ちょこっと山歩き

山が大好きな30オトコの思い出登山日記です
が・・・ひとりごとはもっぱら「食」のコト

【2日目】八ヶ岳 小同心クラック

2014-11-09 18:06:26 | 八ヶ岳の山
2013年10月6日

赤岳鉱泉===大同心稜===小同心取付き===横岳===大同心ルンゼ===赤岳鉱泉===赤岳山荘===自宅



3時30分起床

4時30分前には出発。久しぶりのヘッデン行動。


大同心稜をつめる

朝、まだ寝ている身体にはつらい登り。
大同心が見えてきた。


大同心はでかい

いつか登りたいなぁ。


振り返れば雲海に浮かぶ山々がキレイ

今日はいい天気になりそうだ。


大同心から小同心へのトラバース

若干ルートミスをして、トラバースを誤った。
にっちもさっちも行かなくなり、、怖かった。。。
なんとか脱出して小同心へ。


小同心1ピッチ目

ガチャ類を装着して登攀開始。
早く出発した甲斐あって一番乗り。


いい天気、いい天気


後から登ってくるパーティ

米粒のような人。


小同心から大同心を眺める


登攀中のパートナー


登攀中の私


登攀途中の景色、横岳の稜線


振り返るとまっさかさま


大同心より高い


横岳山頂が見えてきた

ここまで来ればもう一息。


気持ちのよい秋晴れに

北アルプスまで美しかった。


そして完登

がっちり握手。


下りは大同心ルンゼから


もちろん一般道ではないので慎重に


ロープは出さなくても問題なし


一気に赤岳鉱泉まで下山

お昼にラーメンを作ってテントを撤収して無事に帰宅。
とってもいい山行になりました。お疲れ様でした!!



朝:不明 昼:らーめん 夜:―

八ヶ岳 小同心クラック

【1日目】八ヶ岳 小同心クラック

2014-11-09 12:58:11 | 八ヶ岳の山
2013年10月5日

自宅===赤岳山荘===赤岳鉱泉


天気がよくない。いろいろと迷った末に予定通り行くことに。
10時。のんびり自宅を出て、赤岳山荘の駐車場に着いたのは14時だった。

登山開始は15時。

本来なら目的地に到着していないといけない時刻だがそこは歩き慣れた道。
今日の宿泊地である赤岳鉱泉まではコースタイムで2時間。


明日登る小同心が見えてきた

赤岳鉱泉まで1時間20分で到着。


ん~天気は微妙

だけど、厳かさがにじみ出る。


テントを設営してさっそく夜ご飯の支度


焼き鳥を焼いてビールで乾杯


手作りカレー!!

マイタケ豚カレー!!
しかもご飯ではなくうどんを茹でてカレーうどんに。
美味しかった~~。

明日のルートチェックをして早めに就寝した1日目。
晴れますように・・・。


朝:― 昼:― 夜:マイタケ豚カレーうどん

【2日目】八ヶ岳 小同心クラック

【2日目】硫黄岳 赤岳 2013冬

2013-03-20 09:55:47 | 八ヶ岳の山
2013年3月9日 //

赤岳鉱泉(6:00-7:30)===行者小屋(8:10-8:15)===赤岳(9:35-9:50)===行者小屋(10:30)===赤岳鉱泉(10:45-11:30)===八ヶ岳山荘(12:45)===家

朝、6時起床。
昨夜20時に就寝して二人とも起きることなく爆睡。
いつになく眠り続けた二人。スッキリ。

今回の山行では、登れたら赤岳も登ろうという計画。
天候は昨日よりは悪そうだけれど問題ない範囲。
体調的にも全然問題ないので登ってから下山しようと決断。

7時30分出発。

中山峠を経て行者小屋へ。
朝一の身体、中山峠の地味な登りきつかった。
8時10分。行者小屋到着。


目指す赤岳はまだまだ

文三郎尾根から赤岳を目指します。
天候はじょじょに悪化。
この後すぐに山頂は雲のなかへ。


文三郎尾根を振り返る

結構多くの人がアンザイレンして登ってました。
急と言えば急。だけど、、まぁ、、不要かな。
初心者がパーティに入れば別だと思うけど。


分岐

中岳分岐で稜線上に出ると激しすぎる突風。
そもそもこの日は下界でもものすごい風だったらしく、
東京では「煙霧」とやらが発生していたらしい…。


一歩一歩

風で飛ばされそうになるも踏ん張りながら前へ。
撤退を考えてもいい風だったかもしれませんが、
まぁぎりぎり、行こうと思えば行けるでしょという判断。


頂上まであとちょっと

赤岳の頂上直下はけっこうガレ場が続きます。


頂上直下

頂上までもうあと50mというところ。
けっこう急なんですよ、ここ。


赤岳山頂

9時35分。無事に赤岳(2,899m)山頂に到着!!
山頂もすごい風、写真撮ってそそくさと下山。


行きはよいよい

帰りは怖い…。落ちたら痛いですね、確実に。
ロープはうちらが張ったロープじゃないです。
残置です。なので、、なるたけ使わず下山。


カモシカ

尻セードの甲斐あって10時30分には行者小屋着。
この頃になると雪が降り出しました。牡丹雪。

行者小屋から赤岳鉱泉に戻る途中、カモシカと遭遇。
後ろ姿はまるで熊。でも、こいつ、カモシカです。

テント撤収してノンストップで下山。
1時間15分で駐車場へ。下は雨でした。

天気にも恵まれた今回の山行(※2日目は悪かったけど)。
硫黄岳と赤岳、ともに登れて良い山行になりました。
八ヶ岳はやっぱりアプローチしやすくて冬山を楽しむにはもってこい。

