山中城は岡崎市羽栗町と舞木町にまたがる本格的な山城です。
過日、東海古城研究会の見学会で訪れた他、何度も訪れている
魅力的な遺構がしっかり残る山城です。
城の北側には東海道(現国一)が通り、古くは鎌倉街道もほぼ同位置を通る
交通の要衝で、松平氏の同族での奪い合いがあり、三河支配に乗り出した
今川氏が一時領有し今川氏から独立した徳川家康の支配に帰した、東西三河の
境目の城です。
城址へのアプローチ地図 クリックで拡大
山中城は国道1号線からの距離も近いのですが、付近に駐車場が見当たらないので
訪れにくいのが難点で、残念なところです。
害獣対策の柵が有る 駐車場はない ここから上ると舞木口へ至る
最近の山城は、どこへ行っても害獣対策の柵や金網があります。山中城も
ご多分に漏れず金網と柵があります。開けたら閉めるというマナーさえ守れば大丈夫です。
舞木口へ向かう入口には案内板はあるが、駐車場が無く道路の余地もないので
駐車できません。
舞木口が山中城の東端になります 地図参照
羽栗口が山中城の西端 地図参照
羽栗口へ向かう入口付近も案内板はありますが駐車スペースがありません。
ゲートから入って墓地の駐車スペースが有るので、空いていれば駐車可能です。
墓地用ですので墓参にの方が優先ですから、駐車は自己責任でと言うことになります。
羽栗口が山中城の西端になり、堀切があります。
大手口から上ると大きな堀切に出る 地図参照
本来の大手道は東海道に向いていたといわれるが、今では羽栗口、舞木口からの見学が
一般的になっています。
小型の乗用車1台なら駐車が可能なスペースが大手口にありますが、ここへの道は
細いです。山中城を徹底見学するならこちらから上ることをおすすめします。
途中3本ほど古い道標が立っていますので地図を片手に大きな堀切を目指しましょう。
曲輪を取巻く土塁がシッカリ残る
廃城後の改変が殆ど無いので、400年の時を経た自然に風化した遺構を見ることが
出来ます。
主郭に立つ城址碑も"シブい"
縄張図を持ってジックリ見学すれば、山城の魅力を満喫できるのが山中城です。