ちょこっと山歩き

山が大好きな30オトコの思い出登山日記です
が・・・ひとりごとはもっぱら「食」のコト

【4日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

2011-11-28 21:52:09 | 八ヶ岳の山
2005年3月15日

黒百合ヒュッテ(7:25) === 渋ノ湯(8:35) === 茅野駅 === 高尾駅 === 自宅


黒百合ヒュッテ前にて

この日は下山のみ。バスの時間と渋ノ湯で温泉に入ることを計算して5時に起床。

ちなみに、今朝のご飯はNakamuが作ってきた肉味噌ペミカン。
どんな味なのか全然想像ができなかったんだけど、これが美味しい。
味噌とバターは愛称がいいらしい。これは使える!

7:25下山開始。Nobu兄とNakamuは滑り止めとしてアイゼンを装着。私はツボ。
途中1回の休憩でなぜだか超ハイスピード下山。

1時間10分後の8:35には渋ノ湯に到着。

休まなければ1時間だ。あっという間だった。
天狗岳って本当に手ごろな山だなぁっと実感する。


渋ノ湯のワンちゃんと中屋さん

早く着きすぎて温泉にも入れない。
1時間ほどパッキングをしなおしたりしながら温泉OPENを待つ。
犬がすごい可愛い。。。

温泉はマジでマジでマジでマジで「超気持ちー!」
って叫んでしまったくらい超気持ちよかったです。

11:30のバスに乗って茅野駅へ。

バスの運転手さんとバスの中で知り合ったおじいちゃんがとてもいい人でした。
茅野駅前の軽食喫茶で軽く打ち上げ。今回の山行も無事に終わりました!

お疲れ様でした。


朝:肉味噌ペミカン

天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

【3日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

2011-11-27 10:47:45 | 八ヶ岳の山
2005年3月14日

黒百合ヒュッテ(7:15) === <中山峠経由> === 東天狗岳山頂(8:20-8:45) ===
西天狗岳山頂(9:05-9:20) === <天狗ノ奥庭&摺鉢池経由> === 黒百合ヒュッテ(10:35)


私と、バックは東天狗岳

5:00起床。外の気温-21.5℃。マジで寒すぎる。
まさかこんなにも気温が下がるとは思わなかった。

ちょうどこのとき、上空5500m付近に-36℃以下の寒気が
流れ込んできているという超冬型の気圧配置だったのだ。

3月だからって八ヶ岳の寒さは超一級品だ。
でも、どうやら天気の方は大丈夫そう。
西高東低の気圧配置でも八ヶ岳の天気は安定することが多いのだ。

朝食はお餅。茹でるだけで簡単にできてしかも美味しい。
今回はひとり3つ用意した。ちょっと物足らない。

5つはいけた…。

お餅のデメリットは“重い”ことだ。
重くなきゃ、最高の食材なんだけどね。

食べ終わってから少しダラダラして、7:15出発。

最初からアイゼンをつけ、ピッケルを携帯していく。
北八ヶ岳の山々の中ではこの天狗岳だけはアイゼンとピッケルは必携。
アイゼンワークとピッケルワークはマスターしてから登りたい。


天狗をNobu兄

5分ほどで中山峠の分岐へ。右に折れて東天狗岳を目指す。
先行パーティーのトレースがしっかりついてるため道を踏み外す心配はない。
今日も良いペースで登ることができる。

ただ、寒いだけだ。特にとくに顔が寒い!
途中で目出し帽を被るも、サングラスが曇ってしまって、
どうにも前が見にくいためまた途中ではずした。

ジャケットのフードを被ってチャックを最大限に閉めてなんとか防寒対策を施す。
天狗ノ奥庭と摺鉢池との分岐手前の上りで少しルートファインディングに
手間取るも稜線に沿って登っていけば問題なかった。
アイゼンを岩に引っ掛けての転倒と雪庇には注意したい。


冬の名物エビのしっぽ

ちなみにこの分岐で、凍ってしまっていた私のマップケースが
強風によってバキっと折れてどっかに飛ばされてった…。
俺のエアリア~。俺のニゴマ~。エアリアけっこう高いのにさ。
てか、あのマップケース使い勝手悪すぎ!すぐ壊れる!改良しやがれ!

分岐を過ぎると、岩のゴツゴツ感も増し、岩稜登りになる。
さらに慎重に行動したい。
ただ、それほど難しかったり危険な箇所はなかった。
ゆっくり慎重に登っていけば問題はない。

天狗岳のシンボルでもある天狗岩を過ぎれば東天狗岳の山頂はもう目の前。

そして・・・・


東天狗岳山頂にて

午前8時20分。東天狗岳(2640m)登頂成功!嬉しかったー!!

出発してから1時間とちょっとできてしまった。
予想を大幅にうわまるペース。
ガスって視界は悪いものの、風もそこまで強くなく、天気もまぁまぁ。


髪の毛も凍ってます。Nakamu

三角点がある西天狗岳に登るかどうかは東天狗岳に着いたときの状況を
判断して決めようということになっていたので、少し話し合う。
全員一致で西天狗岳のピークも踏むことにする。山頂の気温は-20℃。
Namamuの髪の毛は凍っていた。今日もホットミルクティーが美味しい。

8時45分西天狗岳に向けて再び出発。

東天狗岳から西天狗岳へは30分ほど。
西天狗岳の方が東天狗岳より6m高いのだ。
一度、鞍部へと下って登り返す。
鞍部からの西天狗岳への上りは雪崩の危険があるので状況判断には注意したい。

そして・・・・


西天狗岳山頂にて

午前9時05分。東天狗岳から20分で西天狗岳(2646m)登頂成功!
西天狗岳の山頂は三角点が雪の中から顔を出してるだけのだだっ広い山頂だった。
ちょっと寂しい。『西天狗岳2646m』とでも書いた標識が欲しかった。
でもこれで、今回の山行で思い残すことはなくなった。
少し嗜物を食べて、9時20分、黒百合ヒュッテに向けて今登ってきた道を引き返す。


天狗岳(左:東天狗岳 右:西天狗岳)