来年は違うルートに挑戦しようと話しつつ、
2013年最後の冬山は無事に終えることができました。

お疲れさまでした。


朝:カレーうどん / 昼:行動食 / 夜:―

硫黄岳 赤岳 2013冬

【1日目】硫黄岳 赤岳 2013冬

2013-03-20 09:47:49 | 八ヶ岳の山
2013年3月9日

自宅(前夜23:45)===八ヶ岳山荘(3:30-6:50)===赤岳山荘(7:30-7:40)===赤岳鉱泉(9:23-10:15)===赤岩の頭(11:35)===硫黄岳(11:55-12:20)===赤岩の頭(12:45-13:45)===赤岳鉱泉(14:25)

今シーズン最後の冬山は八ヶ岳。
硫黄岳と赤岳に登ってきました。

金曜日、仕事を終えて日付も変わる頃に出発。
渋滞に巻き込まれることなく高速を順調に飛ばし、
3時30分頃には美濃戸の八ヶ岳山荘駐車場に到着。

車のなかで仮眠して6時起床。
準備して6時50分出発。

ものすごく快適、快調に飛ばしまくる。


赤岳山荘から阿弥陀岳

赤岳山荘まで40分。いいペースだ。

ちなみに、四駆でスタッドレスorチェーン付けてれば、
冬でも赤岳山荘までは車で入ることもできる。
でも、まぁ、傷つくのがイヤな人は避けた方が無難…。


八ヶ岳中信高原国定公園

八ヶ岳は国立公園ではなく国定公園。


踏み跡はしっかり

八ヶ岳は冬でも人気な山域だけあって週末はすごい人が入る。
踏み跡もしっかりしているので迷うことはまずない。


赤岳鉱泉のアイスキャンディー

赤岳山荘から赤岳鉱泉も順調順調。
1時間40分で到着。


阿弥陀岳と飛行機雲

よし、天気も良いしこれなら今日中に硫黄岳は登れる。
ということでテントを張ってワンデの準備。
しかしテン場代、一人1,000円って、高いよなぁ…。


大同心

10時15分、硫黄岳に向けて出発。
アイゼンはぎりぎりまで装着せずに行く。


けっこう急

アイゼンなしには堪える登りが続き、
結局半分くらい登ったところで装着。


雪崩注意

稜線(赤岩の頭)に出る最後の登りは要雪崩注意。
過去にも雪崩が発生している場所です。
写真でもなんとなくわかると思いますが、急です。


雪崩ルナ雪崩ルナ

アイゼンとピッケルをきかせて登って行きます。
ここ数日とっても暖かい日が続いていたので少し緊張しました。


美しき八ヶ岳の峰々

でも、ここまで来ると振り返れば最高の景色が!!


赤岩の頭から硫黄岳

11時35分。無事に赤岩の頭に到着。
ここから硫黄岳は30分ほど。


稜線を振り返る

稜線はこんな感じです。晴れてればとっても快適。
写真上の奥のなだらかな突起が赤岩の頭です。


稜線上の景色

左から、横岳、赤岳、阿弥陀岳。


稜線上の私

途中ですれ違ったパーティのおじさんに、
稜線上は立ってられないくらいの風だったよ、
と言われたけれど、そんなこともなかった。


硫黄岳山頂

11時55分。硫黄岳(2,760m)山頂に到着!!
いやー、嬉しかったな。
山頂は風の影響で雪はほぼなし。


雪上のスナイパー

12時20分頃下山開始。ふざけながら下山。


北八ヶ岳方面

稜線上から眺めた北八ヶ岳方面。
天狗岳や蓼科山もはっきり。


大休止

天気も良く、風もさほどなく、暖かいので、
赤岩の頭で大休止。1時間以上。
Nobu兄、マジ寝。起きたら顔、真っ赤。


テント場

14時25分、無事に赤岳鉱泉に到着。
どうやらこの週末はアイスキャンディーで
イベントが行われてたらしく人がたくさん。
テントも色とりどり!!


食当

夜は焼きそばを作って食べました。
ビールで乾杯。美味しかったぁ。


山で花火

で、夜、19時過ぎ、いきなり花火が。
そのイベントやらの一環みたい。
長年山やってるけど初めて見たかも…。

しかし、なんのイベントだったんだろうか!?

