ちょこっと山歩き

山が大好きな30オトコの思い出登山日記です
が・・・ひとりごとはもっぱら「食」のコト

【4日目】金峰山から瑞牆山へ ~2004年、冬~

2011-12-10 21:03:39 | 奥秩父の山
2004年2月19日

富士見平 === 瑞牆山山頂 === 富士見平 === 増富温泉 === 韮崎 === 高尾
(※この日はコースタイムを記録していなかったため不明)


レビュファ!?瑞牆山山頂にて

今日は瑞牆山をピストンしてから下山。

記録をつけるのをサボってしまい、この日の時間的な記録が私の記録帳に
書かれていないために詳しいタイムを書くことはできない。無念。。。

富士見平から瑞牆山までのルートは、凍っていて滑りやすい箇所が
ところどころにあったもののルート自体はとてもはっきりしていたので順調に行けた。
ピッケルはまったく使用せず、と言うより持っていかず、
アイゼンは山頂からの下りで少し使ったくらいだった。

ゆっくり慎重に歩けばアイゼンも必要なかったろうと思われる。
(あくまで2004年2月時の話し)

残念ながら山頂に着いたときには霞がかかっていて周りの景色はあまり楽しめなかったけれど、
コーヒーなどを作りながら1時間くらいはのんびりしていた。

富士見平に戻り昼食をとり、テントを撤収して下山開始。


しかし、悪夢はここから始まった・・・・


瑞牆山荘までは普通の山道でなんにも問題なかったのだが、
この山荘から韮崎行きのバスが出ている増富温泉まではずっとコンクリートロード。

瑞牆山荘から増富温泉まで7㌔。

「2時間も歩けば着くな」と2人して余裕を吐いていたのは最初だけ。

長い!とにかくクソ長いのだ!

しかも、日陰の路面は凍りついていてツルツル滑りやがってまともに歩けない。
なんで、今更スケートなんてやらなきゃいけないんだと、
誰かさん(私です…)は笑われながらもアイゼンまで履き出す始末。

途中、何度となく地図と照らし合わせて現在地を確認するも、増富温泉は遠い。
最後は、バスがなくなる可能性まで出てきたので、重いザックを背負ったまま走った。

まったくありえない。

結局、最終のバスには間に合ったのだが、温泉には入れずにそのまま韮崎駅へ。
あのロードには本当に痛い目に合わされました。
お金に余裕のある人はタクシーを呼んだ方が無駄な体力を使わなくてすみますね。

韮崎駅付近でお風呂に入ろうとするも、手ごろなお風呂がなくそのまま鈍行に乗って帰京。
高尾駅近くの和民で打ち上げをして今回の山行も無事に終了。

お疲れ様でした。


朝:マーボー春雨 昼:フランスパン・シチュー

金峰山から瑞牆山へ ~2004年、冬~

【3日目】金峰山から瑞牆山へ ~2004年、冬~

2011-12-07 19:45:05 | 奥秩父の山
2004年2月18日

金峰小屋(8:37) === 金峰山山頂(9:17-10:17) === 大日岩(12:10-13:55) === 富士見平(14:42)


冬季小屋にて

6時30分起床。-9℃。寒すぎる。
外の雪もやみ、昨日の吹雪とはうってかわり良い天気になる模様。

八ヶ岳がきれいに見えていそうなので、2人してカメラを抱え外へ出る。
きれいなモルゲンロートを期待したもののそこまで染まらずに終わり少し残念。

でも、きれいだった。


朝焼けの八ヶ岳

小屋に戻り、朝ごはんを食べ、準備をしていざ出発。
靴紐なんかパリパリに凍り付いてしまって靴を履くのも一苦労だった。

金峰小屋から金峰山山頂までは30分ほど。
念のためアイゼンに加えピッケルも携帯した。

ルート上には昨夜小屋で一緒だった人のトレースがはっきりとついていたし、
ルートマークもきちんとあるのでルートはわかりやすかった。
ゆっくりゆっくりと頂上を目指して歩を進めて行った。

そして・・・・


金峰山山頂にて

午前9時17分。金峰山(2595m)登頂!
今回の山行の1番の目標であるだけにやっぱり嬉しい。

山頂では写真を撮ったり、携帯をいじったり、
1時間ぐらいのんびりしていた。
本当に天気も良くて、360度の展望が楽しめた。

次回の冬山はどこにしよう、な~んて山々を眺めながら考える。
南アルプスはまだまだレベルの桁が違うし、次は八ヶ岳かな、なんて密かに思う。
八ヶ岳だってそんなに甘くはないか。とも思う。

10時17分。次の目標である瑞牆山に向けて出発。
瑞牆山の方から金峰山を目指す登山者は多いのか、
ルート上にはトレースもしっかりついているし、
地図上で危険のマークがついていた千代の吹上付近も
そう難しくはなく順調に歩くことができた。

しかし、これも天気がすこぶる良かったことと、
例年に比べ積雪が少なかったことから言えることであって、
天気が悪かったり雪が多かったりすると、
千代の吹上付近はとても危険な場所となるであろうし、
ルートファインディングも一段と難しくなるであろうことは確実なので、
私たちはただ運がよかったのだろうとも思われる。


千代ノ吹上付近を行く

そんなこんなで大日岩に到着。金峰山山頂から約2時間。
ここから金峰山を眺めるとけっこう下ってきたことがわかる。

気温は-5℃。

ここまでくれば今日のゴール富士見平は見えたようなもの。
なので、ここにて昼食&大休止。

Kouさん持参のワンタンメンなどを作って食べる。
マジでうまいっ!