なんかかっこいい…

西天狗岳の下りはシリセードが楽しい。
帰りは、天狗ノ奥庭&摺鉢池経由のルートでヒュッテまで戻ることに。
このルートは冬のルートとしては一般的ではない。
どうやら雪崩の危険もあるらしい。

でも、天気も良かったし、視界も悪くなく、せっかくなのでこのルートで下山。
確かに、濃霧時などは迷いやすいかもと思いましたが、
問題なくテントの張ってある黒百合ヒュッテへ戻ることができました。
10:35無事にテントへ。


もうすぐヒュッテだー

ぶっちゃけ、すぐにテントを撤収して下山を開始すれば、
この日のうちには余裕で東京に戻れる時間だったのですが、
予定通りのんびりもう一泊してから下山することに。

カレーうどんとフランスパンをたらふく食べて、みんなでお昼寝。
Nobu兄は爆睡。夕方前に、Nakamuと水をつくる。
木の上に積もっていた雪なのに意外に汚い。
包帯を茶漉し代わりに使う。もちろん未使用のだ。
Nakamuの発案。包帯でも十分対応できる。

水を作り終わってから、私は丘の上まで天狗岳を見に散歩にでかけた。
夕日に染まる天狗岳を期待したのだが、そこまで染まらなかった。残念。

この夜はキムチラーメン。まぁまぁだったなぁー。キムチが辛すぎた。
辛いのが苦手なNakamuには悪いことをしてしまったね。ごめんよ。
今日も21:00消灯就寝。この日の夜は昨日より寒かった。
腹痛にも襲われるし!あんまり寝れませんでした…。正露丸飲んだのに…。
寝てる時に腹痛とかに襲われるとマジで最悪。しかも冬に!
トイレに行きたくたって外に出る気がしないから…我慢との勝負です…


朝:お餅 昼:カレーうどん&フランスパン 夜:キムチラーメン

【4日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

【2日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

2011-11-26 11:56:35 | 八ヶ岳の山
2005年3月13日

茅野駅(6:35) === 渋ノ湯(7:32-8:30) === 2130m付近(9:25-9:45) === 黒百合ヒュッテ(11:05)


渋ノ湯バス停よりすぐの奥蓼科補導所

その前からずっと起きてたけど5:00起床。
パッキングを済ませてバス停へ。
6:35の渋ノ湯行きのバスに乗る。

ちなみに、茅野駅から渋ノ湯までのバスは平日は一日2本。
土日祝日は私たちが乗った6:35のバスが一便増発され一日3本になる(2005年3月時点)。
時刻表は要確認だ。運賃は1100円だったかな?!

バスの中で朝ごはん。昨夕出発前に買った牛丼弁当。
ご飯がカチカチパサパサになってってすこぶるまずい!
でも、食べる。車山や蓼科山が綺麗に見える。
でも、天狗岳方面はガスの中だった。


まだまだ春は遠い道を行く

7:32渋ノ湯到着。-6℃。寒い…。
トイレを済ませて、準備体操をしてさっそく出発。
2分くらい歩いたところに奥蓼科補導所がある。

登山届けを提出。団体名は即席Team『Teamタリバン』にする。
なんともふざけた名前だ。
遭難したらきっとこの名前でニュースなどで報道されて、
コメンテーターにいろんな罵声を浴びせられるんだろうと思うと…

先行パーティがここでアイゼンを付けていたので私たちも付けることにする。
決して必要だとは思わなかったが今回の山行は冬山の訓練も兼ねていた。
少なくても登りに関しては黒百合ヒュッテまではアイゼンは必要ない。

結局なんだかんだしてたら、出発は8:30になってしまった。
ゆっくり登りだす。やっぱりアイゼンは必要ない。
トレースもはっきりしているし、雪もしまっていてとても歩きやすかった。
3月ということもあるのだろう。
ポピュラーな天狗岳ということもあるのだろう。

今回は深雪の時のために一応ワカンも携帯したのだが、
どうやら無駄ボッカになってしまった。

すごい良いペースで登っていく。
30分も経たずに最初の分岐。

5分ばかし休憩。
Nobu兄のホットミルクティーがとっても美味しい。

ほどなくしてこの日の行程の中で一番しんどいだろうと
予想していた2130㍍付近手前の急登にさしかかる。
確かにまぁまぁいい登りだったものの、
距離がそこまで長くないため苦にせず登ることができる。

9:25。2130m付近の道標到着。
ここにて大休止。9:45再び出発。


私たちのテントと黒百合ヒュッテ

ここから黒百合平までは残す行程2/3程度。
しかも、黒百合ヒュッテ手前の上りを除けば、終始なだらかな上りが続く。
おそらく、夏道よりも障害物などが少なくて早く歩けるかもしれない。
私たちも途中1回の休憩でスムーズに今日の目的地黒百合ヒュッテへ。

11:05到着。

黒百合ヒュッテ前には中高年の登山パーティが数パーティいて賑わっていた。
この日は日曜日。明日からまた仕事なのだろう。
どうやらこれから下る様子で、テントを撤収したりして下山の準備をしていた。

そんな様子を片目で見ながら私たちはテント設営の準備にかかる。
整地作業。円を描くように雪を踏み固めていく。
人間ローラーも試みる。ちょっと恥ずかしいし、目もまわる。

テント設営。今回は部活で使っているエスパースの4・5テンを持参した。
3人だとちょうど使い勝手がよい大きさだ。
側溝の掘り方などをNobu兄に教わりながら冬山でのテント設営を体験する。
とっても勉強になった。午後にはブロックの造り方も教えてもらった。
冬山のテン設にはスコップとスノーソーは必需品だ。


黒百合ヒュッテ前の斜面にて雪上訓練中

テントの中で昼食を摂る。フランスパン。サラミがまいう~。
12時の気温は-11℃だった。
去年の金峰山での最低気温が-9℃だったので、
この時点で生まれて初めての寒さ!
でも、テントの中は0℃。あったかい。