20時就寝。


朝:おにぎり / 昼:サンドウィッチ、行動食 / 夜:焼きそば

【2日目】硫黄岳 赤岳 2013冬

【4日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

2011-11-28 21:52:09 | 八ヶ岳の山
2005年3月15日

黒百合ヒュッテ(7:25) === 渋ノ湯(8:35) === 茅野駅 === 高尾駅 === 自宅


黒百合ヒュッテ前にて

この日は下山のみ。バスの時間と渋ノ湯で温泉に入ることを計算して5時に起床。

ちなみに、今朝のご飯はNakamuが作ってきた肉味噌ペミカン。
どんな味なのか全然想像ができなかったんだけど、これが美味しい。
味噌とバターは愛称がいいらしい。これは使える!

7:25下山開始。Nobu兄とNakamuは滑り止めとしてアイゼンを装着。私はツボ。
途中1回の休憩でなぜだか超ハイスピード下山。

1時間10分後の8:35には渋ノ湯に到着。

休まなければ1時間だ。あっという間だった。
天狗岳って本当に手ごろな山だなぁっと実感する。


渋ノ湯のワンちゃんと中屋さん

早く着きすぎて温泉にも入れない。
1時間ほどパッキングをしなおしたりしながら温泉OPENを待つ。
犬がすごい可愛い。。。

温泉はマジでマジでマジでマジで「超気持ちー!」
って叫んでしまったくらい超気持ちよかったです。

11:30のバスに乗って茅野駅へ。

バスの運転手さんとバスの中で知り合ったおじいちゃんがとてもいい人でした。
茅野駅前の軽食喫茶で軽く打ち上げ。今回の山行も無事に終わりました!

お疲れ様でした。


朝:肉味噌ペミカン

天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

【3日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

2011-11-27 10:47:45 | 八ヶ岳の山
2005年3月14日

黒百合ヒュッテ(7:15) === <中山峠経由> === 東天狗岳山頂(8:20-8:45) ===
西天狗岳山頂(9:05-9:20) === <天狗ノ奥庭&摺鉢池経由> === 黒百合ヒュッテ(10:35)


私と、バックは東天狗岳

5:00起床。外の気温-21.5℃。マジで寒すぎる。
まさかこんなにも気温が下がるとは思わなかった。

ちょうどこのとき、上空5500m付近に-36℃以下の寒気が
流れ込んできているという超冬型の気圧配置だったのだ。

3月だからって八ヶ岳の寒さは超一級品だ。
でも、どうやら天気の方は大丈夫そう。
西高東低の気圧配置でも八ヶ岳の天気は安定することが多いのだ。

朝食はお餅。茹でるだけで簡単にできてしかも美味しい。
今回はひとり3つ用意した。ちょっと物足らない。

5つはいけた…。

お餅のデメリットは“重い”ことだ。
重くなきゃ、最高の食材なんだけどね。

食べ終わってから少しダラダラして、7:15出発。

最初からアイゼンをつけ、ピッケルを携帯していく。
北八ヶ岳の山々の中ではこの天狗岳だけはアイゼンとピッケルは必携。
アイゼンワークとピッケルワークはマスターしてから登りたい。


天狗をNobu兄

5分ほどで中山峠の分岐へ。右に折れて東天狗岳を目指す。
先行パーティーのトレースがしっかりついてるため道を踏み外す心配はない。
今日も良いペースで登ることができる。

ただ、寒いだけだ。特にとくに顔が寒い!
途中で目出し帽を被るも、サングラスが曇ってしまって、
どうにも前が見にくいためまた途中ではずした。

ジャケットのフードを被ってチャックを最大限に閉めてなんとか防寒対策を施す。
天狗ノ奥庭と摺鉢池との分岐手前の上りで少しルートファインディングに
手間取るも稜線に沿って登っていけば問題なかった。
アイゼンを岩に引っ掛けての転倒と雪庇には注意したい。


冬の名物エビのしっぽ

ちなみにこの分岐で、凍ってしまっていた私のマップケースが
強風によってバキっと折れてどっかに飛ばされてった…。
俺のエアリア~。俺のニゴマ~。エアリアけっこう高いのにさ。
てか、あのマップケース使い勝手悪すぎ!すぐ壊れる!改良しやがれ!

分岐を過ぎると、岩のゴツゴツ感も増し、岩稜登りになる。
さらに慎重に行動したい。
ただ、それほど難しかったり危険な箇所はなかった。
ゆっくり慎重に登っていけば問題はない。

天狗岳のシンボルでもある天狗岩を過ぎれば東天狗岳の山頂はもう目の前。

そして・・・・


東天狗岳山頂にて

午前8時20分。東天狗岳(2640m)登頂成功!嬉しかったー!!

