この週末はフィギュアスケートの大会が複数あり、その好成績にファンは多いに盛り上がった。
国内では全日本ジュニア選手権が行われ、男子では4回転ジャンプ3本を決めた三浦佳生選手が7位からの逆転優勝
上位5人のうち4人がフリーで4回転ジャンプに挑んだ大会だった。
女子ではノービス世代の島田麻央選手が4回転ジャンプを決めて4位からの逆転優勝
総合力で勝負した住吉りをん選手は演技構成点で高得点を得たが、終盤のジャンプの取りこぼしが痛かった。
個人的に驚いたのがアイスダンスに出場した組が5組あったこと。
それぞれに違った個性があるように感じられ、このまま長く競技に挑戦して欲しいと思った。
国際大会ではポーランドでワルシャワ杯が行われ、男子シングルスで山本草太選手が優勝
アイスダンスでは村元・高橋組が自己ベスト(=日本人最高得点)を更新して2位に入った。
髙橋大輔選手にとっては7年ぶりの国際大会での表彰台
まだ世界トップ選手との距離はありますが、35歳の挑戦を取り上げる週明けのニュースは多かったですね。
NHK杯の際に年齢を重ねて疲労のコントロールが大変と語っていましたが、2週連続、移動を伴う大会だったので、しっかりコンディショニングを行って年末の全日本選手権に挑んでもらいたいです。
グランプリシリーズフランス大会では女子樋口新葉選手が3位に入り、ロシア勢の表彰台独占を阻止。
そして男子では鍵山優真選手、佐藤駿選手が1位、2位の好成績を収めました。
鍵山選手は2大会優勝でトップ成績でグランプリファイナルの出場を決めました。
ネイサン・チェン選手や宇野昌磨選手との対決が楽しみです。
大会結果のニュースを追いかけるのも楽しい週末でした。
鍵山選手・佐藤選手は高校3年生でノービス・ジュニア時代から切磋琢磨し合ってきた中。
この二人が表彰台で並ぶ姿を国内大会では数多く見てきましたが、いよいよ国際大会でも・・・と思うと嬉しいです。
最後に、フランス大会を伝える記事に、鍵山・佐藤選手を含む記者会見の模様がありました。
3位はアメリカのブラウン選手で、佐藤選手はブラウン選手に逆転での2位でした。
そのブラウン選手に若手の鍵山・佐藤選手へのアドバイスを求めた記者がいてその模様が報じられていました。
人望の厚い温厚なブラウン選手ですから丁寧に回答をしていました。
ただ、個人的には現役選手、同じ大会で戦い合った選手への質問としては大変失礼なものではないかと思いました。
譲ってブラウン選手が優勝して2,3位の選手にアドバイスを送るならまだしも、逆転負けの立場の選手にする質問ではないと思います。
先日のMBLの大谷選手の帰国会見でも記者の質問に疑問の声が多数あがりました。
一流の選手は無難に回答をしますが、記者はそこに甘えずに、選手をきちんとリスペクトした質問をしてほしいものです。
同時に、報じる側も受け取る側も”微笑ましいエピソード”に流されないようにしたいものです。