流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

完・伊勢うどん

2016年02月21日 | 日記
お試しで
1セットだけ
取り寄せを した
伊勢うどん でしたが

あの
なんとも言えぬ 食感に
リピート しようかなあとも

讃岐うどん フリークが 聞いたら
言語道断 非難轟轟・・・な わけはないか 



というわけで
伊勢うどん・完結編を

元来
伊勢うどんは

地元で 採れる 
腰の弱い 性質の
小麦粉で 作られた

地元で 愛された
うどん だったのだそうですが

小生思うに
あの やさしい味と 食感は
 
近代以前

テクテクと
自らの足を たよりに

ようやく
伊勢に たどり着いた
お伊勢参りの 善男善女の
口と 胃と 心を 癒したのだと思います

そして

その 
癒された人の 笑顔を
我がことの 歓びとした
伊勢の 人たちの 心をも 
癒したのでは ないでしょうか?

つまり 
伊勢うどんは 
癒やしのうどん だと思うのであります

うどんに 限らず

作る人 食べる人
それぞれが お互いに
笑顔に いられる ものだけが

本当に 美味いものであり 
永く 続いていくもの なのでしょうね

以上 
面食い ならぬ 麺喰い和尚が
長々と 三回に わたって 綴った 伊勢うどん話 でした
コメント
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