出発してから1時間とちょっとできてしまった。
予想を大幅にうわまるペース。
ガスって視界は悪いものの、風もそこまで強くなく、天気もまぁまぁ。


髪の毛も凍ってます。Nakamu

三角点がある西天狗岳に登るかどうかは東天狗岳に着いたときの状況を
判断して決めようということになっていたので、少し話し合う。
全員一致で西天狗岳のピークも踏むことにする。山頂の気温は-20℃。
Namamuの髪の毛は凍っていた。今日もホットミルクティーが美味しい。

8時45分西天狗岳に向けて再び出発。

東天狗岳から西天狗岳へは30分ほど。
西天狗岳の方が東天狗岳より6m高いのだ。
一度、鞍部へと下って登り返す。
鞍部からの西天狗岳への上りは雪崩の危険があるので状況判断には注意したい。

そして・・・・


西天狗岳山頂にて

午前9時05分。東天狗岳から20分で西天狗岳(2646m)登頂成功!
西天狗岳の山頂は三角点が雪の中から顔を出してるだけのだだっ広い山頂だった。
ちょっと寂しい。『西天狗岳2646m』とでも書いた標識が欲しかった。
でもこれで、今回の山行で思い残すことはなくなった。
少し嗜物を食べて、9時20分、黒百合ヒュッテに向けて今登ってきた道を引き返す。


天狗岳(左:東天狗岳 右:西天狗岳)


なんかかっこいい…

西天狗岳の下りはシリセードが楽しい。
帰りは、天狗ノ奥庭&摺鉢池経由のルートでヒュッテまで戻ることに。
このルートは冬のルートとしては一般的ではない。
どうやら雪崩の危険もあるらしい。

でも、天気も良かったし、視界も悪くなく、せっかくなのでこのルートで下山。
確かに、濃霧時などは迷いやすいかもと思いましたが、
問題なくテントの張ってある黒百合ヒュッテへ戻ることができました。
10:35無事にテントへ。


もうすぐヒュッテだー

ぶっちゃけ、すぐにテントを撤収して下山を開始すれば、
この日のうちには余裕で東京に戻れる時間だったのですが、
予定通りのんびりもう一泊してから下山することに。

カレーうどんとフランスパンをたらふく食べて、みんなでお昼寝。
Nobu兄は爆睡。夕方前に、Nakamuと水をつくる。
木の上に積もっていた雪なのに意外に汚い。
包帯を茶漉し代わりに使う。もちろん未使用のだ。
Nakamuの発案。包帯でも十分対応できる。

水を作り終わってから、私は丘の上まで天狗岳を見に散歩にでかけた。
夕日に染まる天狗岳を期待したのだが、そこまで染まらなかった。残念。

この夜はキムチラーメン。まぁまぁだったなぁー。キムチが辛すぎた。
辛いのが苦手なNakamuには悪いことをしてしまったね。ごめんよ。
今日も21:00消灯就寝。この日の夜は昨日より寒かった。
腹痛にも襲われるし!あんまり寝れませんでした…。正露丸飲んだのに…。
寝てる時に腹痛とかに襲われるとマジで最悪。しかも冬に!
トイレに行きたくたって外に出る気がしないから…我慢との勝負です…


朝:お餅 昼:カレーうどん&フランスパン 夜:キムチラーメン

【4日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

【2日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

2011-11-26 11:56:35 | 八ヶ岳の山
2005年3月13日

茅野駅(6:35) === 渋ノ湯(7:32-8:30) === 2130m付近(9:25-9:45) === 黒百合ヒュッテ(11:05)


渋ノ湯バス停よりすぐの奥蓼科補導所

その前からずっと起きてたけど5:00起床。
パッキングを済ませてバス停へ。
6:35の渋ノ湯行きのバスに乗る。

ちなみに、茅野駅から渋ノ湯までのバスは平日は一日2本。
土日祝日は私たちが乗った6:35のバスが一便増発され一日3本になる(2005年3月時点)。
時刻表は要確認だ。運賃は1100円だったかな?!

バスの中で朝ごはん。昨夕出発前に買った牛丼弁当。
ご飯がカチカチパサパサになってってすこぶるまずい!
でも、食べる。車山や蓼科山が綺麗に見える。
でも、天狗岳方面はガスの中だった。


まだまだ春は遠い道を行く

7:32渋ノ湯到着。-6℃。寒い…。
トイレを済ませて、準備体操をしてさっそく出発。
2分くらい歩いたところに奥蓼科補導所がある。

登山届けを提出。団体名は即席Team『Teamタリバン』にする。
なんともふざけた名前だ。
遭難したらきっとこの名前でニュースなどで報道されて、
コメンテーターにいろんな罵声を浴びせられるんだろうと思うと…

先行パーティがここでアイゼンを付けていたので私たちも付けることにする。
決して必要だとは思わなかったが今回の山行は冬山の訓練も兼ねていた。
少なくても登りに関しては黒百合ヒュッテまではアイゼンは必要ない。

結局なんだかんだしてたら、出発は8:30になってしまった。
ゆっくり登りだす。やっぱりアイゼンは必要ない。
トレースもはっきりしているし、雪もしまっていてとても歩きやすかった。
3月ということもあるのだろう。
ポピュラーな天狗岳ということもあるのだろう。

