サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

省エネ照明の居酒屋

2009年05月16日 | 気候変動緩和・低炭素社会
「100%LED照明」の居酒屋に行ってきた。環境省の「省エネ照明のモデル事業」による照明設計料の助成と技術指導を得て、この春オープンしたばかり。

厨房を除き、店内の照明をすべてLEDにすることで、照明による電気使用量を8割削減しているという。

LEDの難点は、暖色系の光がだせず、青白くなりがちなこと。この点は、照明にフィルターをかけたり、壁をオレンジ系にすることで、緩和している。

また、全体照明でなく、局所照明を演出として見せている。LEDの照射角度の狭さを、逆に活かしている。

LEDにすることで照明の初期コストは数倍高くなるが、電気代削減分と相殺され、何年かでペイバックされる。

省エネと快適さは、トレードオフになるという声を聞くことが多い。しかし、LED照明の居酒屋は、省エネであってもデザイン次第で、快適性と両立できることを証明する。

店長は、「100%LED照明」を設置した経緯や課題などを、わかりやすく説明してくれた。省エネへの挑戦をしている居酒屋は、環境配慮のある客層に十分にアピールすることができるだろう。

願わくば、LED照明にしていることをパンフレットなどに表示しているが、狙いや効果等をもう少し説明して欲しい。せっかくの省エネ照明の価値を、最大限に伝達して欲しい。

参考:環境省・省エネ照明デザインモデル事業
    http://shoene-shomei.jp/model/
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1 コメント

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ついに登場しましたか (としとし)
2009-05-17 12:04:50
って感じです。是非行ってみたいです。エコに配慮していながら飲んでいるということで気分が良くなって、飲みすぎないように注意が必要かもしれませんね(笑)
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