13:30より、黒百合ヒュッテの前にある丘の斜面で雪上訓練を実施する。
滑落停止や耐風姿勢。雪上訓練は1年以上前の部活の合宿でやった以来。
そのときは思いきりできなかったので、今回は思う存分やってみた。
遊びではないんだけどけっこう楽しい。


ビーコン訓練中のNobu兄。必死!笑

テントサイトに戻ってからはビーコン訓練。
テントサイトエリアいっぱいを使って実施する。
ひとつのビーコンを雪の中に隠して、
手持ちのビーコンを使って隠してあるビーコンを探す。

雪崩では巻き込まれてから15分を境に生存率がぐっと下がると言われている。
最低でも5分以内には見つけたい。そこで、タイムを計って3人で競争する。
2人で隠して残りの1人が探す形式でひとり2回。
探すほうはマジになって探すから隠してる側はおもしろい。

1回目はみんな5分以内で発見できるも、2回目は私とNakamuが5分をオーバー。
6分50秒と6分20秒。私のほうが30秒ほどNakamuに負け、罰ゲーム決定。
今夜のコッヘルの掃除をやらされるはめに。カレーだよカレー!

そう、この夜はカレーでした。
ほうれん草ペミカンカレー!
ほうれん草をたっぷり入れて、チキンもたくさんいれていきました。
見た目は豚の餌としか思えないようにドロドロでまずそうだったけど、
カレーにしちゃえば美味いのです。

ちょっと、ほうれん草の影響か泥臭さがあったけど、
肉もけっこう入ってたし、美味かったんですよ。

で、ちゃんと罰ゲームはやりました!
しかも外で!マジ寒かった!
トイレットペーパで拭いてく矢先からコッヘルの中が凍ってくんだもん。
あの30秒をものすごく恨みました…

Nakamuが少し体調を崩してしまって完全防寒対策を施して20時過ぎには就寝。
Nobu兄と私は予定通り21:00に消灯就寝。

しか~し。

その後、数時間もしないうちに私はNobu兄と大接近&大密着して寝るはめ。
寝返りすらうてない!

なぜなら…

Nobu兄!来年は絶対にシュラフ&ジャケット買ってください!あと、カイロも!
そう、Nobu兄は雨具とシュラカバとインナーシュラフのみで冬の八ヶ岳で寝ていたのです。
これで、冬の上州武尊や吾妻もやってきたというからすごい…。
でも、結局この夜も寒くて全然寝れなかったらしいッス。


朝:牛丼弁当 昼:フランスパン 夜:ほうれん草ペミカンカレー

【3日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

【1日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

2011-11-24 22:31:38 | 八ヶ岳の山
2005年3月12日

自宅 === 高尾駅(18:17) === 茅野駅(20:53)

2005年冬のメインイベント。
八ヶ岳は北八ヶ岳、天狗岳です。

八ヶ岳はその名前の通り八つ(実際にはもっとある)の峰々から成り立つ山の総称。
今回はその中の天狗岳(2646㍍)という山に登ってきました。

天狗岳は北八ヶ岳と呼ばれる山域に位置している山でそのなかでも一番高く険しい山です。

それでも冬山の入門的な山としてとてもポピュラーな山。
我々のレベルにも相応だろうと判断。
というわけで今回は天狗岳を目指すことに決めました。

メンバーはLにNobu兄。SLに私。そして、MにNakamuの三人。

17:00にJR高尾駅に集合。私、30分遅刻…。
みなさま大変申し訳ございませんでした。

だってだって…パッキングが…終わらず…。
いや!以後十二分に気をつけます。。。
しかも、天気図用紙まで忘れたんですよね私。

てか、結局あったんですよ天気図用紙。
この山行終わって家で片づけしてたらザックから出てきた。
あちゃ~。ホント駄目駄目な私でした。

18:17。松本行きの鈍行に乗って茅野駅へ。20:53着。
今夜は茅野駅の構内で駅寝をさせてもらうことに。
許可は要らず、勝手に断熱マットを引いて寝る。23:00就寝。

しか~し!!!マジで寒くて寒くて寒くて寝られない!!!
気温は-3℃くらいなんだけど、風が通路の右から左へと
ビュンビュンビュンビュン吹き抜けていくからマジで寒い。

この夜は結局ほとんど一睡もできずに朝を向かえるはめに…。
Nobu兄もNakamuもほとんど寝れなかったみたい。
「冬に駅寝はするべからず!」という結論にいたりました。はい。


【2日目】天狗岳 ~2005年、冬の北八ヶ岳~

日光白根山(奥白根山) 2011年初冬

2011-11-20 16:28:20 | 北関東の山
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■ メンバー 
Meg / Sayu / Dai

■ 期間
2011年11月13日

■ 目的
北関東以北最高峰の頂きへ

■ キーワード
日光白根山(奥白根山)
菅沼駐車場
弥陀ヶ池
五色沼
奥日光森のホテル
日光国立公園
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2011年11月13日

自宅(1:00) === 菅沼駐車場(4:30-6:45) === 弥陀ヶ池(8:25-8:40) === 日光白根山(9:40-10:15)
=== 五色沼(11:25-12:30) === 弥陀ヶ池 === 菅沼駐車場(14:30) === 奥日光森のホテル === 自宅(20:30)


なんだか好きな写真

間違えてシャッターを押してしまった写真が上の写真。
みんなの足が映っててなんだか好きな写真。
山、やってまーす的な写真が撮れました!!!