今回は深雪の時のために一応ワカンも携帯したのだが、
どうやら無駄ボッカになってしまった。

すごい良いペースで登っていく。
30分も経たずに最初の分岐。

5分ばかし休憩。
Nobu兄のホットミルクティーがとっても美味しい。

ほどなくしてこの日の行程の中で一番しんどいだろうと
予想していた2130㍍付近手前の急登にさしかかる。
確かにまぁまぁいい登りだったものの、
距離がそこまで長くないため苦にせず登ることができる。

9:25。2130m付近の道標到着。
ここにて大休止。9:45再び出発。


私たちのテントと黒百合ヒュッテ

ここから黒百合平までは残す行程2/3程度。
しかも、黒百合ヒュッテ手前の上りを除けば、終始なだらかな上りが続く。
おそらく、夏道よりも障害物などが少なくて早く歩けるかもしれない。
私たちも途中1回の休憩でスムーズに今日の目的地黒百合ヒュッテへ。

11:05到着。

黒百合ヒュッテ前には中高年の登山パーティが数パーティいて賑わっていた。
この日は日曜日。明日からまた仕事なのだろう。
どうやらこれから下る様子で、テントを撤収したりして下山の準備をしていた。

そんな様子を片目で見ながら私たちはテント設営の準備にかかる。
整地作業。円を描くように雪を踏み固めていく。
人間ローラーも試みる。ちょっと恥ずかしいし、目もまわる。

テント設営。今回は部活で使っているエスパースの4・5テンを持参した。
3人だとちょうど使い勝手がよい大きさだ。
側溝の掘り方などをNobu兄に教わりながら冬山でのテント設営を体験する。
とっても勉強になった。午後にはブロックの造り方も教えてもらった。
冬山のテン設にはスコップとスノーソーは必需品だ。


黒百合ヒュッテ前の斜面にて雪上訓練中

テントの中で昼食を摂る。フランスパン。サラミがまいう~。
12時の気温は-11℃だった。
去年の金峰山での最低気温が-9℃だったので、
この時点で生まれて初めての寒さ!
でも、テントの中は0℃。あったかい。

13:30より、黒百合ヒュッテの前にある丘の斜面で雪上訓練を実施する。
滑落停止や耐風姿勢。雪上訓練は1年以上前の部活の合宿でやった以来。
そのときは思いきりできなかったので、今回は思う存分やってみた。
遊びではないんだけどけっこう楽しい。


ビーコン訓練中のNobu兄。必死!笑

テントサイトに戻ってからはビーコン訓練。
テントサイトエリアいっぱいを使って実施する。
ひとつのビーコンを雪の中に隠して、
手持ちのビーコンを使って隠してあるビーコンを探す。

雪崩では巻き込まれてから15分を境に生存率がぐっと下がると言われている。
最低でも5分以内には見つけたい。そこで、タイムを計って3人で競争する。
2人で隠して残りの1人が探す形式でひとり2回。
探すほうはマジになって探すから隠してる側はおもしろい。

1回目はみんな5分以内で発見できるも、2回目は私とNakamuが5分をオーバー。
6分50秒と6分20秒。私のほうが30秒ほどNakamuに負け、罰ゲーム決定。
今夜のコッヘルの掃除をやらされるはめに。カレーだよカレー!

そう、この夜はカレーでした。
ほうれん草ペミカンカレー!
ほうれん草をたっぷり入れて、チキンもたくさんいれていきました。
見た目は豚の餌としか思えないようにドロドロでまずそうだったけど、
カレーにしちゃえば美味いのです。

ちょっと、ほうれん草の影響か泥臭さがあったけど、
肉もけっこう入ってたし、美味かったんですよ。

で、ちゃんと罰ゲームはやりました!
しかも外で!マジ寒かった!
トイレットペーパで拭いてく矢先からコッヘルの中が凍ってくんだもん。
あの30秒をものすごく恨みました…

Nakamuが少し体調を崩してしまって完全防寒対策を施して20時過ぎには就寝。
Nobu兄と私は予定通り21:00に消灯就寝。

しか~し。

その後、数時間もしないうちに私はNobu兄と大接近&大密着して寝るはめ。
寝返りすらうてない!

なぜなら…

Nobu兄!来年は絶対にシュラフ&ジャケット買ってください!あと、カイロも!
そう、Nobu兄は雨具とシュラカバとインナーシュラフのみで冬の八ヶ岳で寝ていたのです。
これで、冬の上州武尊や吾妻もやってきたというからすごい…。
でも、結局この夜も寒くて全然寝れなかったらしいッス。


朝:牛丼弁当 昼:フランスパン 夜:ほうれん草ペミカンカレー

【3日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

【1日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

2011-11-24 22:31:38 | 八ヶ岳の山
2005年3月12日

自宅 === 高尾駅(18:17) === 茅野駅(20:53)

