流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

これでもかの

2012年01月26日 | 日記
寒そ~な写真で恐縮ですが



今日も寒い位置にしでしたね (^_^;)
この冬一番の寒波という呼び声に恥じない キリリとした寒さです

氷を割って厚さを見ようと こぶしでゴン! ?・?・? 割れません
それではと、石で割ってみたら・・・・・なんと1センチをゆうに超えた厚い氷が

日が高くなっても
気温は上がらず 午後からは風も強まって
結局、日が当たらない場所では 朝に張った氷も溶けずに夜を迎えました

こんなときは無理をせず
冬籠りできる人は じっと冬籠りに徹しましょう
冬籠りができない人は 高くなりはじめた日の光を感じながら 冬を満喫しましょう (>_<)
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雪のベールが

2012年01月25日 | 日記
この冬一番の寒波という
天気予報に間違いはなく
今朝は、雨水バケツに氷が張っていました
やっぱり寒いなぁと・・・玄関の火鉢に炭を足して始まった一日

午後には
チラ・ホラと雪が舞い始めたと思ったら
あれよあれよという間に 雪のベールに包まれて



ちょっと想像してみて下さい
あかあかと燃える薪ストーブ 
薪ストーブの上には 湯気の立っているヤカン  ・・・なんと暖かそうな (^_^)

以上
マッチ売りの少女ならぬ、薪ストーブ想いの和尚・・・でした (^_^;)
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今冬一番

2012年01月24日 | 日記
今週は
この冬一番の寒波が日本列島を覆うとの予報です

空を見上げると
なるほど 昨日よりも寒そうな整列具合の雲の流れ
夕方には そんな雲の集団からチラリ・ホラリと 雪が舞い落ちました



雲が
隊列を組んで南に走って行くのを見ると
アジア大陸のはるか彼方からの 冷たい北風の波状攻撃を実感しますね 
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北からの

2012年01月23日 | 日記
午後から
かなり風が強くなり
空を見上げれば北からの冷たそうな贈り物が続々と飛んできています

北風に向かって飛ぶ鳥も 寒かろうになぁ・・・と 



夕方には
高速を走っていると
車体が時おりグラリと揺れるのを感じるほどでした
明日からは さらにグッと寒くなるそうです 暖かくして過ごしましょう 
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霧の朝

2012年01月22日 | 日記
今朝
6時前に外に出たら裏山に霧がかかっていました

空気もかなり湿っていたので
これから霧に包まれるかなと思いつつ坐禅会
坐禅会が終わって 8時半頃に外に出てみると



8時半でこの霧具合だとすると
坐禅会の最中の市内は 濃霧の世界だったはず
車の運転や、船の運航に携わっている方々にとっては大変な朝だったことでしょう・・・

さて
昨日、予告した中国人の来訪者のお話しです (長くなりますが、ご容赦ください)

時おり小雨の降る木曜日
「コンニチハ~!あなたセンセイ?」と突然の来訪者
 あっけにとられていると
「わたしフキョウト!あなたケイケンする?」
 この人・・・いったい何者?中国語訛り?

 彼は、さらに
「わたしフキョウト!フキョウト!チュウコクからきた!ミタフある!センセイ、チソー、クァンイン、ケイケンする?」
 布教? 不況? 忠告? 経験する?・・・何かの宗教の勧誘?
 さらに、繰り返して
「わたしフキョウト! ~ ~ ~ ~ ~」と続きます ? ? ?
 
 結局、筆談になって判明したのは
「私は仏教徒。阿弥陀仏を持っていますが、地蔵と観世音の開眼をしてもらえますか?」ということでした (^_^;)
 
 さらに、はてな?な会話と、筆談が続いたのですが~中略~

 お地蔵さまと 観音さまの開眼供養を無事終えて、最後に、お焼香をしていただく段になったときのことです

 どうも、中国ではお焼香という作法をしていなかったらしく
 香炉を前に、五体当地(両膝・両肘・額を地につける礼拝の仕方)を始めました

 一拝目が終わり二拝目
 二拝目が終わり三拝目
 この三拝目で終わりかな?と思ったときです
 畳に額を当てたまま・・・・・動かなくなりました
 
 正確な時間は分かりません
 でも、線香の減り具合でいくと
 3分が経ち、5分が経ち、それでも動きません
 ようやく、ちょっと動いた、と思っても額は上がりません、
 線香がとぼってしまったので、また線香を折って香炉に足しても、まだ動きません
 10分が過ぎ、15分になろうかというところで、ほかのお客様がお越しになったので
「宜しいか?」と、肩にそっと手をかけると、ずっと額を付けていた為に真っ赤になった顔をあげて
「アリカトウ!」と、にっこり笑って答えてくれたのです

 無事に開眼が出来たことで
 嬉しそうに笑いながら挨拶をして帰る彼の後ろ姿を見ながら
「祈る」ということの大切さを 考えずにはいられませんでした
 
 中国から遠く離れた
 言葉もよく分からぬ日本にきて
 彼は、何を祈っていたのでしょうか?
 仕事のこと?家族のこと?これからのこと?
 それが何であったのかは、知る由もありません
 ただ、
 五体投地で 身じろぎもせずに5分10分15分と祈っていた姿
 
 ただ、ひたすら、「祈る」ということの大切さを 一人の名も知らぬ中国人から あらためて教わった出来事でした
コメント (2)
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