というわけで、今回の登山は日光白根山(奥白根山)。
今年久しぶりの登山でありおそらく最後の登山。

前白根山があるので奥白根山とも呼ばれる日光白根山ですが、
このブログでは以下、日光白根山と呼んでいきたいと思います。

日光白根山は2,578m。北関東以北これ以上高い山はありません。


菅沼登山口

自宅を夜中の1時に出て菅沼登山口に着いたのは4時30分。
車外の気温は2度。とてつもなく寒い。けど車内で仮眠。

6時30分起床。6時45分出発。

11月中旬。例年だと雪が積もってることも多く心配していたけれど、
今年は温かい日が続いていたこともあってか雪は積もっていなかった。


歩き始めは平坦な道

登山者はけっこういるようで車もそれなりに止まっていた。
今回のコースは往復6時間くらい。
歩き始めは平坦な道。ウォームアップにはちょうど良い。


ここは日光国立公園

まずは弥陀ヶ池を目指します。
まず、上の写真の後ろの稜線くらいまで登ります。
なかなか高いなぁと思いながら撮りました。


本格的な登り

本格的な登りが始まるとなかなかの登り。
久しぶりの登山。身体にこたえる。


おっと雪が

標高があがってくると雪がちらほら。
2日前、関東地方は雨だった。
きっとこっちは雪だったのだろう。
ということは頂上も雪が残ってるよな…
と、少し嫌な予感。


弥陀ヶ池

樹林帯の急な登りが終わり平坦になると
すぐに弥陀ヶ池が姿を現す。
なかなか良いペースで登ってきた。

ここで休憩。大休止。
樹林帯でも一度休憩しているけれど。

弥陀ヶ池に映る鏡白根も美しい。
どうやら雪はあまりないみたい。


山ガールに囲まれて


木道でピース

弥陀ヶ池から山頂までは1時間くらい。


嫌な感じの雪

北側の斜面はけっこう雪が残ってる。
根雪直前の雪。
ところどころ凍っていて滑る。


慎重に登ってく

Sayuはまだまだ初心者なので選んだ日光白根山だったけれど、
けっこう雪があって中級者レベルの登山になっちゃいました。

でも、Sayu、センスがいいね。
なかなか上手に登れてました。


山頂直下

ここを過ぎれば山頂まで5分。
風がびゅんびゅん。
エビの尻尾もところどころに。


日光白根山

9時40分。日光白根山登頂。
2578m、地味に高い山なのですね。


Sayuとふたりで


男体山と中禅寺湖

頂上からは男体山と中禅寺湖がキレイ。
今さらながら紅葉はすでにどこへやら。
日光の紅葉は10月中なんでしょうねきっと。


五色沼

頂上で少しだけのんびりして下山開始。
登ってきた道ではなくて五色沼経由。


さ、下るよ

下りは南面なので雪はほとんどなくて問題ない。
地図では「急」マークがあるけれどそれほどでも。
北面と同じくらい雪があると厄介だったけれど。


白樺の樹林帯

下りも白樺林に入ると避難小屋まであと少し。
避難小屋は下りきった平坦な場所にある。


避難小屋

そして、避難小屋を過ぎると五色沼もわずかなところ。
ちなみにこの小屋にはトイレはありません。
寝床はしっかりあったけれどあまり詳しく見ませんでした。


五色沼畔

五色沼は大休止するにとても良いところ。
上の写真、とても良い写真だなぁって思ってるんです。
なんだかアメリカにある湖みたいだと思いませんか?
ソローの「森の生活」に出てきそうな湖です。


五色沼らーめん

五色沼でお昼。らーめんです!!
山で食べるとインスタントでも最高です。


菅沼登山口を目指します

1時間くらいのんびりして再び下山開始。
五色沼から弥陀ヶ池を経て菅沼登山口へ。

沼から池への道。
けっこうしんどい登りです。
15分くらいかかります。

下るはずなのに登るのはやるせません。
食事した後だったのできつかった。

弥陀ヶ池を過ぎればあとは下るのみ。
一気に菅沼登山口まで下って今回の山行も無事に終了。

14時30分着。

途中、大休止を何回かとったなかでのコースタイム。
順調に歩けたんじゃないかなと思っています。

なによりも二人が楽しんでくれたことが一番。
もちろん、私も久しぶりの山行を満喫しました。


握手でお疲れさまでした

朝、撮れなかった国立公園看板写真もしっかり撮って。


日光国立公園 白根山登山口

帰りは日光経由で、途中、奥日光湯元温泉「奥日光森のホテル」で日帰り入浴。
The温泉という感じで気持ち良かった!!
泊まりに来たいな思える綺麗なホテルでした。
なかなかお高いホテルであるみたいですが…

というわけで、2011年初冬の日光白根山(奥白根山)登山。
お疲れさまでした。


朝:ウィダインゼリー 昼:らーめん 夜:―

【5日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~下山、そして“たくま”でカツ~

2011-11-15 21:47:32 | 北アルプスの山
2005年8月31日

涸沢(3:00-6:00) === 上高地(8:55) === 新島々駅 === 松本駅 === 高尾駅 === 自宅

最終日はパノラマコースから徳沢まで下山する予定でしたが、
雨も降り続いていて当分天気も悪そうだったので
予定を1日早めて来た道を上高地まで戻ることにしました。

上高地でお風呂に入って、
松本では恒例“たくま”のとんかつを食べて、
無事に東京に戻りました。


打ち上げはもちろん“たくま”のカツで

今回のこの山行。

RyoはRyoなりにたくさんのことを考え、思った、山行になったようです。
いろんな意味で、私もRyoと一緒に穂高という素晴らしい山に登れたこと、
見れたこと、感じれたことを嬉しく思っています。

それでは最後に、そんなRyoの山行後記を引用して、
今回の山行レポを締めくくりたいと思います。

(※以下、「」内はRyoの感想)


「最近、山渓なんかを見ていて思う。

“変わった”って。

掲載されている写真の一つ一つの重みが本当に違う。
こればっかりはびっくりだった。
きっと山の素晴らしさってのは行った人にしかわからない。

“やった人にしかわからない!”っていうことはたくさんあるけど、
山に関してはそのなかでもトップレベルのわからないっぷりだと確信する。

だから、今までは、「山が好きなんて、自分だけ?」な~んて思ってたりして、
あんまりおおっぴらには山やってますなんて公言してこなかった。

でも、今は違う。

穂高から帰ってきてからは、不思議と山やってます、山が好きって言葉が口からぼちぼち出てくる。
今日も友達と学校行きながらなぜか山をやってるっていう話に。

でもね、「いいよ~」とか「やろうよ」とはいえない。
それは、莫大の投資が必要ということもあって、
なかなかとっつきづらいスポーツであるからというのもあるが、
前述のとおり、「言っても伝わらない、行って見なくちゃ!」っていう暗黙の定説みたいなものが、
自分の実体験から生み出されてしまったのだと思う。