2005年冬のメインイベント。
八ヶ岳は北八ヶ岳、天狗岳です。

八ヶ岳はその名前の通り八つ(実際にはもっとある)の峰々から成り立つ山の総称。
今回はその中の天狗岳(2646㍍)という山に登ってきました。

天狗岳は北八ヶ岳と呼ばれる山域に位置している山でそのなかでも一番高く険しい山です。

それでも冬山の入門的な山としてとてもポピュラーな山。
我々のレベルにも相応だろうと判断。
というわけで今回は天狗岳を目指すことに決めました。

メンバーはLにNobu兄。SLに私。そして、MにNakamuの三人。

17:00にJR高尾駅に集合。私、30分遅刻…。
みなさま大変申し訳ございませんでした。

だってだって…パッキングが…終わらず…。
いや!以後十二分に気をつけます。。。
しかも、天気図用紙まで忘れたんですよね私。

てか、結局あったんですよ天気図用紙。
この山行終わって家で片づけしてたらザックから出てきた。
あちゃ~。ホント駄目駄目な私でした。

18:17。松本行きの鈍行に乗って茅野駅へ。20:53着。
今夜は茅野駅の構内で駅寝をさせてもらうことに。
許可は要らず、勝手に断熱マットを引いて寝る。23:00就寝。

しか~し!!!マジで寒くて寒くて寒くて寝られない!!!
気温は-3℃くらいなんだけど、風が通路の右から左へと
ビュンビュンビュンビュン吹き抜けていくからマジで寒い。

この夜は結局ほとんど一睡もできずに朝を向かえるはめに…。
Nobu兄もNakamuもほとんど寝れなかったみたい。
「冬に駅寝はするべからず!」という結論にいたりました。はい。


【2日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

【3日目】梅雨の南八ヶ岳縦走

2011-02-22 23:43:43 | 八ヶ岳の山
2006年7月11日

赤岳鉱泉 === 美濃戸口 === 茅野 === 自宅

下山。5:30には起床する予定が、起きたら7:15。
寝坊だ。しかし、良い夢を見ていたので許す。笑

ただ、バスの時刻ってヤツとの戦いなのだ。
お風呂に入る時間も考えると、あまりにも痛い寝坊だった。
乗れたら最高なバスの時刻11:25発。美濃戸口まで2時間30分。

今、7:15。本当なら7時出発のはずだったのにぃ。
朝はカフェオレ。んで、テント撤収して、出発は8:40。
11:25のバスは諦めて、13時代のバスで帰るか…。

いやいやいや、しかし、、、下りのエキスパート?!である僕たちをなめたら最後。
僕たちがどんなに虫に刺されるのが嫌いかを知ったが最後。

「アブ死ね、死ね」
「イッテェ、マジでぶっころしてやるぅぅ、おるるるぁああああ」
「ハア??マジで痛いんですけど、こいつら!」

猪突猛進。ただただ猛進。1時間20分で下山。美濃戸口10:03でした。

余裕でお風呂もゆっくり浸かれ、11:25のバスに乗って茅野駅へ。
打ち上げ兼お昼ごはんを名も知らない喫茶店でいただいて。。
てか、Ryoくんがビール奢ってくれたのさ。あ~り~が~とぉ~。

てなわけで、お疲れさまでした。


梅雨の南八ヶ岳縦走

【2日目】梅雨の南八ヶ岳縦走

2011-02-22 23:33:01 | 八ヶ岳の山
2006年7月10日

赤岳鉱泉 === 白い砂地の分岐点 === 硫黄岳 === 硫黄岳山荘 ===
横岳<奥ノ院・大権現・三叉峰・石尊峰・鉾岳・白ノ岳・二十三夜峰> === 赤岳展望荘
=== 赤岳 === 中岳 === 阿弥陀岳 === 行者小屋 === 赤岳鉱泉

AM2:02。ふと目を覚ますと、テントを打つ雨の音は止んでいた。
「よかった。このまま止んでいてくれ。」
そう思いまた目を閉じる。

4:20。20分寝坊して起床。雨はやっぱり降っていないようだ。安心する。
ただ、雲行きは依然怪しく、いつまた雨が降ってくるかもしれない。
正直、行動中の雨は覚悟した。昨夜のような土砂降りにさえならなければ良い。
そんな気持ちで、朝ごはんを食べる。フカヒレ雑炊。

ワンデリングの準備をして、6:15出発。
今日は南八ヶ岳の主要峰を縦走して、また赤岳鉱泉に戻ってくるという計画である。
硫黄岳(2760m)~横岳(2829m)~赤岳(2899.2m)~阿弥陀岳(2805m)の縦走だ。
ということで、まずは硫黄岳を目指す。赤岳鉱泉からはCTで2時間10分の行程である。
樹林帯の中を登っていく。赤岩の頭手前10分くらいのところまではずっと樹林帯歩きだ。


森を抜ければ

いやいや、本当に良いペース。
なんでそんなに良いペースなのRyoyaくん?
と、問いかけたいくらいの良いペース。
私も体調はすこぶる良かったのでぜんぜんOK。
快適に高度を稼いでいく。