昼食後も寝っころがったりしながらのんびりする。
本当に気持ちが良かった。
結局ここでは2時間近く休んでしまった。

大日岩から富士見平までは休憩もとらず一気に下る。
14時42分富士見平到着。

途中の大日小屋付近にはテントも数張りあったものの、
富士見平には私たちだけだった。
富士見平で起きた昔の事件などは無視。

富士見平小屋はあり得ないぐらいホコリ臭い。
今日はテントを張ることにする。

富士見平周辺は木々に覆われているため風などの心配はそんなにない。
だから、ペグがなくてもテントは張れるのだ!

整地作業をしてテントを設営。
到着した時間が早かったこともあって
夕食までの時間は各々のんびり自由に過ごす。
私は山でのこんなひと時が大好きだ。

その夜はパスタを食べ、2人でバカをやりながら更けていった。


朝:お餅・昨夜の残り 昼:ワンタンメンetc. 夜:パスタ

【4日目】金峰山から瑞牆山へ ~2004年、冬~

【2日目】金峰山から瑞牆山へ ~2004年、冬~

2011-12-06 19:23:12 | 奥秩父の山
2004年2月17日

信濃川上駅(7:10) === 川端下(7:44-7:50) === 金峰山荘(9:10-9:20) === 砂防提(11:24-12:10) === 金峰小屋(15:57)

落ちたし。落ちた。痛いし。今朝の目覚めは最悪だった。
駅の長いすの上でシュラフにくるまり寝ていたら朝落ちた。
で、起きた。まったく…痛かった…。

6時過ぎ、掃除に来たおじさんに追い出されるように駅舎を出る。
しかたなく外で準備をして7時10分のバスに乗り起点の川端下へ。


廻目平付近を金峰山荘へ向けて歩く

川端下から廻目平まではコンクリートの道をただただ歩いてゆく。
バスだって余裕で通れる道幅だ。しかも雪なんて1cmも積もってない。

なんでバスを通さないんだ!

と、愚痴を吐きながら50分ぐらい硬いコンクリートを歩かされる。
しかし、本当に雪が見当たらないのだ。
山を見渡しても、今は冬だよな?
と疑いたくなるほど雪が見えない。

「なんだよ、なんだよ」と2人でぶつぶつ言いながら歩いていた。
それでも、廻目平までくるとやっと雪が現れる。
積雪は10cmぐらいだろうか。
ここからは轍に沿って金峰山荘まで約30分の平坦な道。

9時10分頃金峰山荘到着。ここにて大休止。


つららを食すKouさん(金峰山荘前にて)

金峰山荘からは轍も消え若干積雪も増えるも、
依然として平坦な道が続き歩きやすい。
道幅も車1台が通れるぐらいある。

右手に現れる小川山の壁を眺めたり、
河原で小休止しながらのんびりと歩く。
はっきり言って、つまらない道である。

道幅が狭まり、雪も一段と増えてくると砂防提は近い。
地図では金峰山荘から1時間20分と書いてあるも、私たちは砂防提まで2時間かかった。
以外に遠い気がしていたが、やはりそれなりに時間もかかっていた。

11時24分到着。ここで大休止&昼食をとる。

ちなみに、この砂防提からの金峰山はとってもどころじゃなく高く、
ぜんぜん高度を稼いでいないことを実感。登る気なくす…。


砂防提を過ぎると本格的な山道に

12時10分再び出発。ここからは本格的な山道。
ルートマークを見逃さないようにゆっくり慎重に登って行く。

30分ぐらい登ったところで傾斜がややきつくなりアイゼンを装着。
ずっしりと結構重いが、格段に歩きやすい。

雪も多いところでは膝上10cmぐらいある。

理由あって私がそのほとんどをラッセルするはめになったのだが、
ゆっくりとしたペースもあってかさほど疲れることもなく高度を稼いでいった。

しかし、あのラッセルの借りはいつか返してもらわなければな…。


ラッセル中の私

この日の気温は終始-5℃くらい。

途中(2300m付近)で天気が崩れ始め吹雪になり、
耳が痛くてもぎとれそうになるもなんとか金峰小屋に到着。

15時57分なり。

冬季小屋には先客がいたけれど一緒に使わせてもらうことにする。
風も強いしでテントなんて張ってられない。
しかも、翌日気づいたのだが、Kou様はペグを忘れてきてくれたらしい…。
あの状況ではテントを張ろうとも張れなかったのである。
冬季小屋に感謝!感謝!感謝!

その夜はニンニクを入れすぎてやけに辛過ぎる野菜炒めなどを食べ、
2人とも胃の調子に不安を抱えたまま就寝。
まったく誰があんな飯作りやがったんだ!って、私でした…。

ちなみに、このルート(尾根コース)自体はところどころトレースが無くなるものの、
ルートマークをしっかりたどっていけば迷う心配もなく難しくはないと思う。
ただし、行程が長いということには十分注意すべし。


朝:おにぎり 昼:フランスパン 夜:牛丼・野菜炒め

【3日目】金峰山から瑞牆山へ ~2004年、冬~

【1日目】金峰山から瑞牆山へ ~2004年、冬~

2011-12-05 21:46:18 | 奥秩父の山
2004年2月16日

高尾駅(17:16) === 小淵沢駅(19:31-19:45) === 信濃川上駅(20:25)

16:00にJR高尾駅に集合。

しょっぱなから私が肝心のお米を忘れる。
というハプニングに見舞われるも、なんとか切り抜け出発!

鈍行を乗り継いで信濃川上駅へ。
今日のお宿はここ。

寒い…。暗い…。

出発前に買ったカツ丼を食べ、隣ではKouさんがもうお酒を飲み、
最終の電車が通り過ぎるのを待って就寝。。。


夜:スーパーのカツ丼

【2日目】金峰山から瑞牆山へ ~2004年、冬~

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