日光白根でハマった山だけど、そのあとの尾瀬は虫がすごかったし、
短期だったし、標高がないせいか?とにかく暑くて…
この段階では、山にそこまではまり込んでなかったよ。正直。

穂高はすごかった。

また、あまりの迫力に、僕らは登らせてもらっている。
泊めさせてもらっている。
食べさせてもらっている。
存在させてもらっているってことを思い知らされた。

地球はあまりにも大きくて、優しく(もちろんときには厳しいが)、だからこそ偉大だ。
地球があってこその僕らだ。
そんな僕らが、この地球にしていることを考えると…ちょっと悲しくなりますよね。
僕らになにができるかな。ちっぽけな僕が何かすることで変わることって?
まずは、電気つけっぱなしで寝ないようにしよう!まずはそれから!(ゴメンナサイ)
山行から2ヶ月たとうとしている。
あらためて、自然のすばらしさを考える。

今日の4限は環境問題と法だった。」


朝:なし

憧憬…初秋の穂高岳山行

【4日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~涸沢から北穂高岳を経て涸沢岳へ~

2011-11-14 21:25:32 | 北アルプスの山
2005年8月30日

涸沢(5:00) === 北穂高岳(7:30-8:40) === 穂高岳山荘(11:15-12:00) === 涸沢(13:15)


8月30日のモルゲンロート

そんな4日目の今日は、今回の山行の中でも一番のBig Event Day。

Ryo曰く、(※以下、「」内はRyoの感想)

「とにかく、この日は死を味わった日といえる。
前日の停滞で、すっかりリフレッシュしていたのはよかったのだが、
まず早朝の出発と、北穂への思ったよりキツイのぼりに、
朝っぱらからぁぁああと思ったものです。

ちょうど、登ってるときに、御日様が顔をだす。
雲海のなかから、ひときわ明るい、いや、まぶしい御日様が出現したとき、
“まあ朝ですな”、と普通の感想?
とにかく、それくらい思ったよりキツイのぼりだった。

ちょうど、はしごを上がったあとに、見晴らしのいい場所に出て、そこで休憩。
富士山が見えたり、前穂の北尾根はバッチリだったし、しかも、朝の独特の雰囲気に和みました。」


北穂高岳より槍ヶ岳

この日は3:00に起床して、5:35に涸沢を出発。
Ryoもキツイとは書いているものの、すごく良いペースで登る。
稜線に飛び出して止まるとほんとに寒い…。

ちなみにね、北穂高小屋のお隣さんの南岳小屋の記録によれば、
この日の気温は最高8.8℃/最低4.4℃だったそうな。寒いわけです。

北穂高岳には7:30到着。涸沢から約2時間。
ほんとに素晴らしいペースで登ってきました。
北穂高小屋のデッキで大休止。
1時間くらいコーヒー飲んだり嗜物を食べたりしてました。
そんなリッチな気分の写真が上の写真です。

この日の空はとっても綺麗でした。
秋の空。秋の雲。秋の風。季節は秋。
一足先に秋を感じてました。


左右ともに断崖絶壁

さて、ここからが今日の核心。
というより今回のこの山行の核心。

北穂高岳から涸沢岳への縦走です。
地図(エアリア)にだって危険マークがついてるわけで、
それなりに危険なルートです。
スリルとサスペンスに満ち溢れた雲上散歩が楽しめるってわけなのです。

私は今回で4回目。

経験では涸沢岳から北穂高岳へ縦走するよりも、
北穂高岳から涸沢岳へ縦走するほうが易しいと思う。
と、言ったってそれなりの悪路険路難路。
自信のない方は行かないほうが賢明です。

これから出てくる写真を見て少しでも
「私には無理だわ~」って思われた方、無理です。

ちなみに、大キレットはこんなもんじゃなくさらにもっと悪路険路難路の連続です。
大キレットに行かれようと思っていたのに早くもこちらの写真を見てビビッテしまわれた方、
もう一度自分を見つめなおしてみてください…。


落ちたら止まりません

Ryo曰く、(※以下、「」内はRyoの感想)

「北穂→涸沢岳までのルートは、これまで生きてきたなかで、
最高レベルの“ビビリ”を味わった。僕は完全に山をなめてた。

それは、普通の人と同じ、きっとこの文を読んでいる人のほとんどが、
抱いている山へのイメージと変わらないものだっただろう。
事故、とくに転倒、滑落なんかで、亡くなっている方が多いが、
まだまだ若い自分には関係ないかと、運動もそこそこしているし・・・・・

とんでもない!

僕はね、初めて「死」の恐怖ってもんに、とらわれたですよ。
それは新鮮でもあったけど、もう、なんか、考えてそうなってるんじゃない。
頭は思考停止状態…シチュエーションが体、人間の5感に訴えかけてたんだろうね。
とにかく、久しぶりだったさ、心臓バクバクっていうのよりね、足に来たのさ。
もう、よろよろというか、疲れてもいないのに、まさに、良く抽象されるような足がくがく状態。

でも天気がよかったのは本当にラッキーだった。
最高の、初めてのシチュエーションだった。
こればっかりは神に感謝。」


おっかなびっくりRyo君

上の写真のこの瞬間、Ryoくんは結構うるさく私にガミガミと叱られています(笑)
ホールドが見つからず、私が口で指示しても恐怖心もあるのかなかなか足が下りようとしません。
結局、私が指示したホールドなんてまったく無視してゆっくりゆっくりとここをクリアしました。

鎖を使えばもっと早くそして楽に下れますが、
できる限り鎖は使わないようにさせています。
というもの、鎖に頼り切ってしまうと逆に危険だからです。


活路を開くことができないRyo君(笑)

これから先も、ちょくちょくヤバメな箇所は登場します。


まだまだ続く難路の嵐…

Ryoくん、こっちの壁のほうが順調に下れていましたね。
そして、ちょうどこの頃から、さっきまでの秋の空はどこへやら?
だんだんと空の色が怪しくなって、天気予報的中の予感。
予報ではこの日の午後から天気は下り坂でした。