ちなみに赤岳鉱泉が標高約2200mくらいなので硫黄岳までは約500mのUpである。


横岳と赤岳

途中、やっぱり?(笑) Ryoyaくんはバテたものの、それでも白い砂地の分岐点まで45分。
そこでとった大休止(20分)も含めて、硫黄岳まで1時間30分で到着。

素敵なペースだった。

この頃になるとだんだん天気も安定してきたのか、
ガスも切れてきて遠くは北アルプスまでしっかり眺められる。
これから登る横岳から赤岳への稜線もばっちりだ。


硫黄岳の爆裂火口

ということで、7:45。硫黄岳(2760m)登頂。
硫黄岳の山頂は本当にだだっ広い。
濃霧時などはルートの踏み外しには十二分に注意だ。

ご存知の方もいると思うが、八ヶ岳というのはもともと火山だ。
どうやら歴史時代に入ってからは噴火の記録はないらしいが、
約200万年前から約1万年前までの間に盛衰を繰り返し、
幾多の火山が複合して形成されたのがこの八ヶ岳なんだそうだ。

火山の多い日本でも、これだけの規模と長い活動期間を持った火山は珍しいそう。
そんな八ヶ岳が火山だったという歴史を納得させてくれるのが硫黄岳の山頂でもある。
硫黄岳の爆裂火口の眺めは圧巻だった。


ガスにまかれるとケルンがありがたい

「山は単純でいい。考えることが単純でいい。」

硫黄岳で出会った、笑顔が佐藤琢磨似のお兄さんが言っていた。
確かにその通りかもしれないなぁと少し思った。


コマクサ

硫黄岳には25分くらいいた。

さて、硫黄岳から横岳へと向う稜線。
“カニの横ばい”だなんて脅し文句が地図上には記されている。
けれど、特に問題なく、普通に通過。

それなりに山に慣れている人ならほとんど問題ない稜線だと思われる。
晴れていれば、最高の景色を眺めながらの空中散歩だ。
奥秩父の山々と富士山を正面に眺めながら、斜め右手には南アルプス。
右手には中央アルプス。後には北アルプス。もう本当に最高だ。


雲海と富士山


諏訪の大地と御岳


奥秩父の山々

ただ、あくまでこれは晴れていたときのお話し。
悪天候の時はもちろんそんなに悠長なことは言ってられない。
落ちたら死ぬ、ところだってある。
私たちは本当に天気に恵まれた。

この頃になるともう昨日の酷すぎる雨はいったいどこへいってしまったの?状態。
風がなくなると日差しが暑くてしょうがないくらいだった。


なんだっけなこの花…忘れた


横岳山頂よりこれから目指す赤岳への稜線

9:10横岳山頂に到着。
上の写真がそんな横岳の山頂から眺めた赤岳へと続く稜線。
雲海を挟んで、遠くには富士山も見える。

さて、次に目指すは八ヶ岳連峰最高峰の赤岳(2899.2m)だ。
横岳では20分ほど休んで出発。9:30。
杣添尾根分岐を過ぎて、石尊峰、二十三夜峰と過ぎて行き、
地蔵尾根分岐も過ぎれば、すぐに赤岳展望荘に到着。10:25。

ここから一気に赤岳山頂目指しての登り返しが待っている。
正直、けっこうきつい登りだ。Ryoくん、マジでへばり(笑)


八ヶ岳の主峰赤岳(2899.2㍍)山頂より雲上の富士山と

赤岳山頂ではのんびり。嗜物を食べたり、スープを飲んだりして過ごす。
トマトがあんまり好きじゃぁ~ないRyoくんごめん。
でも、ミネストローネはやっぱりうまい。あれ今後も採用。

虫がけっこうすごいので11:45、阿弥陀岳に向けて出発。
赤岳から阿弥陀岳、一気に下って一気に登り返す。
阿弥陀岳の登りを眺めるだけでうんざりするが、とりあえず、赤岳を下る。

赤岳の下りはけっこう慎重に下らねばならない下り。
「あ、ここ冬ならけっこう難しいなぁ」と思ってしまう下り。
“ガレた岩溝”と地図上では記されているが、まさにそんな感じ。
鎖がけっこうある。ただ、慎重に下ればなにも問題はない。


乙事主(おっとこぬし)さま発見!!!

と、文三郎尾根との分岐あたりで国の特別記念物カモシカを発見!!
ご飯を食べている真っ最中。ちらちらとこちらを見るもおかまいなし。
新芽をおいしそうにパクパク食べてる。
静かに静かに、脅かさないように脅かさないようにパシャり。

そしてこいつに命名。

「ヤックルか?」
「どっちかといえば、乙事主(おっとこぬし)じゃん?」
「じゃあ、乙事主様だ」
「よし、お前は乙事主様だー」

ということで、乙事主様。

そんな乙事主様に別れを告げ、再び阿弥陀岳を目指し前進する。
途中、赤岳と阿弥陀岳の稜線のど真ん中に聳える小ピーク、中岳で一度小休止。
中岳の登りも疲れてきた身体にはしんどいものがある。12:25着。12:45出発。

