昨晩のフィギュアスケート シングル女子
日本代表の坂本花織選手がショート・フリーともノーミスの演技で銅メダル
おめでとうございます。
浅田真央さんのバンクーバー五輪銀メダル以来
坂本選手は、平昌五輪以降4回転やトリプルアクセルに挑戦している情報は時折聞こえてきていたものの、北京五輪は高難度ジャンプをいれず、技の完成度・プログラムの完成度を上げる戦略で臨んだ
優勝候補のロシア ワエリア選手のフリーでの失速には驚きましたが、このチャンスにしっかり表彰台を掴みとったのは、坂本選手がその位置にいたから。
本当、試合は何が起こるかわからない、だから自分から諦めてはいけない・・・とつくづく思いました。
ドーピング問題で周囲が騒がしかったにもかかわらず、試合と自分に集中できていたのも勝因のひとつ
中野園子コーチが試合後、坂本選手のメダルについて「運が良かっただけ」と語ったそうですが、続いて「その運を引き寄せるたのは(坂本選手の)人一倍の努力」と。
報われない努力も多くあるけど、「チャンスをつかめるのは努力をした人だけ」という言葉を思い出しました。
樋口新葉選手は5位
オリンピックでのトリプルアクセルの成功、おめでとうございます。
河辺愛菜選手は悔しい結果となってしまいましたが、これからに期待しています。
ここ数年の女子のシングルはロシア勢の高難度プログラムに圧倒されり話題が中心でしたが、その中でヨーロッパ勢の健闘も光るものを感じました。
ベルギーのヘンドリクス選手の洗練されたプログラムはまた見たくなるプロでした。
坂本選手のプログラムを振り付けているリショー氏のプログラムも多くあって人気ぶりが伺えます。
今回の坂本選手のメダル獲得でさらにオファーが殺到するのではないでしょうか。
複数の選手は元ロシア所属で国籍変更しての出場でしたが、プログラムにも個性があって見ていて楽しかったです。
ロシアからの帰化選手がその国の代表枠を取ることになりますが、世界選手権で躍進すれば複数の出場枠を持ち帰ることもできるのですから、最終的に各国の競技レベルを上げることに貢献することになれば良いなと思います。
3月末の世界選手権も楽しみになってきました。
選手の皆さん、お疲れ様でした。
早くドーピング問題に決着がつくことを願います。