まだまだ高いぞ涸沢岳は


ここを過ぎれば涸沢岳まであと半分

最低コルを過ぎるとほどなくして涸沢槍の上りが始まる。
ここからこのルートの終点である涸沢岳までは、
始終緊張を強いられること間違いありません。


眺める先は…

そんな涸沢槍の取り付きにて、これから自分が登らなければならない先を
「マジかよっ!((((_ _|||))))ドヨーン」ってな感じで眺めているRyoくん。


覆いかぶさらんばかりの壁×3

Ryoくんが見つめている先は覆いかぶさらんばかりの壁×3。


最後の難所

涸沢槍から涸沢岳への悪路険路難路の後半戦を慎重に通過して、
上の写真を登りきれば一気になだらかな稜線に出ることができます。
一気に緊張感もほぐれます。そこから涸沢岳までは5分くらい。


涸沢岳(3,110m)山頂にて

8:40に北穂高岳を出発してちょうど2時間くらい。
なんとか無事に今回の山行最後のピークである
涸沢岳(3110m)にたどり着く事ができました。

涸沢岳山頂にて。Ryoくん。生きている喜びのポーズでしょうか?笑


風に揺れる稚児車(ちんぐるま)

涸沢岳で少し小休止をして、穂高岳山荘へ。11:15着。
お昼代わりの行動食を食べながら大休止。
12:00には涸沢へ向けて下山しました。13:15涸沢着。

天気予報通り、やはりその日の夕方から雨が降り始め、
テントの中で夕飯のドライカレーを作って食べて、眠りに付きました。


Ryo、なにを思う?


朝:釜飯 昼:行動食 夜:ドライカレー

【5日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~下山、そして“たくま”でカツ~

【3日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~涸沢でのんびりDAY~

2011-11-12 10:08:34 | 北アルプスの山
2005年8月29日

涸沢停滞


青空と奥穂とテントとRyoくん(シュラフ付き)

贅沢な一日のはじまり。

今日は一日中、涸沢にて停滞。
起きたい時に起きて、寝たい時に寝る。
食べたい時に食べて、したいことをする。
のんびりとゆっくりと、自分の時間を過ごす。
涸沢を、穂高を、そして山々を感じる。

そんな贅沢な一日のはじまり。


ただただ快晴

朝、目が覚めた時にはもうとっても良い天気だった。

澄みわたる青空。

なんかもったいない気もしたけれどこんな日に停滞もまた良い。

ご飯を食べて、昼寝して、本を読んだり、散歩をしたりetc...。
そういえば、村上春樹TalkでRyoとも盛り上がったっけ。
「ノルウェイの森」を読み終えたのもこの日だった。


奥穂をバックにコーヒーかぃ?

迫り来るような奥穂高。
そんな奥穂をバックにコーヒーを啜るRyoくん。
なんて贅沢なんでしょ。
って感じですけど、、、実は朝食に使うお米を計量しているだけ。


花と山

写真のお花はなんだろう?!
ミヤマトリカブトかな。謎

高山植物の名前ってぜんぜんわからん。
花(高山植物)の名前とか覚えたら、
きっとまた違った山の楽しみが待っているんだろうな。


天然日焼けサロン

ところで、Ryoくんがこの日のことを
自分のBlogに記しているので引用します。

~以下、Ryo執筆~

憧憬3日目は、涸沢で停滞。
の予定だったんだけど、朝起きてビックリ、雲ひとつない、空。
あっけにとられたけど、まあしょうがない、
体ががたがたで言うこときかないんですもの(笑) 
ということでゆっくりすごす。

なに食べたっけな…(笑) 
昼は塩ラーメンでした。

ウマか!

とにかく雲ひとつないから、危険なんす、紫外線。
帽子にタオル巻きつけて「畑仕事してるおばさんみたい」って言われるしまつ。
でもねそんなことも全然きにならない“リッチ”な時間。

小学生の頃は良くこういう時間があったけど、大きくなってほんとに少なくなった。
きっと今の人ってこういうのをほんとに知らないで生きてるんじゃないかな。
言葉で言い表せないくらいすてきな時間。
きっと涸沢だからこそああいう時間をすごせたんだと思うし、
うんあの天気と・・・ほんとラッキー

春樹のレキシントンの幽霊、短編集を見て、飽きて。
すぐに遼太郎の「戦雲の夢」をよむ。
すぐにとりこ。
最後は泣いてしまいました。
家康ってやっぱ好きになれない…狸だし。
最後は泣いてしまいました。
人生に運って大切です。

有意義な時間もすぐに過ぎ去る。
その日の夜空は綺麗な方だったとおもう。
流れ星を見れたのは次の日のよるだったと思うけど。
3日目の夜空にまたも見とれてしまう。

大切な人(?)と一緒に見れたら、
オラ死んでもいい!ってくらいの空の下。

一日に別れをつげて・・・zzzzzZZZz


朝:フカヒレスープ雑炊 昼:塩らーめん 夜:ミートソースパスタ

【4日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~涸沢から北穂高岳を経て涸沢岳へ~

【2日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~奥穂高岳へワンデリング~

2011-11-11 22:49:08 | 北アルプスの山
2005年8月28日

涸沢(5:00-6:55) === ザイテン取り付き(7:45-8:00) === 穂高岳山荘(8:45-9:07)
=== 奥穂高岳(9:30-11:45) === 穂高岳山荘(12:15-13:30) === 涸沢(15:00)


8月28日のモルゲンロート

5:00起床。今日は奥穂高岳を往復。ワンデリングだ。
綺麗な朝を迎える。ちょいと寒いが素敵な朝だった。

そんな今朝の朝食は、チーズベーコンサンド。
昨夜の焼き肉パーティに引き続いてこちらも新メニュー。
わざわざとろけるチーズを持参した。

いやぁ、朝から美味くって最高。
ただ、とろけるチーズをとろけさせるのなかなかムズイ。
ぶっちゃけあんまりとろけてなかった。


これから登る奥穂に見惚れるRyoくん

モルゲンロートは完璧に染まったわけではなかったけれど、
綺麗なもんはやっぱり綺麗なわけで。

今日も天気は良さそうだし、ワンデリングだしで、ゆっくり出発準備。
サブザなのでとても軽い。6:55出発。
パノラマコース経由でザイテングラートに取り付くことにする。