やはり、ここから眺める阿弥陀岳の頂上はうんざりするほど高くって、
正直、あんまり行きたくない…気持ちに…かられて…。二人して、

「うぇ」
「くそ」
「死ねよこの暑さ」
「はぁ、なんでこんなに高いわけ?」
「行くのやめようぜ~」

ってな感じで、もう山頂に着いた時は正直、グッタリでした。


阿弥陀岳山頂より

13:05、阿弥陀岳(2805m)到着。
阿弥陀岳でもゆっくり。
山頂から眺めた阿弥陀岳南稜はとってもおもしろそうだった。

13:50、登ってきた道を中岳のコルまで下る。
登りも急だったので、当たり前ながら下りも急である。
穂高のザイテングラートを思い出してくれれば同じような下り。


行者小屋より横岳。左奥が大同心。その一歩手前が小同心

途中、行者小屋で小休止。
行者小屋の方が赤岳鉱泉より雰囲気は良い。
横岳から赤岳の眺めが最高だ。

行者小屋を出発して、中山乗越を越えて赤岳鉱泉までは30分くらい。
赤岳鉱泉には15:25には到着。
こうしてこの日は最高の天気のなか、無事に終えることができた。

ちなみに、今日の縦走は時間でいうと9時間くらいかかってしまったが、
実際にはそんなにはかからないと思う。
なんといっても僕らは休憩時間がとてつもなく長い。
健脚者なら7時間くらいで歩けるのではないかなと思う。

夜はカルボナーラ。これまたとっても美味しかった。
明日は下山だ。


【3日目】梅雨の南八ヶ岳縦走

【1日目】梅雨の南八ヶ岳縦走

2011-02-22 00:43:25 | 八ヶ岳の山
2006年7月9日

自宅 === 茅野 === 美濃戸口 === 美濃戸山荘 === 堰堤広場 === 赤岳鉱泉

アッチ~~~~~~

なんなのこの暑さ?!この蒸し暑さ?!
もう、、、融けちゃう。。。
そうさ、暑いのさ、本当に暑い。
そんな私がいるところ、ここ、東京。

東京と言っても東京の西の端。けど、暑いもんは暑い。
ついさっき、といっても6時間くらい前に無事に下山してきて、
3日間だけど、それなりに涼しいところにいたもんだから、
余計に東京の熱帯夜っつーもんには頭にくるもんがある。

ほんと、うざったいほど蒸し暑い。
ただいま2006年7月12日、午前1時58分。

未来人よ、この日は、本当にムンムン×100000くらい蒸し暑かったのだ。

と、まぁ、どーでもいいお話しはさて置いて。
そんな八ヶ岳山行の記録を簡単にですがレポに。
よかったらご覧ください。


まるで、もののけ姫の道を行く

テスト前で学校も休みの日が多くなり、
夏休みはお互いに忙しくなりそうだということで、
梅雨真っ只中に出発したこの山行。

前日、千葉にお住まいのRyoくんは私の家に泊まり、翌朝の始発で出発。
もちろん鈍行電車。それでも高尾から茅野まで3時間もかからない。
6:14発の松本行きに乗って8:49には茅野に着く。

茅野からはバス。日曜日、9:30発。美濃戸口に向けての直通便だった。
Non Stop。だからか?バスの運ちゃんマジで飛ばす。飛ばしまくる。
前の車を煽る煽る。おかげさまで家族Car、ビビッテ道をお譲りになる。
乗ってる俺らもビビリまくる。15分くらい早く美濃戸口に到着。

準備をして、10:20美濃戸口出発。
本日の目的地、赤岳鉱泉まではここから3時間の道のりだ。
残念なことに?!最初の2時間くらいは車も通れる砂利道を歩く。
たまに通り過ぎる車の排気ガスに萎える。

それでも、たまに現れる山道の近道はまるでもののけ姫の世界。
岩にはりついた苔の緑がなんともいえない美しさ。
この美しさは、雨が豊かなこの季節だけの特権なのかもしれない。
美濃戸口から美濃戸山荘まで2つ。
美濃戸山荘から堰堤広場まで1つの近道がある。


赤岳鉱泉

堰堤広場を過ぎると、本格的な山道になる。
ここから赤岳鉱泉まで1時間10分。
あとちょっとだというのに、怖れていた雫がポツリポツリ。

赤岳鉱泉に着いた時にはお互いびしょ濡れでした。

この時からは、終わりのない雨の交響詩とでもいいましょうか。
いやはや降るわ降るわで、いつかの薬師岳越えのよう。

弱まった時を見計らって急ピッチでテントを設営して、テントの中で遅いお昼。
味噌煮込みうどん。冷えた身体にはとてつもなく美味しかった。

降りしきる雨の中、夜までふたりともにお昼寝。グッスリ。

起きたら19時。いまだ雨は止んでおらず。
てか、いっそう激しく降っているわけで…。
断熱マットの下は水浸しでした…。

そんな雨の中。テントの中。夜ご飯は牛祭り。焼き肉です。
明日のことを考えると、正直なところ憂鬱度120%。
だったけれど、ご飯は素直に美味しかった!!!

その後、雨の中を四苦八苦しながらトイレに行って、また眠りについた夜でした。


【2日目】梅雨の南八ヶ岳縦走

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