそうです

中庭に面している窓の取っ手です

写真がヘタなので上手くピントが合いませんでしたが

アールヌーボーを踏襲したようなラインは日本人好みなのでしょうか

階段の手すりなどのカーブもなめらかな曲線を描いていました

建物は勿論、装飾一つ一つに考えぬかれて天井・壁面加工も実に凝っています

左官職人の技術力の高さに驚くばかりです

柱の横のレリーフです

また左の部屋の天井から少し下がった処にも唐草のデザインがあります

朝食は各個人の部屋で食べ、夕食を皆で食べた後

菊子夫人の部屋で家族団らんを楽しんでいたそうです

屋敷内に電話は8台

2人の電話交換手が常駐していたとのこと

また3階にはナース室がありました(どれだけ金持ちなんですか!?)

とタメ息つきつつ、つづきます