パノラマコースの真ん中で

本日も晴天なり。涸沢槍を指差す私です。
1ヶ月前はここもまだ雪の下でした。
涸沢小屋からのルートとの合流地点も間近です。
7:45。ザイテングラートの取り付き地点に到着。

標高約2650m。
ここはちょうどよいレストポイントです。
眺めも抜群。

15分ほど小休止して8:00出発。

ここから穂高岳山荘まではちょいと慎重に行かなければなりません。
ときたま鎖や梯子も登場します。

8:45。穂高岳山荘に到着。トイレ休憩。9:07出発。
小屋を出るといきなりの急傾斜。梯子の連続です。
ひとりひとりゆっくりと、落石には十二分に気をつけてと…

そこを抜ければちょこんと槍ヶ岳も顔を出して高さを実感。

山頂まで、稜線沿いに進みます。
穂高岳山荘からコースタイムで50分。
自分の後ろに槍ヶ岳が顔を出し始めたらあと30分。
飛騨側からの風が冷たく寒いです。


雲は下

この日のような良い天気ではまず迷うことはありません。
でも、濃霧時などは注意かな。間違って稜線を踏み外すときっと遭難します。
“間違い尾根”なんてのが派生してるくらいですから。

上の写真はもう山頂に着いてから撮影した一枚。
なんだか飛行機のコックピットにいるみたい。
すごい雲でした。

そしてそして…


奥穂高岳(3190m)山頂にて

午前9時30分。奥穂高岳(3190m)登頂!
この写真は山頂にある祠の前で撮ってもらったRyoと私。

奥穂の山頂では2時間以上もゆっくり各々時間を過ごしていました。
もう、ほんとにのんびりと。

Ryoくんはここで空気、山、空、雲、ぜーんぶ感じたそうです。
私もずっと山を眺めていました。


奥穂高岳山頂より槍ヶ岳

11:45。お腹も減ったし下山開始。
どことなく雲も増えてきた感じがしたし。
穂高岳山荘のテラスでお昼。
フランスパンとオニオンスープ。

13:30穂高岳山荘を出発。

涸沢に向けて朝登ってきたザイテングラートを下ってく。
途中、ポツリポツリと雨が降り出すものの、雨と言えるか言えないか程度。
この日の午後はずっと微妙な天気でした。

降ったり止んだり。止んだり降ったり。

15:00にはテントに帰宅。

この日の晩のシチューはありえないくらい美味しくて。感動。
シチューは山では定番メニューだけど、今までで一番美味かった。


朝:チーズベーコンサンド 昼:フランスパンとオニオンスープ 夜:シチュー

【3日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~涸沢でのんびりDAY~

【1日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~ムーンライト信州に乗って涸沢へ~

2011-11-10 21:24:35 | 北アルプスの山
2005年8月26日-27日

自宅 === 八王子駅(0:40) ===【車中泊】=== 松本駅(4:30-4:45) === 新島々駅(5:08-5:20)
=== 上高地(6:30-7:00) === 明神(7:45-7:55) === 徳沢(8:35-8:50) === 横尾(9:35-10:30) === 涸沢(13:30)


快速ムーンライト信州 for HAKUBA

前夜、八王子から快速ムーンライト信州に乗り込んで信州入り。
4:30に松本。5:08に新島々。上高地には6:30に到着。

準備をして7:00出発。

寒い。天気は晴れ。
でも、河童橋からは穂高の雄姿は望めない。
残念ながらガスってる。


徳沢園と空と木々

まずは横尾までの車も通れる凡庸な砂利道未舗装登山道をひた歩く。
明神まで45分。まぁまぁのペースで歩いてく。
でも、なんだかRyoの背中の荷物が重そうなんです…笑
 
前回の燧ヶ岳山行の時、同じような砂利道でへたばったRyoくん。
今回はそんな砂利道が横尾まで11キロも続く。
最初から本人も気合を入れて挑んでいたのですが…。

いやいや、今回はそんな人の心配をよそに徳沢にも良いペースで到着。8:35。
横尾には9:35。うーん気持ちの良いペースで横尾到着。ここにて大休止。

10:30ふたたび歩き出す。1時間くらいで本谷橋に着いただろうか。
もう、本当にとっても良い天気だったのでここでも大休止。

お昼寝Time。マジで寝ちゃう。30分くらい寝てた。
12:00、まだまだゆっくり寝てたかったけれど重い腰をあげて出発。

と、ここでRyoがCrazy。

ここからが一番しんどいとこなのにこのおバカさん。
ほんとアホみたいなスピードで登ってく。

で、結局、、、

「Daiさん、そろそろ休みません?」

このバカちんが。

俺もそうとうバテバテだったけど、45分はしっかり歩く。
歩かせる。
気づけば、涸沢ももう30分のところ。
このおバカさんはもうほんとおバカさん。
最後はマジでバテバテだったし二人とも。


憧れの涸沢の地を踏んで

13:30涸沢到着。私にとっては1ヶ月ぶりの涸沢。
Ryoくんにとっては初めて来た憧憬の地、涸沢。

Ryoくん曰く、「ムーミン谷だぁ」、だそうな…。


夕暮れ間近の涸沢岳と涸沢槍

涸沢は1ヶ月前と比べたらかなり雪も減っていて、
今回は雪の上にテントを張ることは免れた。
もう8月も終わりだし当たり前っちゃー当たり前か。


焼き肉パーティー!!!ここ涸沢

で、今宵の夕飯は豪勢に焼き肉パーティー。 
ちゃんと、サンチュも用意して、ハラミにタンにホルモンに、マジ美味。
お腹いっぱい。

ふゥ~。

だいぶ疲れたけどお腹にも満足な一日目はこうして過ぎていきました。


朝:おいなりさん 昼:お弁当 夜:焼き肉パーティ

【2日目】憧憬…初秋の穂高岳山行 ~奥穂高岳へワンデリング~

暗闇の高尾山、景信山ピストン

2011-11-06 11:45:56 | 中央線沿線の山
---------------------------------
■ メンバー 
Ryo / Dai

■ 期間
2005年9月16日

■ 目的
高尾山域で夜間歩行訓練

■ キーワード
高尾山
城山
景信山
明治の森高尾国定公園
---------------------------------

2005年9月16日

自宅 === 高尾山口 === 高尾山 === 城山 === 景信山 === 城山 === 高尾山 === 高尾山口 === 自宅


ケーブルカー

第13回大会日本山岳耐久レース(HASEGAWA'S CUP)まで、
1ヶ月をきった2005年9月16日。
RyoとハセツネCUPに向けての調整をしようということで、
高尾山域にて夜間歩行訓練を実施した。

ハセツネCUPの制限時間は24時間。
どんなに頑張っても夜を迎える。
夜の山なんて今までまともに歩いたことがない。
どうする?どうするよ?
じゃあ、一度でも歩いてみておくしかないでしょ。
ということで今日の日を迎えた。

いやぁ、、、とっても怖すぎて楽しすぎたこの訓練。
そんな今回のレポの執筆はRyoが担当。


まさに夜

~以下、Ryo執筆~

『狸とムササビ、むじな、いのしし、ごり、変態。』

長谷川恒男CUP!
ついに要項が、いらっしゃい!
いやぁ、まちにまった・・・ですね。

ということで、モチベーションも新たに行ってまいりました。

夜間訓練。

さすがに試走は無理ですが、夜の山っていうのを堪能しようと。
ハリキッテいったわけです。

いきなり!つらい!超つらい。急登さすがにまいったぁ。。。
のぼりでダッシュするのはかなり危険なことが証明されました。

そういえば僕チンはじめてのスポーツシューズでの山登りとなりました。
いやぁ正直、低山でしたら、問題なかったんですが、とにかく新鮮でした。


月夜

だあれもいない山、高尾山ではこれから高尾山ビアマウントでビールだぁー!的なカップルばかり。
このときばかりはおれ達って?思いっきりクエスッチョン???
だったけど、景信山で夜景を見てるときなんか、・・・ねぇ。。。

それくらい綺麗な夜景。東京って恐ろしいよ。


小仏峠の狸さん

復路はおもいっきり夜になった。
僕のキンタマは縮みあがった!!
いま、マジ。シャレにならん怖さ。
お化け屋敷とは違う、リアルな怖さ。

いやお化けとかはいいけどさぁ、
コケタリ、滑ったり、変な動物に追っかけられたり、
イノシシとの遭遇の危険性もあったし。


新種?!偶然遭遇した狸さん

なんか  変態  が現れるし!

夜の山には危険がいっぱい。。。

歌を歌わないとやっていけなかったので、歌を歌いました。

ええ 超 爆音で。

あれは 誰も 近寄ら ない わぁ。
だってめっちゃビブラート効いてるし。
とにかく、かなりの美声が山に響いてた、そのギャップね。
最初は19だったりしたのが、河口とか、大地讃称とか歌い始め、
ハレルヤとか歌って。。。てかめっちゃ声大きいし!

でもね、それくらいの恐怖と開放感。


出た!天狗様!

高尾山に着いてからは、薬王院に寄って天狗様にご挨拶。
人恋しい僕らはにぎやかなビアガーデンに乗り込んで、

「みんな!たのしんでるかい!?」

って言って、、、思いっきりキョトンアイズを浴びせられ・・・。
ええ。嘘。よ。


すっかり夜

最後は超高速で下って、途中で…
変な人たちに遭遇し(あれはリアルに怖かった。向こうも怖かっただろうけど。(笑)
僕たちの怖すぎて楽しすぎた夜間歩行訓練は、無事に終わりましたとさ。       
                         

夜:―

【4日目】行く年来る年。鳳凰三山初日の出山行。

2011-11-01 20:28:48 | 南アルプスの山
2006年1月2日

鳳凰小屋(9:00) === 御座石鉱泉(13:08) === 穴山 === 高尾 === 自宅


1月2日の朝は雪

最終日。

雪が少なかったことや天気に恵まれたということもあって、
これまで計画通りに行動できた。
ただ、この日は起きたらすでに雪が降っていて、
時折けっこう激しく降っていた。

やっと、冬山に来た感じがした。
新たに30cmくらい一気に積もったんじゃないかと思う。


下山。雪の中で小休止するNobu兄

6:00起床。9:00出発。
下山日ではあるもののこの日も相変わらず出発が遅くなった。
反省しなければならない…。

鳳凰小屋から尾根伝いに御座石鉱泉に下る。
途中、ルートが細くなったり急な箇所があるので、
アイゼンを付け、ピッケルを携帯することにする。

なかなか長い下りだった。
お昼ごろには雪も止み、汗ばんでくる。


下山。雪の中で小休止する私

13:08、御座石鉱泉に到着。
ここまで下りてくればもう遭難することはない。
思っていたよりも順調に行動することができた4日間、
今回も無事に下山することができました。
Nobu兄、本当にお疲れさまでした。

ちなみに、御座石鉱泉の一軒宿でお風呂を頂いたのですが、
そこらじゅうがボロボロでもうホント最悪な風呂でした。
シャワーなんてなくって、蛇口からは水しかでなくって、
お湯は汚くって、もう二度と入りたくない。
まぁ、2006年1月2日現在の話ではあるけれど…。





今回の登山路を赤線で示した鳳凰三山付近の詳細地図です。
サムネイルになっているのでクリックしてご覧ください。

P.S. この地図はYAHOO!の地図サイトから勝手に取得し加工したものです。
もしも、大問題でしたらゴメンナサイ…。ご連絡を。


朝:味噌ペミカンによる味噌煮込みうどん

行く年来る年。鳳凰三山初日の出山行。

ちょこっと山歩きについて…

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